2020年9月24日(木)



「本日2020年9月24日(木)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」




Today (i.e. September 24th, 2020), 276 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年9月24日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計276冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計646日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 



2020年9月24日(木)日本経済新新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
ウプシロン投資事業有限責任組合
無限責任組合員 META Capital株式会社
(記事)




 

R2.09.18
ウプシロン投資事業有限責任組合 
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)



R2.09.18 16:45
ウプシロン投資事業有限責任組合
訂正公開買付届出書 対象: 澤田ホールディングス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)



R2.09.23 16:33
澤田ホールディングス株式会社
訂正意見表明報告書 対象: ウプシロン投資事業有限責任組合
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 



2020年9月18日
澤田ホールディングス株式会社
ウプシロン投資事業有限責任組合による当社株券に対する公開買付けの買付条件等の変更に関するお知らせ
ttp://www.sawada-holdings.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/shdpress20200918.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)





2020年9月23日
澤田ホールディングス株式会社
ウプシロン投資事業有限責任組合による当社株券に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ
ttp://www.sawada-holdings.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/shdpress20200923.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



ウプシロン投資事業有限責任組合による澤田ホールディングス株式会社株式に対する公開買付についての過去のコメント↓。

2020年2月24日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202002/20200224.html

2020年5月5日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200505.html

2020年5月24日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200524.html

2020年5月27日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200527.html

2020年6月10日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200610.html

2020年6月19日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200619.html

2020年7月6日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200706.html

2020年7月15日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200715.html

2020年8月2日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200802.html

2020年8月17日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200817.html

2020年8月27日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200827.html

2020年9月9日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/20200909.html

 

 

 



【コメント】
ウプシロン投資事業有限責任組合による澤田ホールディングス株式会社株式に対する公開買付について動きがありました。
公開買付期間がさらに延長され、公開買付期間は2020年10月6日(火曜日)まで延長され「153営業日」となりました。
ただ、今回の公開買付期間の延長は、「状況に少しだけ動きがあった。」などというものではありません。
「公開買付者がモンゴル中央銀行から事前承認を与えない旨の通知文書を受領した。」という
公開買付を通じて株式を取得する目的そのものを否定する事態が起こったのです。
「公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ」が掲載されていたのは、
本日2020年9月24日(木)付けの日本経済新新聞の朝刊であったわけですが、
EDINETに「公開買付条件等の変更の公告」と「訂正公開買付届出書」が提出されたのは2020年9月18日(金)だったようですし、
澤田ホールディングス株式会社のウェブサイトで関連するプレスリリースが発表されたのも2020年9月18日(金)となっています。
「公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ」の日刊新聞への掲載が1週間近くも遅滞した理由については分かりません。
そして、対象会社である澤田ホールディングス株式会社は、公開買付者がモンゴル中央銀行から事前承認を与えない旨の
通知文書を受領したことを受けて、公開買付に反対する意見を表明する意思決定をしました。
澤田ホールディングス株式会社は、EDINETに訂正意見表明報告書を2020年9月23日に提出していますし、
また、自社ウェブサイト上で意見表明に関するプレスリリースを2020年9月23日に発表しています。
まず、ウプシロン投資事業有限責任組合が「R2.09.18 16:45」に提出した訂正公開買付届出書には、
モンゴルの中央銀行(金融規制当局)であるモンゴル銀行からの事前承認について、次のように書かれています。

3 【訂正前の内容及び訂正後の内容】 第1 【公開買付要項】 6【株券等の取得に関する許可等】
(訂正後)
(9/10ページ)

ウプシロン投資事業有限責任組合は、現時点では事前承認を取得することはできていないものの、決して撤退を決めてはおらず、
モンゴル銀行からの事前承認を取得するために取り得る対応を検討することが最善であると考えているとのことです。
ウプシロン投資事業有限責任組合は、これからモンゴル銀行に接触しモンゴル銀行から事前承認の申請を承認する旨の判断を
得る余地があるか否かまたある場合にはどのような対応を取る必要があるかについて確認をする、とのことです。
次に、澤田ホールディングス株式会社が「R2.09.23 16:33」に提出した訂正意見表明報告書には、次のように書かれています。

3 【訂正前の内容及び訂正後の内容】 3 【当該公開買付けに関する意見の内容、根拠及び理由】
(2) 意見の根拠及び理由
(3〜4/5ページ)

澤田ホールディングス株式会社は、今後の交渉の結果モンゴル銀行が事前承認を与えた場合は公開買付への賛否について
再検討する方針ではあるのですが、今のままでは議決権の停止に伴いハーン銀行が連結子会社ではなくなる恐れがあることから、
自社のグループ経営戦略を鑑みて、事態の好転を強く願いつつも現時点では公開買付に反対することを決定したのでしょう。

To my surprise, the matter has suddenly been turned.
A tender offerer has received a letter saying that the Mongolia Bank can't approve an application for the prior approval.
And, in response to a letter ruling in question, a subject company has determined that it opposes a tender offer.

驚いたことに、事態が急転直下一変しました。
公開買付者がモンゴル銀行は事前承認の申請を承認することはできない旨記載された文書を受領したのです。
そして、件の事前確認を受けて、対象会社は公開買付に反対することを決定しました。