2022年6月2日(木)


「本日2022年6月2日(木)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. June 2nd, 2022), 123 legal disclosure documents have been submitted to the EDINET in total.

本日(すなわち、2022年6月2日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計123冊でした。

 

 

「本日2022年6月2日(木)にTDnetで開示された全ての適時開示」



Today (i.e. June 2nd, 2022), 133 timely disclosures have been disclosed at the TDnet in total.

本日(すなわち、2022年6月2日)、TDnetで開示された適時開示は合計133本でした。

 

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 


2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計1265日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜2021年12月31日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その9(2022年1月1日(土)〜2022年3月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202201/PastLinksWithASummaryOfEachComment9.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その10(2022年4月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202204/PastLinksWithASummaryOfEachComment10.html

 

 

 


2022年5月25日(水)日本経済新聞
買収目的など情報要求 東洋建設 任天堂創業家を念頭
(記事)

 



Quite contrary to investment funds in general, I wonder that there're also exceptions to every asset management, but,
"Mr. Grandson" is neither a "fiduciary" nor a "steward."
Therefore, for example, the "Stewardship Code" these days has nothing to do with "Mr. Grandson" in a true sense.
That is a unique strength of "Mr. Grandson" which other investment funds in general are not able to imitate by any means.
The nature as an investment fund is fundametally different between "Mr. Grandson" and the others.
Quite contrary to investment funds in general, gaining time is of no effect on "Mr. Grandson."
The trade name "VPG" perhaps represents "Virtually Private Grants," I fancy.
Any parties, perhaps including Toyo Construction Co., Ltd., surely say,
"That fund is different from common institutional investors."

投資ファンド全般とは正反対に、どの資産運用にも例外があるということなのか、
「お孫さん」は「受託者」でもありませんし「執事」でもないのです。
したがって、例えば、昨今の「スチュワードシップ・コード」は「お孫さん」には真の意味で全く関係がないのです。
それが他の投資ファンド全般には決して模倣できない「お孫さん」の比類なき強みなのです。
投資ファンドとしての本質が「お孫さん」と他の投資ファンドとでは根源的に異なるのです。
「VPG」という商号は、ひょっとしたら"Virtually Private Grants"(実質的に私的に(自分で自分に)出資したお金)を表している
のかもしれないなと私は想像しています。
投資ファンド全般とは正反対に、時間稼ぎは「お孫さん」には効果がないのです。
どの関係者も―ひょっとしたら東洋建設株式会社も含まれるかもしれませんが―
「あのファンドは普通の機関投資家と違うんですよ。」ときっと言っていることでしょう。

 

 

 


2022年5月24日
東洋建設株式会社
合同会社Vpgらないしダブリューケイ・ワン・リミテッド(WK 1 Limited)らによる当社株式を対象とする
大規模買付行為等が行われる具体的な懸念があることに基づく当社の会社の支配に関する基本方針
及び当社株式の大規模買付行為等への対応方針(Vpgらによる当社株式の公開買付け申込みに関する協議を強圧性のない状況下で
真摯に行うための環境確保のための方策)の導入に関するお知らせ
ttps://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/20220524_3.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2022年5月24日
東洋建設株式会社
[補足資料]合同会社Vpgらないしダブリューケイ・ワン・リミテッド(WK 1 Limited)らによる当社株式を対象とする
大規模買付行為等が行われる具体的な懸念があることに基づく当社の会社の支配に関する基本方針
及び当社株式の大規模買付行為等への対応方針(Vpgらによる当社株式の公開買付け申込みに関する協議を強圧性のない状況下で
真摯に行うための環境確保のための方策)の導入に関するお知らせ
ttps://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/20220524_1.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2022年5月24日
東洋建設株式会社
Yamauchi-No.10 Family Officeからの書簡の受領等に関するお知らせ
ttps://www.toyo-const.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/20220524_2.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 


