2022年2月13日(日)

Today (i.e. February 13th, 2022), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日（すなわち、2022年2月13日）、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ（昨日現在、合計1152日間のコメント）。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク（2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火)）
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その2（2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土)）
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その3（2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火)）
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その4（2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その5（2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その6（2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その7（2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その8（2021年5月1日(土)〜2021年12月31日(金)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その9（2022年1月1日(土)〜）
http://citizen2.nobody.jp/html/202201/PastLinksWithASummaryOfEachComment9.html

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト（"Employee Buyout"）」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

ATグループ＜8293＞、MBOで株式を非公開化

ATグループは4日、MBO（経営陣による買収）で株式を非公開化すると発表した。創業家の山口真史氏が設立した
「日の出」（名古屋市）がTOB（株式公開買い付け）を実施し、完全子会社化する。買付代金は最大828億円で、
投資ファンドが関与しないMBOとして過去最大となる。ATグループはトヨタ車を販売する最有力ディーラー。
国内自動車市場の縮小やトヨタ自動車による「全車種併売化」のスタートを受け、傘下の4販売会社統合などの経営改革を
迅速に進めるには非公開化が必要と判断した。MBOが成立すれば、名証2部への上場は廃止となる。
買付価格は１株につき2800円で、TOB公表前日の終値1605円に74.45％のプレミアムを加えた。買付予定数は山口社長と
同氏の関係会社が保有する株式11.89％分を除く2959万652株。下限は所有割合54.77％にあたる1839万5528株に設定した。
買付期間は2月7日〜3月23日。決済の開始日は3月30日。
公開買付代理人は三菱UFJモルガン・スタンレー証券（復代理人はauカブコム証券）。
今回の買付資金は三菱UFJ銀行からの借り入れで賄う予定。
ATグループは1935年にトヨタ自動車の販売店第1号となり、トヨタの第1号車「G1型トラック」を販売した日の出モータースを
前身とする。1948年に愛知トヨタ自動車に社名変更し、1961年に名証2部に上場。2007年に持ち株会社制に移行し、
現社名となり、愛知トヨタ自動車、トヨタカローラ愛豊、ネッツトヨタ愛知、ネッツトヨタ東海の4系列販売会社を傘下に置く。
（M&A Online　2022/02/04）
ttps://maonline.jp/news/20220204d

ATグループ、上場廃止へMBO　大胆な構造改革断行へ

愛知トヨタなどを傘下に持つＡＴグループは４日、ＭＢＯ（経営陣による自社買収）による名古屋証券取引所第２部の
上場廃止を目指すと発表した。山口真史社長が昨年１２月に設立した新会社が７日から３月２３日まで、ＡＴグループ株の
公開買い付けを行う。トヨタ自動車も株式の非公開化を支持した。店舗統廃合や新規事業への投資など意思決定を速める狙い。
また、今後は人口減…
（日刊自動車新聞　2022.02.07）
ttps://www.netdenjd.com/articles/-/262527

トヨタ販売1号店のATグループ、車検不正対応へMBO　

トヨタ自動車販売店を運営しているATグループは4日、MBO（経営陣が参加する買収）によって名証2部上場の廃止を目指す
と発表した。創業家の山口真史社長が設立した特別目的会社（SPC）がTOB（株式公開買い付け）によって全株式の取得を目指す。
2021年3月に5千台を超す車検不正が発覚しており企業風土の改革を進める。
TOB期間は7日〜3月23日まで。買い付け価格は1株2800円で、4日の終値（1606...
（日本経済新聞　2022年2月4日 18:42 [有料会員限定]）
ttps://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD049570U2A200C2000000/

2022年2月7日(月)日本経済新聞　公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
株式会社日の出
（記事）




