2020年11月7日(土)



「本日2020年11月7日(土)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. November 7th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年11月7日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計690日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



2020年11月5日(木)日本経済新聞
大戸屋HD、経営陣刷新 「来期までに黒字化させる」 創業家出身のも三森取締役
(記事)





2020年10月20日
株式会社大戸屋ホールディングス
臨時株主総会招集ご通知
ttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00928/98728c23/4580/4754/b379/4ef3cba6111a/140120201015404052.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年11月4日
株式会社大戸屋ホールディングス
代表取締役の異動に関するお知らせ
ttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00928/0f5879fa/402f/4028/aaff/12b8c28ad23c/140120201103414574.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年11月4日
株式会社コロワイド
取締役の退任に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7616/tdnet/1897268/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



R2.11.05 14:22
株式会社大戸屋ホールディングス
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号の2
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.11.05 14:23
株式会社大戸屋ホールディングス
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号
(EDINET上と同じPDFファイル)



注:
臨時株主総会後に株式会社大戸屋ホールディングスが提出した上記2冊の臨時報告書には、
臨時株主総会で選任された新代表取締役の氏名が代表者として記載されています。
確かに、法律上は、臨時株主総会で解任された取締役の任期は臨時株主総会の終結時までであり、
臨時株主総会で選任された取締役の任期は臨時株主総会の終結直後からであるわけです(どちらも「2020年11月4日」付)が、
「代表取締役の異動について」記載された臨時報告書は従前の代表取締役の氏名で(つまり、従前の代表取締役が)提出する、
という考え方もあるのかもしれないなと私は思いました。
性悪説に立ちますとと言いますか、これは例えば民法上の債権の譲渡を参考に考えたのですが、
債権の譲渡に関しては旧債権者(債権の譲渡人)が債権を譲渡した旨債務者に通知をしなければならないわけです。
新債権者(債権の譲受人)が債権を譲り受けた旨債務者に通知をしても無効であるわけです。
従前の代表取締役が自分は解任され別の人物が新たに代表取締役に就任した旨株式市場の投資家に報告をする、
という流れの方が投資家保護に資するのかもしれないなと思いました。

 


Extraordinary Report (on vote results at a special meeting of shareholders).

臨時報告書(臨時株主総会における決議結果について)

 

Extraordinary Report (on a change of a representative director).

臨時報告書(代表取締役の異動について)

 

 


2020年9月29日(火)日本経済新聞
経産省、企業向け報告書公表へ 人材確保「機動的戦略を」 欧米に後れ、見直し訴え
(記事)



持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会(経済産業省における審議会・研究会)(最終更新日:2020年9月30日)
ttps://www.meti.go.jp/shingikai/economy/kigyo_kachi_kojo/

 

経済産業省
最終更新日:2020年9月30日
持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書
ttps://www.meti.go.jp/shingikai/economy/kigyo_kachi_kojo/20200930_report.html


持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書 〜 人材版伊藤レポート 〜
ttps://www.meti.go.jp/shingikai/economy/kigyo_kachi_kojo/pdf/20200930_1.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)


今後のアクションの方向性
ttps://www.meti.go.jp/shingikai/economy/kigyo_kachi_kojo/pdf/20200930_2.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)


参考資料
ttps://www.meti.go.jp/shingikai/economy/kigyo_kachi_kojo/pdf/20200930_3.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




Suggestion report for a sustainable improvement of a corporate value and a human capital.

持続的な企業価値の向上と人的資本のための提言書

 

 



注:
日本経済新聞に記事が載っていた2020年9月29日(火)以降、数日間は経済産業省のウェブサイトを毎日のようにチェックを
していたのですが、記事にあります報告書に関するニュースリリースは発表されていませんでしたし、
今見てもやはり見当たらないようです↓。

ニュースリリースアーカイブ 2020年度 9月一覧
ttps://www.meti.go.jp/press/archive_202009.html

「キャプチャー画像」

”人材戦略”というキーワードでサイト内検索をして初めて該当する報告書を見つけ出すことができた次第です↓。

「キャプチャー画像」




 

株式会社コロワイドによる株式会社大戸屋ホールディングス株式に対する公開買付についての過去のコメント↓。

2020年6月29日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200629.html

2020年7月11日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200711.html

2020年7月12日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200712.html

2020年7月20日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200720.html

2020年7月21日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200721.html

2020年8月28日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200828.html

2020年9月14日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/20200914.html

2020年9月18日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/20200918.html

 