【コメント】
任天堂創業家の資産運用会社「ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス」(「お孫さん」)から目下受けている買収提案が
念頭にあるということなのでしょうが、東洋建設株式会社が事実上の「買収防衛策」と言える「自社の買収を計画している相手に対して
その目的等の情報提供やその提案内容を評価する時間的猶予等を求める仕組み」を新たに導入する予定である、とのことです。
今月開催される定時株主総会(例年は6月25日から6月29日に開催)で導入について決議を取る段取りとなっているとのことです。
件の買収提案についてですが、先日行われた公開買付の公開買付期間中に東洋建設株式会社の筆頭株主が
インフロニア・ホールディングス株式会社(持分法適用上の親会社)から「お孫さん」へ変わったわけなのですが、
この点だけを見ると「お孫さん」は東洋建設株式会社の買収を本気で目指しているようにも見えます。
ただ、「議決権所有割合」だけでは量れないのが投資ファンドです。
類似した論点について以前コメントを書きましたが、この業界には「フィナンシャル・バイヤー」という言葉があるくらいです、
たとえ議決権を100%保有していても売却を考えるのが投資ファンドです(投資からの撤退はそもそも投資業の宿命とすら言えます)。
「お孫さん」が頭の中で究極的に考えているのは、東洋建設株式会社の「買収」ではなく、「買収後の売却」かもしれないな、
と私は想像しています(短期的にも長期的にも頭の中にあるのは少なくとも「経営」ではない、と)。
記事によりますと、東洋建設株式会社は20%を超える買い付けを阻止する対抗措置を講じると書かれていますが、
「お孫さん」による株式の保有割合は2022年5月17日(火)時点で既に「27.19%」となっています。
議案が可決・承認され次第(円満に事が進めば今月の定時株主総会が終結するのと同時に)、
東洋建設株式会社は「お孫さん」に対し、株式取得に関する意向表明書の提出や株式取得の目的等の情報提供や
自社取締役会における提案内容の評価期間の設定等を要請するのだと思います。
提出されている大量保有報告書(変更報告書)を見ますと、「お孫さん」は公開買付終了後は株式を買い増してはいないようですが、
その理由は、投資の撤退を考えているからなのか、それとも、公開買付の開始を考えているからなのか、
どちらなのかは私には分かりません(もしくは、現在は経営陣との協議を第一に考えているからなのかもしれませんが)。
ただ、直近の変更報告書を見て気が付いたのですが、「お孫さん」が株式を買い増したのは「2022年4月22日」が最後となっています。
この変更報告書の記載通りなら、「公開買付期間中に株式を買い増した」というのは事実とは異なるのかもしれないなと思いました。
ただ、「お孫さん」が公開買付期間中に株式を買い増してはいないのならば、公開買付期間中に株価が公開買付価格を上回って
推移した理由が付けづらいように思います(一般投資家が公開買付価格の引き上げを予想して買っただけなのかもしれませんが)。
当時から「お孫さん」が買収提案を行っていましたので、@公開買付価格の引き上げもしくはA「お孫さん」による公開買付の開始
のどちらかは実行に移されるだろう、という思惑から一部の一般投資家が高い価格で買っていた、ということなのかもしれません。
ところで、「合同会社Vpg」の代表者は「お孫さん」本人なのですが、理論的には、何らの合意もなくても、
「合同会社Vpg」は当然に「お孫さん」の共同保有者である、とみなさなければならないと私は考えます(これは法の不備でしょう)。
今後の焦点はと言うと言い過ぎですが、今後注目すべき動向は、「お孫さん」は公開買付を開始するのか否か、だと私は思います。
東洋建設株式会社は事実上の「買収防衛策」を導入することを決めたくらいです、今後いくら協議を重ねても、
「お孫さん」が実施する公開買付に賛同をすることは決してないでしょう。
だとしますと、「お孫さん」は東洋建設株式会社の賛同を得ないまま公開買付を開始することになります。
もしくは、東洋建設株式会社の賛同を得られないことを理由に、結局公開買付を開始しない、でしょう。
定時株主総会の開催(買収防衛策の導入)が先か、公開買付の開始が先か、それとも、協議の継続と買収防衛策導入後も言い続けるのか。
もしくは、形勢不利と判断し、投資の撤退を表明して、株式の買い手を募るのか。
流れとしては、インフロニア・ホールディングス株式会社が再び公開買付を実施することも考えられると思います。
前回と同じ公開買付価格(1株770円)なのであれば、特段投資家の利益を害することにはならないかと思いますが。
「お孫さん」の場合は奇遇にも例外的なファンドだと言えるのですが、一般に投資ファンドは最後の最後は預かったお金を
出資者に分配しなければならないわけです(この点、「お孫さん」は自分自身のお金を運用しているだけですからその心配はありません)。
一般的なことを言えば、このような場合、長期戦になればなるほど、事業会社には有利、投資ファンドには不利なのです。
事業会社と投資ファンドとでは事業運営に関する時間軸の長さが根本的に異なると言えるわけです。
ただ、一般的な投資ファンドとは正反対に、「お孫さん」は例外的に対象会社と何年でも協議を続けることができるわけなのですが。