2020年8月19日(水)

「本日2020年8月19日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. August 19th, 2020), 217 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日（すなわち、2020年8月19日）、EDINETに提出された法定開示書類は合計217冊でした。

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ（昨日現在、合計610日間のコメント）。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク（2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火)）
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その2（2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土)）
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その3（2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火)）
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その4（2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その5（2020年5月1日(金)〜）
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト（"Employee Buyout"）」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

2020年8月19日(水)日本経済新聞
ニチイ学館 MBO成立　応募82％、近く上場廃止
（記事）

R2.08.06 16:30
株式会社ＢＣＪ−４４
訂正公開買付届出書　対象： 株式会社ニチイ学館
（EDINET上と同じPDFファイル）

R2.08.07 13:22
株式会社ニチイ学館
訂正意見表明報告書　対象： 株式会社ＢＣＪ−４４ 
（EDINET上と同じPDFファイル）

R2.08.18 14:00
株式会社ＢＣＪ−４４
公開買付報告書　対象： 株式会社ニチイ学館
（EDINET上と同じPDFファイル）

R2.08.18 16:15
株式会社ニチイ学館
臨時報告書　臨報提出事由：第19条第2項第3号、第19条第2項第4号
（EDINET上と同じPDFファイル）

2020年8月6日
株式会社ニチイ学館
（訂正）「ＭＢＯの実施及び応募の推奨に関するお知らせ」の一部訂正について
ttps://www.nichiigakkan.co.jp/topics/assets/d734df58e43a9f4dc97f4cc7fbac73b56dcdb03d.pdf

2020年8月6日
株式会社ニチイ学館
株式会社ＢＣＪ−44 による公開買付届出書の訂正届出書提出に伴う「株式会社ニチイ学館の株券等に対する公開買付けの
開始に関するお知らせ」の一部訂正に関するお知らせ
ttps://www.nichiigakkan.co.jp/topics/assets/304247eb67215e11ae4c8ba2449af1e2694956c8.pdf

2020年8月17日
株式会社ニチイ学館
本日の一部報道について
ttps://www.nichiigakkan.co.jp/topics/assets/8e68836c085d783020869740504953b8f9b01eac.pdf

2020年8月18日
株式会社ニチイ学館
株式会社ＢＣＪ−44 による当社株券等に対する公開買付けの結果
並びに親会社、主要株主である筆頭株主及び主要株主の異動に関するお知らせ
ttps://www.nichiigakkan.co.jp/topics/assets/7a8cf658a88193b24dffeddf8bbcf75ba85d2175.pdf

（ウェブサイト上と同じPDFファイル）

2020年8月19日
株式会社ニチイ学館
剰余金の配当（中間配当無配）に関するお知らせ
ttps://www.nichiigakkan.co.jp/topics/assets/51f91f18312fddc90f5c18188c335fe7dc633f75.pdf

2020年8月17日 11時15分
Baring Private Equity Asia
一部報道等について
ttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000063736.html

Baring Private Equity Asia.
ttps://www.bpeasia.com/

株式会社ニチイ学館のMBOの過去のコメント↓。

2020年5月11日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/20200511.html

2020年6月23日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200623.html

2020年7月12日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200712.html

2020年7月13日（月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200713.html

2020年7月14日（火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200714.html

2020年8月3日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200803.html

2020年8月4日(火)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200804.html

【コメント】
介護大手の株式会社ニチイ学館がMBO（経営陣が参加する買収）を実施し株式の非公開化を目指していたわけですが、
公開買付が2020年8月17日(月)に終了し、買付予定数の下限以上の応募があったので成立しました。
公開買付者は、共同保有分を含めて議決権の82％を保有している状態になりました。
今後株式会社ニチイ学館は、公開買付者の要請に基づき臨時株主総会を開催し、
そして株式併合を実施することで公開買付者の完全子会社となる予定となっています。
公開買付の成立やMBOに関連することなのですが、上に紹介していますように、2020年8月18日(火)付けの日本経済新聞に
「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが株式会社ニチイ学館に対して別の買収案を提示していたことを
2020年8月17日(月)に公表した。」という内容の記事が載っていました（2020年8月17日(月)は公開買付の終了日でした）。
ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアは公開買付の終了日になって自社が検討している別の買収案を公表した
ことになるわけですが、株式会社ニチイ学館は2020年8月17日に「本日の一部報道について」というプレスリリースを発表し、
ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの公表内容を完全に否定しています。
発表されたプレスリリースには、「当社は、同社から本件に係る通知、提案等は一切受けておらず、」と書かれています。
ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが具体的にどのような買収提案を株式会社ニチイ学館に対し行っていたのか
について知りたいと思いましたので、インターネットで検索をしてみたのですが、
報道内容と関連するプレスリリースは見つけることができませんでした。
検索した限り分かったのは、上の方に紹介しているウェブサイトがベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの
公式ウェブサイトのようだということだけです（公式ウェブサイト中にも関連するプレスリリースは見当たりませんでした）。
また、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの正式名称（商号）についてなのですが、
「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア株式会社」と表記している情報サイトもあったのですが、
正しい情報（日本に登記されている会社なのか等）かどうかは分かりません（公式ウェブサイトは全て英語で記述されています）。
そう思っていましたら、「PR TIMES」のサイトにプレスリリースがあるのが分かりました（上の方に紹介しています）。
ただ、記事とプレスリリースにはこれまでの株式会社ニチイ学館とのやり取りについて記載があるのですが、
よく考えてみますと、おかしな点もたくさんあります。
そもそも公開買付期間はこれまでに3回も延長されているわけです。
当初の公開買付期間は「2020年5月11日(月曜日)から2020年6月22日(月曜日)まで」であったわけです。
ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアが株式会社ニチイ学館に対して別の買収提案を行っていた旨公表するのならば、
どんなに遅くとも「2020年6月22日(月曜日)まで」に公表をするということでないと話の辻褄が会わないのではないかと
私は思うわけです（つまり、「仮に公開買付期間が延長されなかったら公開買付終了後に公表するつもりだったのか。」
という話になってしまうわけです。）。
ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアはある意味「公開買付の終了日」に当該公表を行ったこととも異なるわけです。
「公開買付の終了日」は本来「2020年6月22日(月曜日)」だったのですから。
株式会社ニチイ学館に対する公開買付は、実は「2020年6月22日(月曜日)」に終了していても全くおかしくなかったのです。
様々な意味で「なぜこのタイミングでに公表を行ったのだろうか？」と考えさせれる話だなと私は思いました。
ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアは今後、株式会社ニチイ学館株式を公開買付者から買うのだろうかと思いました。

If a tender offer period had not been extended (the period actually has been extended as many as three times, though),
when on earth would Baring Private Equity Asia have intended to publish an acquisition proposal in question?

仮に公開買付期間が延長されなかったならば（実際、公開買付期間は3回も延長されたのですが）、
ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアは一体いつ問題となっている買収提案を公表するつもりだったのでしょうか？