2021年2月13日(土)



「本日2021年2月13日(土)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. February 13th, 2021), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年2月13日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計788日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



2021年2月11日(木)日本経済新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
ウプシロン投資事業有限責任組合
無限責任組合員 META Capital株式会社
(記事)





R3.02.10
ウプシロン投資事業有限責任組合 
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)




R3.02.10 17:15
ウプシロン投資事業有限責任組合
訂正公開買付届出書 対象: 澤田ホールディングス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)



2021年2月12日
澤田ホールディングス株式会社
ウプシロン投資事業有限責任組合による当社株券に対する公開買付けの買付条件等の変更に関するお知らせ
ttp://www.sawada-holdings.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/02/shdpress20210212.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)


 


「EDINETの『公告閲覧(一覧)画面』のキャプチャー画像(公開買付期間=計247営業日)」

「EDINETの『書類検索結果』のキャプチャー画像(公開買付期間=計247営業日)」

 

 



注:
公開買付者が公開買付期間延長のための訂正公開買付届出書を提出したのは2021年2月11日(木)であったわけですが、
対象会社である澤田ホールディングス株式会社は2021年2月12日(金)に2021年3月期第3四半期四半期報告書を提出しました↓。


R3.02.12 09:45
澤田ホールディングス株式会社
四半期報告書−第64期第3四半期(令和2年10月1日−令和2年12月31日)
(EDINET上と同じPDFファイル)



一方で、2021年3月期第3四半期の業績に関しては、澤田ホールディングス株式会社は、
「2021/01/26 17:00」に東京証券取引所のTDnet(適時開示情報閲覧サービス)に
「2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を開示し、
「2021年1月26日」に自社ウェブサイト上に「決算短信」と「決算説明資料」をアップロードしています↓。


決算短信
ttp://www.sawada-holdings.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/01/shdtanshin2021-01-26.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

決算説明資料
ttp://www.sawada-holdings.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/02/shdfpaper2021-01-26.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



「決算短信」自体はTDnetに開示されているPDFファイルと自社ウェブサイト上にアップロードしているPDFファイルは
同じなのですが、「決算説明資料」は自社ウェブサイトにはアップロードされていますがTDnetには開示されてはいません。
発行者による決算関連情報の開示は発行者の株式の本源的価値に影響を与えるのですが、
「投資家はどの開示情報に基づいて株式の本源的価値を再算定するべきなのか?」
という問いには現行の証券制度上絶対的な答えはないように私には思えます。
ただ、参考までに書きますと、少なくとも法定開示書類上は
「株式の本源的価値の算定の基となる開示情報は有価証券報告書と四半期報告書である。」という考え方に立っているようです。
つまり、発行者による他の開示情報(適時開示情報等)は株式の本源的価値の算定根拠とは見なしていないということです。
ウプシロン投資事業有限責任組合が「R3.02.10 17:15」に提出した訂正公開買付届出書の記載を紹介します↓。

第5【対象者の状況】
4【継続開示会社たる対象者に関する事項】
(10/10ページ)

 

 



ウプシロン投資事業有限責任組合による澤田ホールディングス株式会社株式に対する公開買付についての過去のコメント↓。

2020年2月24日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202002/20200224.html

2020年5月5日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200505.html

2020年5月24日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200524.html

2020年5月27日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200527.html

2020年6月10日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200610.html

2020年6月19日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200619.html

2020年7月6日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200706.html

2020年7月15日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200715.html

2020年8月2日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200802.html

2020年8月17日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200817.html

2020年8月27日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200827.html

 

 


2020年9月9日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/20200909.html

2020年9月24日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/20200924.html

2020年9月29日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/20200929.html

2020年10月3日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/202010/20201003.html

2020年10月18日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202010/20201018.html

2020年11月3日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202011/20201103.html

2020年11月18日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202011/20201118.html

2020年12月3日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/202012/20201203.html
 
2020年12月19日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/202012/20201219.html

2020年12月28日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202012/20201228.html

