2021年10月10日(日)


「本日2021年10月10日(日)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. October 10th, 2021), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年10月10日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計1026日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



2021年10月7日(木)日本経済新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
山田マーケティング株式会社
(記事)





R3.10.05
山田マーケティング株式会社
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)



R3.10.05 15:34
山田マーケティング株式会社
訂正公開買付届出書 対象: カーディナル株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)



R3.10.05 15:43
カーディナル株式会社
訂正意見表明報告書 対象: 山田マーケティング株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)

 


 

カーディナル株式会社がマネジメント・バイアウトを実施するという事例を題材についての過去のコメント↓。

2021年8月8日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202108/20210808.html

2021年9月25日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/202109/20210925.html

 

 


2021年9月28日
カーディナル株式会社
臨時株主総会招集のための基準日の取消しに関するお知らせ
ttps://cardinal.co.jp/wp-content/uploads/2021/09/R3.9.28kijunnbitorikesi.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年10月6日
カーディナル株式会社
(変更)「MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ」の一部変更について
ttps://cardinal.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/R3.10.5mbonohennkou.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年10月6日
カーディナル株式会社
山田マーケティング株式会社によるカーディナル株式会社株式(証券コード:7855)に対する
公開買付けの買付条件等の変更に関するお知らせ
ttps://cardinal.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/R3.10.5yamadama-ketexinngu.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年10月6日
カーディナル株式会社
営業外収益(雇用調整助成金)の計上に関するお知らせ
ttps://cardinal.co.jp/wp-content/uploads/2021/10/R3.10.6eigyougaishuuekino.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



【コメント】
カーディナル株式会社に対する公開買付の公開買付価格が引き上げられると同時に公開買付期間が延長されました。
公開買付価格は851円から955円に引き上げられ、公開買付期間は2021年10月19日(火曜日)まで(50営業日)に延長されました。
紹介している法定開示書類とプレスリリースを題材にして、気になった点について一言だけコメントを書きたいと思います。
公開買付価格を引き上げることにした背景について、公開買付者が「R3.10.05 15:34」に提出した訂正公開買付届出書には、
次のように書かれています(最後の部分には、特に「マジョリティ・オブ・マイノリティ」条件についても言及があります)↓。

本公開買付けの概要 (訂正後)
(4〜5/26ページ)

簡単に言えば、公開買付期間中に筆頭株主となったブラッククローバーリミテッド(議決権所有割合:18.34%)から
要請を受けて公開買付者である山田マーケティング株式会社は公開買付価格を引き上げたとのことです。
大株主にとっても少数株主にとっても公開買付価格は高ければ高いほどよいという言い方は一般的にできるわけですが、
取得価額1つ取っても投資家毎に異なるわけですから、受諾できる公開買付価格は投資家毎に異なるのも確かであるわけです。
ブラッククローバーリミテッドが受諾する公開買付価格だからと言って株式市場の一般投資家が受諾をするとは限らないわけです。
少数株主の利益保護は公開買付価格が相対的に低い場合に論点になると思います(つまり、高い場合はその点は論点にならない)。
それから、英文法の話になりますが、カーディナル株式会社のウェブサイトのトップページには次のようなことが書かれています。

カーディナル株式会社
ttps://cardinal.co.jp/

「To all stake holder ステークホルダーの皆さまへ」

IRインフォメーション(カーディナル株式会社)
ttps://cardinal.co.jp/ir_information/

「TO OUR SHAREHOLDERS AND INVESTORS 株主・投資家の皆様へ」

上記の"To all stake holder"は、文法的には、"To all stakeholders"が正しいわけです。
しかし、英語圏における"stakeholder"に関する例外的な用法になりますが、「ステークホルダーの皆さまへ」と言いたい場合は
英語では"To all stakeholder"という表現で正しいと言いますか、まさに"generally accepted"(一般に受け入れられている)
である表現とされている(ネイティブはこの表現を正しい表現であると考えている)とのことです。
"To"の後に他の名詞が来る時は複数形になるのですが、"To"の後の"stakeholder"に関しては単数形のままでよいとのことです。

Each investor has his own acceptable price in him.
Even if one investor is able to accept one tender offer price, another investor is not always able to accept the price.
Each investor determines his own acceptable price exclusive of the other investors' investment judgement and
financial position because each investor has his own independent investment career in him.

投資家1人1人には、自分が受諾できる価格というのがあるのです。
たとえある投資家がある公開買付価格を受諾できるとしても、別の投資家はその公開買付価格を受諾できるとは限らないのです。
投資家1人1人には独自かつ他者とは無関係の投資履歴がありますので、他の投資家の投資判断や懐具合を考慮することなく、
投資家1人1人は自分が受諾できる価格を決定するのです。