R4.02.07
株式会社日の出
公開買付開始公告
（EDINET上と同じhtmlファイル）

R4.02.07 15:24
株式会社日の出
公開買付届出書　対象： 株式会社ＡＴグループ
（EDINET上と同じPDFファイル）

R4.02.07 15:55
株式会社ＡＴグループ
意見表明報告書　対象： 株式会社日の出  
（EDINET上と同じPDFファイル）

R3.06.28 11:10
株式会社ＡＴグループ
臨時報告書　臨報提出事由：第19条第2項第9号の2
（EDINET上と同じPDFファイル）

注：
「公開買付届出書」
「議決権所有割合の計算方法についての注記」
（3/47ページ）

R4.02.07 09:00
名古屋友豊株式会社
変更報告書　発行： 株式会社ＡＴグループ
（EDINET上と同じPDFファイル）

R3.07.21 09:00
シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社
変更報告書（特例対象株券等）　発行： 株式会社ＡＴグループ
（EDINET上と同じPDFファイル）

H30.09.07 15:00
ＦＭＲ　ＬＬＣ
変更報告書（特例対象株券等）　発行： 株式会社ＡＴグループ
（EDINET上と同じPDFファイル）

R3.06.25 14:10
株式会社ＡＴグループ
有価証券報告書−第111期(令和2年4月1日−令和3年3月31日)
（EDINET上と同じPDFファイル）

R4.02.04 16:13
株式会社ＡＴグループ
四半期報告書−第112期第3四半期(令和3年10月1日−令和3年12月31日)
（EDINET上と同じPDFファイル）

2022年2月4日
株式会社ATグループ
ＭＢＯの実施及び応募の推奨に関するお知らせ
ttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00015/f95312cc/e5df/4bf8/a079/ff2bb5f1a1a6/140120220204580667.pdf

2022年2月4日
株式会社ATグループ
株式会社日の出による株式会社ATグループ(証券コード8293)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
ttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00015/8fa5a050/dcae/4dbd/819f/58f097b5d7ba/140120220204580690.pdf

2022年2月4日
株式会社ATグループ
2022年３月期配当予想の修正（無配）に関するお知らせ
ttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00015/69b72258/9c30/44f8/bae7/1a75a99692ba/140120220203579802.pdf

February 4, 2022
AT Group Co., Ltd.
Notice Regarding MBO and Recommendation of Tender
ttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00015/d1ca75c6/86ff/41ca/87a3/a65b68842276/20220205131350129s.pdf

February 4, 2022
AT Group Co., Ltd.
Notice Regarding Commencement of Tender Offer for Shares of AT-Group Co.,Ltd.(Code 8293)
ttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS00015/aa48796a/e165/4e4a/bc6b/f725c48c2b8f/20220205131508254s.pdf

ATグループの歴史
ttps://www.at-group.jp/company/history.html

>創業期
>1935 9月 日の出モータース（株）トヨタ車の代理店第１号店になる（本社：名古屋市中区東川端町）

>1946 9月 愛知トヨタ販売（株）に社名変更し、正式にトヨタ自動車工業（株）と代理店契約を締結、再びトヨタの販売店となる

>2006 12月 （株）ATグループ 設立→’07.4月に愛知トヨタ自動車（株）に社名変更し、事業継承
>2007 4月 （株）ATグループに商号を変更 「吸収分割」「株式交換」によりグループ12社を統括する純粋持株会社に

>2016 12月 本社南館およびトヨタカローラ愛豊 高辻店、ネッツトヨタ愛知 高辻店が完成、AUTOTOWN高辻オープン
>グループ9社の本社・本部機能を南館に集約

株式会社ATグループとその傘下企業が入居するオートタウン高辻↓。

オートタウン高辻
ttps://www.at-group.jp/autotown/

>オートタウン高辻は、クルマ好きの方はもちろん、クルマを初めて購入する方、自分に合ったクルマをお探しの方が、
ご家族やご友人と一緒に、安心してご利用いただける大型カーモールを目指しております。

