2022年3月25日(金)


「本日2022年3月25日(金)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. March 25th, 2022), 499 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2022年3月25日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計499冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計1197日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜2021年12月31日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その9(2022年1月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202201/PastLinksWithASummaryOfEachComment9.html

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


新規上場会社情報(2022/03/25 更新、東京証券取引所)
ttps://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html

「PDF印刷・出力したファイル」



【コメント】
昨日2022年3月24日(木)に2社、本日2022年3月25日(金)に2社、新たに計4社、東京証券取引所から新規上場が承認されました。
モイ株式会社は株式市場の再編後の新規上場の「第6号」(「グロース市場」としては「第4号」)です。
株式会社ストレージ王は株式市場の再編後の新規上場の「第7号」(「グロース市場」としては「第5号」)です。
ペットゴー株式会社は株式市場の再編後の新規上場の「第8号」(「グロース市場」としては「第6号」)です。
クリアル株式会社は株式市場の再編後の新規上場の「第9号」(「グロース市場」としては「第7号」)です。
「プライム市場」へ新規上場を果たす会社はまだ1社も現れていないということで、そのハードルの高さがうかがえます。
2022年3月12日(土)のコメント(http://citizen2.nobody.jp/html/202203/20220312.html)で、私は次のように書きました。
「一般にと言いますか、まさに例年は、1月は新規上場が少なく12月が新規上場が最も多いという統計になっているのですが、
件の『経過措置』を鑑みれば、今年だけは1〜3月に新規上場(駆け込み上場)が多くてもおかしくないなと思いました。」
この点についてですが、「『経過措置』と『新規上場』の関係」について、次のようなことを私は思いました。
「仮に件の『経過措置』がなかったならば、今年は例年にも増して1〜3月の新規上場は少なかったはずだ。いや、それどころか、
2021年の1年間(1〜12月)に新規上場をする会社数は例年と比較して非常に少ないという結果になっていたはずだ。」
近年の1年間の新規上場数は毎年90社前後なのですが、2021年の1年間だけは例えば20〜30社未満であってもおかしくなかったわけです。
なぜならば、たとえ2021年に新規上場をしても、すぐに上場市場の変更を余儀なくされるからです。
たとえ東京証券取引所に対する移行手続きは簡単でも、会社の関係者への事務連絡は実務上は非常に時間と労力がかかるのです。
進学や就職を機に自然人が行う「引越し」を思い描いてみれば分かると思うのですが、「変更」というのは何かと大変なのです。
「株式市場が落ち着いてから上場を行おう。」と考える会社があっても全くおかしくないのです(例えば私ならそうします)。
「上場を申請すれば2021年中に上場を果たすことはできたのだが、敢えて遅らせることにした。」、多くの会社がそう考えるはずです。
「とらばーゆ」ではありませんが、より上位とされる市場へのステップ・アップならいざ知らず、会社が上場している市場に関しては、
"trans-bourse"(証券取引所を移ること)ではなく、"by birth"(新規上場時から)であるべきだと私は考えます。

If it were not for a "transitional measure" in question, more companies would surely get listed after April 4th, 2022.
To put it from the opposite side, less companies would surely have gotten listed before April 4th, 2022.
A reason for it is that a title-changing cost including a notional cost such as a usage is expensive in practice.
Even one sentence "A listing market of our share has been switched from the '1st Division' of the TSE to the 'Prime Market'
of the TSE on April 4th, 2022." attached in the lowest part of an e-mail had better not be written if possible in practice.
A switch costs.
You had better run with an invariable title.

仮に件の「経過措置」がなかったならば、より多くの会社が2022年4月4日以降に上場したに違いありません。
逆から言えば、2022年4月4日以前に上場をする会社はより少なかったに違いありません。
その理由は、慣れのような概念上のコストを含めた改称コストが実務上は高くつくからです。
電子メールの最下部に付言される「2022年4月4日に弊社株式の上場市場は東証『市場第1部』から東証『プライム市場』へと変更に
なりました。」という一文でさえ、実務上はできることなら書かない方がよいのです。
変更というのはコストがかかるのです。
変わることのない称号をもって継続をした方がよいのです。

 

 


メンテナンスによる一部コンテンツの一時停止のお知らせ(2022/03/25 更新、東京証券取引所)
ttps://www.jpx.co.jp/announce/index.html

「PDF印刷・出力したファイル」

>対象コンテンツ 東証上場会社情報サービス コーポレート・ガバナンス情報サービス
>日時 2022/4/3(日) 23:00 〜 2022/4/4(月) 2:00



【コメント】
東京証券取引所のウェブサイトを見ていましたら、メンテナンスのお知らせが掲載されていました。
ただ、メンテナンス日時がおかしいなと私は思いました。
深夜23時から翌2時までの時間帯にメンテナンスを行うのはよいと思うのですが、
問題なのは「2022年4月3日(日)の23時から2022年4月4日(月)の2時まで」という日程です。
2022年4月4日(月)という日はまさに「株式市場の再編の実施日」であるわけです。
その前日深夜にメンテナンスをしてどうするのでしょうか。
万が一システムに欠陥が見つかった場合は、朝9時に実施する「株式市場の再編」に間に合わない可能性があるわけです。
「株式市場の再編」に併せて証券取引システムを全面的に刷新するというわけではないのでしょうが、
「株式市場の再編」に伴い大なり小なりシステムの変更は行われるわけです。
新システムの検証は既に終わっているということかもしれませんし、予定されているメンテナンスは非常に軽微なものである
(いわゆるバグ出しを目的としたメンテナンスというわけでは全くない)ということなのかもしれませんが、
よりによって「株式市場の再編の実施日」当日にメンテナンスを行う予定となっていることには驚きました。
朝9時になって慌てなくて済むように一応システムの動作の最終確認をするという程度のメンテナンスなのかもしれませんが、
「欠陥が見つかった場合に対処をする時間」を設けておくのがメンテナンスというものだと私は思いました。
深夜のメンテナンスは決して"as snug as a bug in a rug"(心地よい)ではありませんし、また、短時間で終了する場合は
エンジニアが仮眠を取る"berth"(寝台)も必要ないかもしれませんが、緊急事態(万一欠陥が見つかった場合)に備えて
"long time berth"(十分に長い時間的余地)を用意しておく必要はあるでしょう(万一に対処し終わるまでがメンテナンスでしょう)。
株式市場の再編には毀誉褒貶あろうかと思いますが、2022年4月4日は3つの株式市場の"birth day"(誕生日)なのですから。

You ought not to make a maintenance of machines in general just before commencing a grand operation.
You ought to put a machine to the final test at the latest several days or several weeks before commencing a grand operation.
A reason for it is that, if you should find out a bug inside a machine during a verification, you must get the bug
out of the machine till a commencement of a grand operation.
You must make a maintenance and a verification of a machine not on a presupposition that bugs must not exist
but on a presupposition that bugs may exist.
In order to cope with emergency bugs, you must always give a maintenance a long time berth.

機械全般は本稼働開始の直前にはメンテナンスをするべきではありません。
機械の最終検証を行うのはどんなに遅くても本稼働開始の数日前から数週間前にするべきなのです。
その理由は、万一検証中に機械に欠陥が見つかった場合は、本稼働開始までに機械からその欠陥を取り除かなければならないからです。
機械のメンテナンスや検証は、欠陥はないに違いないという前提で行うのではなく、
欠陥はあるかもしれないという前提で行わなければならないのです。
緊急の欠陥に対処するために、メンテナンスには十分に長い時間的余地を常に設けていなければならないのです。