2022年2月16日(水)


「本日2022年2月16日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. February 16th, 2022), 124 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2022年2月16日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計124冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計1155日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜2021年12月31日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その9(2022年1月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202201/PastLinksWithASummaryOfEachComment9.html

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


アルテ サロン ホールディングス<2406>、MBOで株式を非公開化

アルテ サロン ホールディングスは7日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。
同社創業者で筆頭株主の吉原直樹会長が設立したジェネシス(横浜市)がTOB(株式公開買い付け)を実施し、全株取得を目指す。
買付代金は最大25億4561万円。同社は美容室のフランチャイズ展開を主力とする。短期的な業績変動にとらわれず、抜本的な
事業構造改革や組織再編を進めるためには非公開化が必要と判断した。TOBが成立すれば、ジャスダックへの上場は廃止となる。
買付価格は1株につき685円で、TOB公表前日の終値488円に40.37%のプレミアムを加えた。買付予定数は371万6219株。
下限は所有割合4.2%にあたる41万6200株に設定した。吉原会長ら親族は保有する62.46%の株式についてTOBに応募しない。
買付期間は2月8日〜3月24日。決済の開始日は3月31日。公開買付代理人はSBI証券。
アルテ サロンは1986年に吉原会長が横浜市内で美容室を独立開業したのが始まり。2000年以降はフランチャイズ方式で
美容室のチェーン化を本格化した。美容室のアッシュ(Ash、横浜市)、ニューヨーク・ニューヨーク(NYNY、京都市)、
スタイルデザイナー(SD、横浜市)のほか、美容技術や接客に関する教育研修会社も運営している。ジャスダック上場は2004年。
(M&A Online 2022/02/07)
ttps://maonline.jp/news/20220207b

 

美容室「アッシュ」のアルテサロンHD、MBOで非上場へ

 美容室運営大手のアルテサロンホールディングス(横浜市中区)は、経営陣による自社買収(MBO)を実施している。
創業者の吉原直樹会長が代表を務める資産管理会社が、株式公開買い付け(TOB)でアルテ社の全株式を取得し、
株式の非公開化を目指す。
(神奈川新聞 2022年2月14日(月) 20:30)
ttps://www.kanaloco.jp/news/economy/article-838318.html

 

アルテサロンHDがMBO

美容室「アッシュ」などを展開するアルテサロンホールディングス(HD)はMBO(経営陣が参加する買収)を実施する。
同社は東証JASDAQに上場しており、創業者の吉原直樹会長が代表を務める資産会社、ジェネシス(横浜市)が
TOB(株式公開買い付け)で全株式を取得し、株式の非公開化を目指す。
アルテサロンHDによると、フリーランス美容師の増加など環境が変化するなかで...
(日本経済新聞 2022年2月9日 1:49 [有料会員限定])
ttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO79975910Y2A200C2L82000/

 

 


2022年2月8日(火)日本経済新聞 公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
株式会社ジェネシス
(記事)




R4.02.08
株式会社ジェネシス
公開買付開始公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)




R4.02.08 11:50
株式会社ジェネシス
公開買付届出書 対象: 株式会社アルテサロンホールディングス
(EDINET上と同じPDFファイル)




R4.02.08 12:00
株式会社アルテサロンホールディングス
意見表明報告書 対象: 株式会社ジェネシス
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 



R3.03.24 12:48
株式会社アルテサロンホールディングス
有価証券報告書−第33期(令和2年1月1日−令和2年12月31日)    
(EDINET上と同じPDFファイル)





R3.03.25 13:42
株式会社アルテサロンホールディングス
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号の2
(EDINET上と同じPDFファイル)




R4.02.15 13:49
吉原直樹
変更報告書 発行: 株式会社アルテサロンホールディングス
(EDINET上と同じPDFファイル)




R4.02.15 13:58
吉村 栄義
変更報告書 発行: 株式会社アルテサロンホールディングス
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


2022年2月7日
株式会社アルテサロンホールディングス
MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/2406/tdnet/2078931/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2022年2月7日
株式会社アルテサロンホールディングス
株式会社ジェネシスによる株式会社アルテ サロン ホールディングス株式(証券コード:2406)に対する
公開買付けの開始に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/2406/tdnet/2078932/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2022年2月7日
株式会社アルテサロンホールディングス
2022年12月期以降の株主優待制度の廃止に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/2406/tdnet/2078930/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 


