2022年1月3日(月)


「本日2022年1月3日(月)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



>年末年始のお知らせについて
>年末の書類本登録受付時間は、令和3年12月28日(火)17:15で終了となります。
>年始の書類本登録受付時間は、令和4年1月4日(火)9:00から開始となります。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計1111日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜2021年12月31日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その9(2022年1月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202201/PastLinksWithASummaryOfEachComment9.html

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



2021年12月29日(水)日本経済新聞
ビジネスカレンダー2022
(記事)




2022年1月1日(土)日本経済新聞
年間予定 2022
(記事)




2021年12月8日(水)日本経済新聞
成人年齢下げ 来年4月 証券口座や保険 18歳から 金融機関 カードローンには制限も
(記事)




2021年12月12日(日)日本経済新聞
■LIBOR、今月末廃止 転機の市場、日本も試練
(記事)




2021年12月28日(火)日本経済新聞
脱LIBOR ドル建て遅れ 低格付け企業融資、移行2割未満 指標複数で混乱拍車も
(記事)





「コール市場関連統計」の解説(日本銀行)
ttps://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/exmenu_m.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




リスク・フリー・レートの用語集(一般社団法人全国銀行協会、2021年1月29日)
ttps://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/special/libor/pdf/tona_rate_glossary.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



 


【コメント】
2022年の年間行事予定表を2本と2022年4月施行の改正民法により成人の年齢が20歳から18歳となることに対する各業界の対応
に関する記事1本とLIBORが2021年12月31日をもって恒久的に公表が停止されるということに関する記事2本を紹介しています。
まずLIBORに関してですが、2022年1月1日からは、LIBORという指標が公表されなくなるだけであり、ロンドンの銀行間で取引が
なされなくなるわけではありません(LIBORという指標自体は今後も存続し、金融業界内等で参照されることはあるのだと思います)。
社会一般の人々がLIBORをベンチマーク(水準基標)とすることが2022年1月1日からできなくなるという点に変わりはないのですが、
「公表されなくなる」と「指標や取引が消滅する」は情報の非対称性という観点から言えば大きく異なることには注意が必要でしょう。
次に2022年の年間行事予定についてですが、今日紹介している年間行事予定表でもそうなのですが、毎年1月1日の新聞には、
全国紙から地方紙まで全ての新聞に「今年行われる選挙」(各地方紙にはその地方で行われる選挙も)の記事が載っています。
ある意味当たり前かもしれませんが、「選挙国家」では選挙が国家・国民の最大の関心事ということになるのだろうと思いました。

In Japan, a replacement for the LIBOR has already been officially specified in December of 2016, which is the "TONA."
The "TONA" is an offical "risk-free rate" in Japan and is an acronym of "Tokyo OverNight Average rate."
The "TONA" is substantially the same index as the current "Uncollateralized overnight call rate."
A "risk-free rate" is an iterest rate at which a bank finances cash, but, credit risks, etc. of the bank
are almost never reflected in the rate.
A reason why credit risks, etc. of a bank are almost never reflected in a risk-free rate is
not that banks fundamentally never go bankrupt but that that bank will definitely not go bankrupt overnight
(at least a lending bank on that occasion has reasonably judged in such way).
Haydn, I'm sorry (Haydn is a musical composer.), Byron remarked, "I awoke one morning and found myself famous," but,
in this scene, a lending bank never says in practice, "We awoke the next morning and found our borrowing bank bankrupt."
By the way, a degree of a recompense of lending cash is determined directly and exclusively between a lender and a borrower.
It is never determined on a basis of a "risk-free rate plus something" independent of a lender and a borrower.
And, what is more, a degree of a recompense of lending cash is fundamentally varies
according to whether the cash is lent on a mortgage or not on a mortgage.
A word "mortgage rate" appears in an English-Japanese dictionary.
I think that there exist both a "mortgage rate" and a "non-mortgage rate" both in theory and in practice.

日本では、LIBORの代替指標は既に2016年12月に正式に特定されているのですが、その代替指標とは「TONA」です。
「TONA」は日本における正式な「リスク・フリー・レート」であり、"Tokyo OverNight Average rate"の頭文字を取った略語です。
「TONA」は従来からの「無担保コール・レート翌日物」と実質的に同一の指標です。
リスク・フリー・レートとは、銀行が資金を調達する際の金利なのですが、銀行の信用リスク等をほとんど反映しない金利です。
リスク・フリー・レートには銀行の信用リスク等をほとんど反映しない理由は、銀行は本質的に決して倒産しないからではなく、
その銀行が一夜にして倒産することは絶対にないであろうからです(少なくともその時の貸し手銀行はそのように合理的に判断した)。
ハイドンは、失礼しました(ハイドンは作曲家でした)、バイロンは「ある朝目覚めて、自分が有名になったのを知った。」
という言葉を残していますが、この場面において、「次の朝起きましたら、借り手銀行が倒産しているのを当行は知りました。」
と貸し手銀行が言うことは実務上は決してないのです。
ところで、現金を融資したことの見返りの大きさは貸し手と借り手との間で直接的にそして排他的に決まります。
貸し手と借り手とは無関係に「無リスク利子率プラス・アルファ」では決して決まりません。
それから、さらに言えば、現金を融資したことの見返りの大きさは、
担保を取って現金を融資したか担保を取らずに現金を融資したかにより本質的に変動します。
「抵当利息」という言葉が英和辞書に載っています。
理論上も実務上も「抵当利息」と「無抵当利息」の両方が存在するのだと思います。