2021年12月26日(日)


「本日2021年12月26日(日)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. December 26th, 2021), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年12月26日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計1103日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


2021年12月22日(水)日本経済新聞
片倉工業、TOB期間延長 筆頭株主オアシス、第三者に株売却 3分の2での成立に不透明感
(記事)




2021年12月23日(木)日本経済新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
株式会社かたくら
(記事)




 
R3.12.21
株式会社かたくら
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)

 

 



R3.11.19 15:57
株式会社かたくら
訂正公開買付届出書 対象: 片倉工業株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.11.19 16:03
片倉工業株式会社
訂正意見表明報告書 対象: 株式会社かたくら
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.11.22 15:00
株式会社かたくら
訂正公開買付届出書 対象: 片倉工業株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.12.21 14:50
株式会社かたくら
訂正公開買付届出書 対象: 片倉工業株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.12.21 14:55
片倉工業株式会社
訂正意見表明報告書 対象: 株式会社かたくら
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.12.24 09:00
株式会社かたくら
訂正公開買付届出書 対象: 片倉工業株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 



R3.12.21 11:13
片倉工業株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第4号
(EDINET上と同じPDFファイル)





2021年12月21日
片倉工業株式会社
株式会社かたくらによる当社株式に対する公開買付けへの応募に関するお知らせ
ttps://www.katakura.co.jp/upload/docs/n211221.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)





2021年12月18日 20時02分
株式会社鹿児島東インド会社
片倉工業株式会社の株式の取得に関するお知らせ
ttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000092281.html

「キャプチャー画像」





注:
このたびの片倉工業株式会社株式の売り手であるOasis Management Company Ltd.も買い手である株式会社鹿児島東インド会社も
どちらも2021年12月26日現在まだ大量保有報告書(変更報告書)を提出していません。

 

 


オアシス・マネジメントは当初は現経営陣によるマネジメント・バイアウトに賛同していていました↓。

 

片倉工業のMBOに賛意を示す声明を発表=オアシス〔BW〕

 【ビジネスワイヤ】投資会社のオアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは、片倉工業の経営陣による
自社買収(MBO)に賛意を示す声明を発表した。声明の中で、オアシスは、2015年から片倉工業との対話を開始してからの
同社の経営改善の成果を評価し、経営陣および従業員と共に達成してきた成果を誇りに感じると述べている。
オアシスは、非公開化が必要であるとの片倉工業経営陣の判断に賛意を表明し、事業の変革と成長の軌道を継続するために
非公開化が合理的な次のステップであることに合意すると述べた。
 【注】この記事はビジネスワイヤ提供。原文はwww.businesswire.comへ。
(時事通信 2021年11月17日08時19分)
ttps://www.jiji.com/jc/article?k=2021111700256

 


November 08, 2021 05:42 AM Eastern Standard Time
Oasis Management Company Ltd.
Oasis Statement on Katakura MBO
ttps://www.businesswire.com/news/home/20211108005539/en/Oasis-Statement-on-Katakura-MBO

「PDF印刷・出力したファイル」




米国東部標準時2021年11月8日午前5時42分
オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッド
片倉工業のMBOに関するオアシスの声明
ttps://www.businesswire.com/news/home/20211110006096/ja/

「PDF印刷・出力したファイル」

 

 



このたびの株式の譲渡とは全く関係ありませんが、今から約4年9ヶ月前の2017年3月の記事になりますが、
オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドが片倉工業株式会社に対して株主提案を行った時の記事を紹介します↓。

 

片倉工業、ファンドの株主提案に反対へ

片倉工業は、香港に拠点を置くファンドのオアシス・マネジメントが出した株主提案に対して、反対を表明する。
オアシスが求める一部事業の撤退について、30日に開く株主総会の招集通知に反対意見を盛り込む。
オアシスは片倉工業の発行済み株式数の3%を保有する。事業ごとの自己資本利益率(ROE)公表を定款で取り決めたうえで
5%を下回る事業からは撤退し、収益の見込める事業に集中すべきだと提案していた。
(日本経済新聞 2017年3月4日 2:00 [有料会員限定])
ttps://www.nikkei.com/article/DGXLZO13665380T00C17A3DTA000/