アルテサロンHD 吉原直樹創業会長CVO 理美容の今後
(神奈川新聞 2021年12月25日(土) 07:00)
ttps://www.kanaloco.jp/news/economy/article-786366.html

「PDF印刷・出力したファイル」




ヘアサロンチェーン新規上場 ― 業務委託を株式市場がどう評価するか AB&Company 
(国際商業オンライン 2021.11.06)
ttps://kokusaishogyo-online.jp/2021/11/66794

「PDF印刷・出力したファイル」




【5%】アルテHDについて、吉村栄義氏は保有割合が増加したと報告 [変更報告書No.3]
(株探ニュース 2022年02月15日14時02分)
ttps://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202202150670

「キャプチャー画像」




JPX、東証上場会社情報サービスを2月28日にリニューアル URLも新たに変更
(AMP News 2022.2.15)
ttps://ampmedia.jp/2022/02/15/jpx-renewal/

「キャプチャー画像」




2022/02/14
株式会社東京証券取引所
東証上場会社情報サービス リニューアルのお知らせ
ttps://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/0060/20220214-02.html

「PDF印刷・出力したファイル」

 

 


【コメント】
株式会社アルテサロンホールディングスの現経営陣がマネジメント・バイアウトを目指して公開買付を実施する、とのことです。
このマネジメント・バイアウトについては特にコメントはありませんが、一言だけ今日思ったことを書きたいと思います。
株式会社アルテサロンホールディングスについて検索をしていて、創業者であり会長のインタビュー記事がヒットしました。
創業者であり会長の会社運営上の肩書きは「CVO」とのことです。
「CVO」とどのような役職なのだろうかと思い検索をしてみますと、"Chief Visionary Officer"とのことです。
日本語では、「最高ビジョナリー責任者」、「最高ヴィジョン策定責任者」、「最高事業計画責任者」等と訳されるようです。
インターネット上の解説記事を参考にしますと、「CVO」は、社風作りや人材の育成など、会社内の「人」に関する管理を
担っており、また、企業のビジョンや理念を改善したりビジョンや理念を企業内に浸透させたりしてビジョンの側面から
「社員」を育成し会社へのコミットメントを引き上げるような役割・職責を持つとのことです。
「人」に関連する業務の最高責任者が「CVO」なのだろうと私は思いました。
"Chief Human Resources Officer"(「最高人材責任者」)や"Chief Human Capital Officer"(「最高人的資本責任者」)
という肩書きも最近ではあるわけですが、どれも主に「人」を対象としているわけです。
株式会社アルテサロンホールディングスは美容室運営最大手とのことですが、
美容室の運営で最も重要な要素がまさに「人」であるわけです。
「人」が財産の会社だからこそ、「CVO」が必要なのだろうと思いました。
「物」には「ビジョン」は必要ありません。
しかし、「人」には「ビジョン」が必要なのです。
それから、新旧の証券制度における上場会社からの情報の位置付けについてですが、
かつての証券制度においては「公衆縦覧」("public inspection")という位置付けだったわけですが、
現行の証券制度においては「投資家の投資判断のための情報開示」という位置付けになります。
かつての証券制度において上場会社からの情報を閲覧する人というのはいわゆる「オンブズマン」に相当すると言えますが、
現行の証券制度において上場会社からの情報を閲覧する人というのは純粋に「投資家」なのです。
現行の証券制度において上場会社からの情報を閲覧する純粋なる「投資家」は、時に「投資判断」("investment judgement")
を行い、そして、時に「インスピレーション」("inspiration")を得るのです。
それから、これは全くと言っていいくらい報道されていない(検索しても関連する記事がほとんどヒットしない)ことなのですが、
東京証券取引所では2022年2月28日に「東証上場会社情報サービス」がリニューアルされる予定になっています。
上場会社や投資家が対応を取ったり事前に準備しなければならないことは特にありませんので、リニューアルのことは
リニューアル当日になって知っても大きな問題はないのかもしれませんが、扱いが非常に小さいと思いました。
新聞等では報じられていなくても、東京証券取引所のウェブサイトを見ていればリニューアルの予定についても知ることができる
わけなのですが(現に「JPXからのお知らせ」に掲載されています)、人によるのかもしれませんが、例えば私であれば、
紙の朝刊を除けばインターネット上の新聞記事等で新しい情報を知ることが多いように思います。

I nearly failed to catch the business inspiration of a news "renewal of a web site of the Tokyo Stock Exchange."
And, generally speaking, a stock exchange doesn't have to make an image change.
Disclosures in general on the current securities system are not for a "public inspection," which certainly
used to be so on the former securities system, but for "investors inspirations."

