2019年12月24日(火)



「本日2019年12月24日(火)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. December 24th, 2019), 262 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2019年12月24日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計262冊でした。

 

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計371日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

 

 

 



2019年12月24日(火)日本経済新聞
ユニゾ、独立維持へ奇策 従業員買収、非上場化へ 「友好的」ファンドが資金 争奪戦決着
(記事)





2019年12月23日(月)日本経済新聞 公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
株式会社チヨセア投資
(記事)





R1.12.24
株式会社チトセア投資
公開買付開始広告
(EDINET上と同じhtmlファイル)


R1.12.24 09:47
株式会社チトセア投資
公開買付届出書 対象: ユニゾホールディングス株式会社  
(EDINET上と同じPDFファイル)


R1.12.24 10:14
ユニゾホールディングス株式会社
意見表明報告書 対象: 株式会社チトセア投資
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


R1.12.24 10:08
ユニゾホールディングス株式会社
訂正意見表明報告書 対象: サッポロ合同会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R1.12.24 09:32
ユニゾホールディングス株式会社
臨時報告書  
(EDINET上と同じPDFファイル)


 


2019年12月23日 18時01分
ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社
ブラックストーンによるユニゾホールディングス株式会社(証券コード:3258)との協議の状況に関するお知らせ
Blackstone Announces Update on Discussions with UNIZO Holdings (Securities Code: 3258)
ttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000049930.html

プレスリリースファイル
ttps://prtimes.jp/a/?c=49930&r=11&f=d49930-11-pdf-0.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

参考資料ファイル
ttps://prtimes.jp/a/?c=49930&r=11&f=d49930-11-pdf-1.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 

 



ユニゾホールディングス株式会社に対する公開買付に関する最近のコメント@↓

2019年9月29日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/20190929.html

2019年10月3日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191003.html

2019年10月7日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191007.html

2019年10月16日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191016.html

2019年10月18日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191018.html

2019年10月22日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191022.html

2019年10月25日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191025.html

2019年10月26日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191026.html
 
2019年10月29日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191029.html

2019年10月30日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/201910/20191030.html

 

 

 


ユニゾホールディングス株式会社に対する公開買付に関する最近のコメントA↓

2019年11月12日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/201911/20191112.html

2019年11月16日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/201911/20191116.html

2019年11月19日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/201911/20191119.html

2019年11月23日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/201911/20191123.html

2019年11月26日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/201911/20191126.html

2019年12月1日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/201912/20191201.html

2019年12月14日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/201912/20191214.html

2019年12月15日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/201912/20191215.html

2019年12月19日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/201912/20191219.html

2019年12月23日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/201912/20191223.html

 


マネジメント・バイアウト(MBO)や発行者による公開買付に関する過去のコメント↓

2019年9月11日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/20190911.html

 

 


【コメント】
ユニゾホールディングス株式会社が"Employee Buyout"(EBO、エンプロイー・バイアウト)を行うという事例について、
昨日のコメントに追記をする形で、一言だけ書きたいと思います。
紹介している本日2019年12月24日(火)付けの日本経済新聞の記事の冒頭には、
「ユニゾホールディングスの争奪戦が決着する見通しになった」と書かれています(見出しにも「争奪戦決着」と書かれています)。
しかし、例えば昨日紹介した毎日新聞の記事には、次のように書かれています。

>ユニゾに株式の公開買い付け(TOB)をしている米投資ファンドなどの買収提案を全て拒否して対抗策を打ち出したが、
>ファンドの対応次第では混乱が長引く可能性も残る。

今年7月のエイチ・アイ・エスによる公開買付の公開買付価格は3,100円であったことを考えますと、
従業員側が提示している5,100円という公開買付価格はあまりにも高過ぎますので、この価格以上の公開買付価格を提示する
買収提案者は現れないと考えられますが、それでも仮に5,100円を上回る公開買付価格を提示する買収提案者が現れた場合は、
ユニゾホールディングスを巡る混乱は長引く可能性はあると言えばあると言えるでしょう。
現時点で「争奪戦決着」と表現するのは、ややユニーク("unique")かもしれません。
また、昨日紹介したロイターの記事には、自社の従業員達が会社を買収することを意思決定したことを受けて、
ユニゾホールディングス株式会社は「ブラックストーンなど他の提案者との協議もすべて終了する。」と書かれていますが、
仮に経営陣が株式売却の機会を提供することによって市場の投資家(一般株主)に恩恵をもたらすことを最大限考えるならば、
公開買付価格の最大化を目指すべく今後とも他の買収提案者たちと協議を継続するということを行うべきでしょう。
他の買収提案者たちの誰かが5,100円を上回る公開買付価格を提示しないという保証はどこにもないわけですから。
「他の買収提案者たちとの協議を早期に打ち切ることによって従業員に便宜を図っているのではないか。」
ユニゾホールディングス株式会社の経営陣は物言う株主や一般株主からそう疑われてしまうでしょう。
従業員の挙手は決定票("deciding vote")ではありません。
従業員は買収提案者の1人("one of the proposers")に過ぎないはずです。
さっきはユニーク("unique")という表現を用いましたが、
従業員による買収表明は"unanimous"(満場一致の、同意見の、みな賛成だ)を無条件でもたらすものでは決してないはずです。
ユニゾホールディングス株式会社の経営陣にとっては買収を表明している従業員の中に懇意の部下がいるのかもしれませんが、
相手が部下だろうが上司だろうが恩人だろうが、私情を挟まないのが受託者責任のはずです。
従業員からの買収提案を受けてユニゾホールディングス株式会社の経営陣は2020年5月末までに総退陣する予定である
とのことですが、公開買付価格を低く抑えることの見返りに再就職先を部下(買収を提案している従業員)から紹介してもらう
約束になっているのではないか(だからまるで出来レースであるかのように協議を即座に打ち切ったのではないか)、
の恐れありと投資からは見えることでしょう。
企業買収の文脈においては「ゴールデン・パラシュート」や「ティン・パラシュート」という言葉がありますが、
この場合はさしずめ「ユニカラー・パラシュート」といったところでしょうか(ユニカラーというのは三菱鉛筆のブランド名ですが)。
ユニゾホールディングス株式会社の経営陣は会社の労働組合("union")とも再就職について話が付いているのかもしれません。
経団連や春闘ではありませんが、たとえ懇意の部下が中にいようとも、従業員側とも公開買付価格の引き上げの交渉を行っていく、
ということがユニゾホールディングス株式会社の経営陣には投資家の利益のために求められるはずです。
改めて考えてみますと、春闘だ賃上げ交渉だと言っている時点で、被雇用者というのは会社外部の存在だということなのです。
取締役が会社と報酬の引き上げの団体交渉を行う、などということは決してないわけです。
「皆さん、部下達に任せてやって下さい。私共の有能な部下達です。」が通用するのは永田町だけです。
ここは兜町なのです。
「勝って兜の緒を締めよ。」と言います。
他の買収提案者の中には、まだ兜を脱いでいない提案者もいるのかもしれないわけですから。