2021年1月19日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/20210119.html

2021年2月4日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/202102/20210204.html
 

 

 



【コメント】
ウプシロン投資事業有限責任組合による澤田ホールディングス株式会社株式に対する公開買付について動きがありました。
公開買付期間がさらに延長され、公開買付期間は2021年2月26日(金曜日)まで延長され「247営業日」となりました。
公開買付期間の延長の理由や目的について、提出されている法定開示書類やプレスリリースを見てみましょう。
ウプシロン投資事業有限責任組合が「R3.02.10 17:15」に提出した訂正公開買付届出書には、
モンゴルの中央銀行(金融規制当局)であるモンゴル銀行からの事前承認について、次のように書かれています。

3 【訂正前の内容及び訂正後の内容】 第1 【公開買付要項】 6【株券等の取得に関する許可等】 (訂正後)
(9/10ページ)

>対象者の株主の構成の変更について決議・協議したハーン銀行の株主総会の議事録を追加で提出すること

>公開買付者としては、モンゴル法上、対象者の株主の構成の変更はハーン銀行の株主総会の決議事項ではなく、
>対象者の株主の構成の変更について決議・協議したハーン銀行の株主総会の議事録の提出の要請は、
>ハーン銀行が自発的に株主総会を開催し、対象者の株主の構成の変更について決議・協議した上で、
>当該決議に係る議事録を提出することを求めているものと理解しております。
 
2021年2月4日(木)のコメントで私は、モンゴル銀行による事前承認の審査について、次のように書きました。

>メールに「可及的に速やかに連絡する」と書かれていたということは、事前承認の審査はいよいよ大詰めなのでしょう。

しかし、このたび提出された訂正公開買付届出書を見て、事前承認の審査はいよいよ大詰めを迎えているどころか、
「公開買付期間は後どれくらい延長されるのだろうか。」と率直に言って思いました。
訂正公開買付届出書に記載されている通りであるならば、ハーン銀行はこれから臨時株主総会を招集しなければなりません。
モンゴル国の会社法については分かりませんが、例えば日本の会社法の規定であれば、
会社が臨時株主総会を招集する意思決定をしてから実際に臨時株主総会を開催するまで最短でも丸4週間かかります。
事前承認の審査を行うモンゴル銀行がハーン銀行の株主総会の議事録を提出することを公開買付者に対し要請している以上、
公開買付者としては最低でも後4週間は公開買付期間を延長しなければならない、ということになります。
公開買付者は2021年2月5日に対象会社を通じてハーン銀行へ株主総会の招集を依頼したとのことですが(いつ頃までに行って
ほしいかについては明示していないとのことです)、仮にモンゴル国の会社法の規定が日本の会社法の規定と同じだと
仮定すると、公開買付者は最短でも2021年3月5日にならなければ株主総会の議事録を提出することは決してできないわけです。
つまり、公開買付期間を2021年2月26日(金曜日)まで延長することに全く意味がない(再延長を前提にした延長だ)わけです。
訂正公開買付届出書にも記載されていますように、対象者の株主の構成の変更はハーン銀行の株主総会の決議事項ではない
と私も思うのですが、議論の都合上そのことは所与のこととしますと、株主総会の議事録の提出については
そもそも事前承認の審査の初期段階で公開買付者に対し要請するべきことなのではないかと私は思いました。
今になってこれでは、モンゴル銀行は実は事前承認の審査をする気が始めからないのではないかと私は疑いたくなるくらいです。
率直に言いますと、なぜモンゴル銀行は「確認結果を可及的に速やかに連絡する」などとメールで伝えたのだろうかと思いました。

Notwithstanding the fact that almost 1 year is about to have passed since a tender offerer commenced
a negitiation with the Bank of Mongolia, Khan Bank LLC must call an extraordinary meeting of shareholders now.

公開買付者がモンゴル銀行と交渉を開始してからほとんど1年が過ぎようとしているにも関わらず、
ハーン銀行はこれから臨時株主総会を招集しなければなりません。