2020年7月15日(水)



「本日2020年7月15日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」




Today (i.e. July 15th, 2020), 516 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年7月15日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計516冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計575日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 


2020年7月15日(水)日本経済新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
ウプシロン投資事業有限責任組合
無限責任組合員 META Capital株式会社
(記事)


R2.07.13
ウプシロン投資事業有限責任組合  
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)


R2.07.13 16:07
ウプシロン投資事業有限責任組合
訂正公開買付届出書 対象: 澤田ホールディングス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)



2020年7月13日
澤田ホールディングス株式会社
ウプシロン投資事業有限責任組合による当社株券に対する公開買付けの買付条件等の変更に関するお知らせ
ttp://www.sawada-holdings.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/shdpress20200713.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



 

「澤田ホールディングス株式会社株式の公開買付の発表日(2020年2月20日)以降の値動き」

 

 


ウプシロン投資事業有限責任組合による澤田ホールディングス株式会社株式に対する公開買付についての過去のコメント↓。

2020年2月24日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202002/20200224.html

2020年5月5日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200505.html

2020年5月24日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200524.html

2020年5月27日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200527.html

2020年6月10日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200610.html

2020年6月19日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200619.html

2020年7月6日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200706.html

 

 



【コメント】
ウプシロン投資事業有限責任組合による澤田ホールディングス株式会社株式に対する公開買付について少しだけ動きがありました。
公開買付期間がさらに延長され、公開買付期間は2020年7月29日(水曜日)まで延長され「107営業日」となりました。
前回公開買付期間が延長されたのは2020年6月30日(火)であったわけですが、その時に提出された法定開示書類を読む限り
2020年6月30日(火)の時点で必要な事前承認を取得できる見込みは全く立ってなかったわけです。
私はコメントを書いた2020年7月6日(月)以降、前回同様、「さらに延長されるのかもしれないな。」とは思っていましたが、
「やっぱりその予感通りになったなあ。」と思っているところです。
ただ、このたび提出された法定開示書類を見ますと、必要な事前承認を取得できる見込みが一定度立ったかのように思えます。
ウプシロン投資事業有限責任組合が「R2.07.13 16:07」に提出した訂正公開買付届出書を見てみましょう。

第1【公開買付要項】
3【買付け等の目的】
(2) 本公開買付けの実施を決定するに至った背景、目的及び意思決定の過程並びに本公開買付け後の経営方針
@ 本公開買付けの実施を決定するに至った背景、目的及び意思決定の過程
(訂正後)
(5/7ページ)

>提出することを要請された情報・書面の取得、作成等は既に開始しており、公開買付届出書の訂正届出書の提出日までの
>取得、作成状況から同月内には対応できると公開買付届出書の訂正届出書の提出日において判断しており、

訂正公開買付届出書によりますと、当局(モンゴル国の金融当局であるモンゴル銀行)への書類提出は「7月内には対応できる」、
とのことであり、2020年6月30日(火)の時点と比較すると状況は一歩前進であるかのように思えます。
ただ、公開買付者であるウプシロン投資事業有限責任組合がハーン銀行の子会社化のために真に取得せねばならないのは、
「第三者から取得する必要のある情報・書面」ではなく「当局からの承認」であるわけです。
ウプシロン投資事業有限責任組合側がモンゴル銀行に対し「第三者から取得する必要のある情報・書面」を提出した後、
モンゴル銀行はウプシロン投資事業有限責任組合側に対しハーン銀行の支配株主の異動に関して審査をするわけです。
「第三者から取得する必要のある情報・書面」を取得することが事前承認を取得するための最終ハードルでは決してないのです。
率直に言えば、モンゴル銀行は今ウプシロン投資事業有限責任組合側に対し審査をすることすらできないでいる状態なのです。
ウプシロン投資事業有限責任組合側は「第三者から取得する必要のある情報・書面」を7月中に取得することはできると思います。
しかし、モンゴル銀行から事前承認を7月中に取得することができるかどうかについては依然として不明であると私は思います。
「事前承認を取得できない見込みとなった場合」についても考えなければならないのかもしれないなと思いました。


Quite contrary to a passage from the Bible, even if you ask, it will not always be given you.
That is to say, a submission of required documents to the authorities doesn't always mean
an acquisition of an approval from the authorities.
"A submission of required documents to the authorities" is merely "necessary" (a necessary condition).
It's not "sufficient" (a sufficient condition) at all.

聖書の一節とは正反対に、求めても与えられるとは限らないのです。
すなわち、要請された書面を当局へ提出することは、当局からの承認を取得することを意味するとは限らないのです。
「要請された書面を当局へ提出すること」は「必要である」(必要条件)というに過ぎません。
「十分である」(十分条件)では全くないのです。