 

 


【コメント】
日本経済新聞の記事としては記事を計2本紹介していますが、2本の記事を題材にして一言だけコメントを書きたいと思います。
まず、定食チェーンを展開する株式会社大戸屋ホールディングスが2020年11月4日に臨時株主総会を開催し、
2020年9月に敵対的公開買付を敢行して大株主(46.76%を保有)となった焼肉店の「牛角」などを展開する株式会社コロワイド
による株主提案を受けて、社長を始めとする現経営陣10人の解任を決めた、とのことです。
株式会社コロワイドは社長を始めとする現経営陣10人を解任して株式会社コロワイドの幹部などを新たな取締役にすること
を決めたとのことであり、創業者が保有していた株式の譲渡に絡みお家騒動だというようなことも報道されたりしていますが、
株式会社大戸屋ホールディングスの新役員の1人には株式会社大戸屋ホールディングスの創業者の息子が就任したとのことです。
次に、経済産業省が作成した人材戦略に関する報告書についてですが、この報告書は経済産業省内に設置された
「持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会」において、今年1月から議論がなされてきた内容をまとめた
提言書(研究会における議論を取りまとめた有識者報告書)という位置付けとなっています。
研究会は2020年1月17日に第1回が開催され、以後月1回程度開催され、2020年9月30日に第7回(最終回)が開催され、
2020年9月30日に紹介しています報告書と今後のアクションの方向性と参考資料が経済産業省から発表されました
それで、株式会社大戸屋ホールディングスと経済産業省が作成した人材戦略に関する報告書を今日同時に紹介した理由について
ですが、経済産業省の職員が定食屋大戸屋で食事をすることもあるからだというのが理由ではありません。
このたびの企業買収に関連する一連のアクションを通じて株式会社コロワイドがまさにこの報告書に書かれている提言内容を
実践しているからです。
経済産業省が作成した「持続的な企業価値の向上と人的資本に関する研究会 報告書 〜 人材版伊藤レポート 〜」には、
「経営戦略に合った人材を確保するための人材戦略」について、次のように書かれています。

第1章 持続的な企業価値の向上と人的資本
2.変革の方向性
(1) 人材マネジメントの目的:”人的資源・管理”から”人的資本・価値創造”
(12/49ページ)

一言で言えば、株式会社コロワイドの取締役達は「俺がやる。」と言ったわけです。
株式会社大戸屋ホールディングス内に今現在既にある「人的資源(Human Resources)」では株式会社大戸屋ホールディングスの
に最も最適と考えられる経営戦略を遂行できない、と株式会社コロワイドの取締役達は判断したわけです。
「株式会社大戸屋ホールディングスの経営戦略に最も合致した人材は俺達自身だ。」と株式会社コロワイドの取締役達は判断し、
株式会社大戸屋ホールディングスに対し現金(Share Capital)と人材(Human Capital)を「投資」することにしたのです。
報道によりますと、臨時株主総会では一般株主から「協調できなかったのか」などと敵対的買収の経緯等を問う声が相次いだ
とのことですが、むしろ「大戸屋再建具体策」を現在最もよく知る人材がまさに株式会社コロワイドの取締役達なのです。 
「経営戦略と人材戦略とが最もよく連動している事例」としてこのたびの事例を報告書に記載するべきだと思いました。

In a series of actions, Colowide Co., Ltd. has invested in Ootoya Holdings Co., Ltd. in two coins.
That is to say, the one is cash itself (i.e. shares or "shareholders' equity" or a "share capital" account)
and the two is satisfied personnel with Ootoya's management strategy (i.e. exactly a "human capital").
Directors of Colowide Co., Ltd. have invested themselves in Ootoya Holdings Co., Ltd. as a "human capital."

一連のアクションにおいて、株式会社コロワイドは株式会社大戸屋ホールディングスに対し2種類の硬貨を投資しています。
すなわち、1つ目の硬貨は現金そのもの(すなわち、株式であり「株主資本」であり「資本金」勘定)であり、
2つ目の硬貨は大戸屋の経営戦略に合った人材(すなわち、まさに「人的資本」)です。
株式会社コロワイドの取締役達は株式会社大戸屋ホールディングスに対し自分達自身を「人的資本」として投資をしているのです。