もう少しで私は「東京証券取引所のウェブサイトのリニューアル」というニュースという
ビジネスに関するインスピレーションをキャッチし損ねるところでした。
それから、一般的なことを言えば、証券取引所はイメージ・チェンジをする必要はありません。
現行の証券制度における情報開示全般は、「公衆縦覧」―かつての証券制度における情報開示は
確かに「公衆縦覧」のためだったのですが―のためではなく、「投資家のインスピレーション」のためなのです。

 

 


A "goodwill" itself is not able to be said to be a ground for an "excess profitability,"
whereas, once that "goodwill" account is transferred to a specific "intangile asset" account,
that accounting title comes to represent that it has an "excess profitability" in it.
Decoratively speaking, a transfer entry brings about an "excess profitability."
Needless to say, as a precondition of that transfer entry, a specific "intangile asset" in question must be
well-grounded (i.e. In any transaction, each journal entry requires a ground to be entered in an account book.), though.
Decoratively speaking, each accounting title represents the respective profitabilities.
Decoratively speaking, notionally speaking and abstractly speaking, from a standpoint of investors in a stock market,
just as disclosures themselves from a company represent the company,
each accounting title itself in financial statements of a company represents the company.
In that sense, a human capital had better perhaps be capitalized, though.
A "CVO," which is a title of a founder and a chairperson of Arte Salon Holdings, Inc., represents
a "Chief Visionary Officer," but, if a human capital is capitalized, it surely comes to be visualized more clearly.
As an assumed story, if things have come to such a pass, of all accounting titles including a human capital,
which accounting title leaves a company the earliest namely which accounting title moves the most liquidly,
cash, notes receivable, account receivable, marketable securities, inventories, tangible fixed assets,
legal rights acquired, intangile assets transferred from a "goodwill" on a consolidation accounting or a human capital?
I don't know the answer either, but, at the least I can say this.
Of all accounting titles, what needs a vision is a "human capital" account only.
None of the accounting titles except a "human capital" needs a vision, which means that only a human being needs a vision.
A vision moves a human being.

「のれん」それ自体は「超過収益力」の根拠であるとは言えないのですが、一旦その「のれん」勘定が特定の「無形資産」勘定
へと振り替えられますと、その勘定科目は「この勘定科目には『超過収益力』がある。」ということを表すようになるのです。
格好つけて言えば、振替仕訳が「超過収益力」をもたらすのです。
言うまでもありませんが、その振替仕訳の前提条件として、件の特定の「無形資産」には十分な根拠がなければなりませんが
(すなわち、どのような取引においてであれ、1つ1つの仕訳には会計帳簿に記入するための根拠が必要なのです。)。
格好つけて言えば、1つ1つの勘定科目がそれぞれの収益力を表しているのです。
格好つけて言えば、そして、概念的に言えば、そして抽象的に言えば、株式市場の投資家の立場からすると、
まさに会社からの情報開示それ自体が会社を表すように、会社の財務諸表中の各勘定科目それ自体が会社を表すのです。
その意味では、人的資本は資産計上した方がよいのかもしれませんが。
「CVO」―株式会社アルテサロンホールディングスの創業者であり会長の肩書きが「CVO」なのですが―は、
「最高ビジョナリー責任者」を表すのですが、仮に人的資本が資産計上されますと、
人的資本はよりはっきりと目に見えるようになることでしょう。
仮定の話として、仮にそのようなことになったとして、人的資本を含む全ての勘定科目の中で、
どの勘定科目が最も早く会社を去っていくでしょうかすなわちどの勘定科目が最も流動的に移動するでしょうか?
現金、受取手形、売掛金、売買目的有価証券、棚卸資産、有形固定資産、取得した法律上の権利、
連結会計上の「のれん」から振り替えた無形資産、人的資本、どれでしょうか?
私にもその答えはわかりませんが、少なくともこれだけは言えます。
全ての勘定科目の中で、ビジョンを必要とするのは「人的資本」勘定だけである、と。
「人的資本」を除くどの勘定科目もビジョンを必要とはしません。つまり、人間だけがビジョンが必要だということです。
ビジョンが人を動かすのです。