【コメント】
株式会社ATグループがマネジメント・バイアウトを達成するために第一段階として代表取締役社長が設立した特別目的会社である
株式会社日の出が公開買付を実施する、とのことです。
株式会社ATグループはいわゆるトヨタ自動車の代理店第1号店（本社：名古屋市）だったとのことです（1935年9月）。
株式会社ATグループはトヨタ自動車と代理店契約を締結しているだけでありトヨタ自動車と資本関係はない
（資本的には独立しているトヨタ自動車の販売店である）のだと思いますが、
沿革を見る限りは株式会社ATグループの社名の由来は、「愛知トヨタ自動車」なのではないかと思います。
ただ、「オートタウン」が社名の由来という可能性もあります。
「オートタウン」（Auto Town）は和製英語（カタカナ語）なのですが、この文脈における"town"は、英語で言えば、
"park"（公園）や"center"（センター）や"square"（広場）等に近い意味合いになろうかと思います。
日本には大小さまざまな「オートタウン」があろうかと思いますが、株式会社ATグループの中核的「オートタウン」は
「自動車販売に関する総合施設」という意味合いになろうかと思います。
紹介しているM&A Onlineの記事には、M&A専門情報会社だからこそ分かることなのだと思いますが、次のように書かれています。

>買付代金は最大828億円で、投資ファンドが関与しないMBOとして過去最大となる。

実質的に現在の代表取締役社長のみが株式会社ATグループの株主になるという資本構造になることを目指しているわけですので、
株式会社ATグループが将来再上場することはまずないと私は思います（再上場を要請する外部者も1人もいないと思います）。
株式会社ATグループは、トヨタ自動車が製造する自動車を販売する最有力のディーラーであるわけですが、
本来的にはファミリー企業の側面があるのだろうと思います。
資本関係を整理することもマネジメント・バイアウトを実施する目的の1つと言えるのだろうと私は思います。
株式会社ATグループの現在の株主構成についてですが、株式会社ATグループが「R3.06.25 14:10」に提出した2021年3月期の
有価証券報告書を読みますと、ファミリー企業に特徴的な株主構成の反対のような株主構成になっています↓。

【大株主の状況】
（23/89ページ）

【大株主の状況】を読んで、注記の2には大量保有報告制度そのものを否定するようなことが書かれているなと思いました。
年1回の有価証券報告書や3カ月に1回の四半期報告書を待たなくても株主の変動具合を即時に投資家が把握するための手段が
大量保有報告制度なのです（つまり、投資家は大量保有報告書（変更報告書）を閲覧して株主の異動について確認をするのです）。
EDINETへの法定開示書類の提出は、公衆の縦覧のためではなく、投資家の確認（"investor's confirmation"）のためなのです。
それから、四半期報告書にも会社が所有している「自己株式数」は記載されています（この事例に即して言えば「7/21ページ」）。
まさに昨日議論しました論点になりますが、このたびの事例とは正反対に、参照書類は四半期報告書に一本化するべきです。
「決算短信」は正確性には重きを置いていませんので、本質的に非難・告訴（"Accusation"）に耐えられません（"Tolerate"）。
正確性を犠牲にした誰も責任を取らない速報に過ぎませんので、金庫（"Treasury"）の中に捨て去る（"Abandon"）べきなのです。

Concerning AT Group Co., Ltd., shareholders themselves have sufficiently been dispersed namely they're not one-sidedly,
but, a potential change of a shareholder structure depends also on a latent financing power of a founder family, etc.
And, a "Kessan Tanshin" in general is not "Accusation-Tolerant," so it had better be Abandoned into a Treasury.

株式会社ATグループでは株主自体は十分に分散していますすなわち株主は偏ってはいませんが、
将来の株主構成の変動は創業家等の隠然たる資金調達力にも依存するのです。
それから、「決算短信」は、全般的に「非難に耐えられる」わけではありませんので、金庫の中に捨て去るべきなのです。