 

 



現在実施されているマネジメント・バイアウトとは直接的には関係ありませんが、
事業環境の変化に対応するために目下構造改革に取り組んでいる片倉工業株式会社をある意味象徴するような記事を2本紹介します↓。

 

昭和天皇、上皇さまもご宿泊のホテルがさらに高級なリゾートホテルに
(産経新聞 2021/5/3 14:00)
ttps://www.sankei.com/article/20210503-NJBMKUZQ4RPSXH7DWVFFQVUU5Q/

「PDF印刷・出力したファイル1」

「PDF印刷・出力したファイル2」






長野県松本市内の土地を信濃毎日新聞に譲渡 繊維業の片倉工業

 繊維業などの片倉工業(東京都中央区)は、機械関連事業の構造改革の一環で事業徹底を決めて現在、
清算中の連結子会社である片倉機器工業が保有していた長野県松本市内の土地や工場・事務所などを
信濃毎日新聞(長野県長野市)に2020年12月28日に譲渡した。2021年4月15日に物件を引き渡す。譲渡額は約10億9000万円。
 譲渡したのは、長野県松本市大字今井字松本道7160ほかの敷地約4万8827平方メートル。
(住宅新報web 2021年1月5日 16時00分 配信)
ttps://www.jutaku-s.com/news/id/0000028008

 


片倉工業、株主優待を廃止!「肌着」や「はちみつ」などの優待品がもらえたが、MBO成立後は上場廃止となる予定で、
2021年12月期の配当予想も「無配」に
(ザイ・オンライン 2021年11月10日公開(2021年11月10日更新)
ttps://kabunushiyutai.diamond.jp/articles/-/287157

「PDF印刷・出力したファイル」






製糸業を祖業としており現在は世界文化遺産「富岡製糸場」を実質的に管理している片倉工業株式会社が
マネジメント・バイアウトを実施するという事例について書いた時のコメント↓。

2021年11月10日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202111/20211110.html

 

 



【コメント】
片倉工業株式会社が実施しているマネジメント・バイアウトに驚くような動きがありました。
筆頭株主であるオアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドが公開買付終了前日の2021年12月20日に
株式会社鹿児島東インド会社に所有株式を公開買付価格よりも高い価格で売却した、とのことです。
株式会社鹿児島東インド会社の取得目的は、株主優待がお気に入りなのか、上場の維持にあるようにも記事の文脈からは読めます。
片倉工業株式会社の現在の株主優待の内容は、100株以上の株主に保有株数と保有期間に応じて自社製品を贈呈するとなっています。
上の方に紹介している記事の中で、ザイ・オンラインは「株主優待利回り」を算出しています。
ただ、片倉工業株式会社の株主優待は他社と比較して特段高利回りであるというわけではないように思います。
実は、片倉工業株式会社の株主優待は、マネジメント・バイアウトの開始時点(2021年11月8日の時点)では、
2020年12月末の株主に実施された分を最後に廃止の見通しとなっていました(株主優待制度の廃止が取締役会で決議されていました)。
しかし、株主優待制度の廃止は「(当初の終了日である2021年12月21日に)公開買付が成立することが条件」となっていました。
ですので、公開買付期間が延長されたということが原因ではありますが、現時点ではまだ公開買付は成立していない以上、
今年も実施されると言いますか、「2021年12月31日を基準日とする株主優待制度」は実施されるという考え方になると思います。
片倉工業株式会社としては、11月8日の時点ではそうするつもりは全くなかったのかもしれませんが、今年も株主優待を実施すること
になりましたので、これからあわてて肌着やはちみつといった自社関連製品を株主に贈呈するために準備しなければなりません。
片倉工業株式会社社内では現在、「とんだ年の瀬になったな。」と蜂の巣をつついたような騒ぎになっていることでしょう。
たとえ公開買付期間を一定期間だけ延長しても、株主優待の基準日である2021年12月31日までに公開買付が成立していれば
今年は株主優待制度を実施しないという取り扱いになるのでしょうが、基準日時点で公開買付は成立していないとなりますと、
今年も株主優待制度を実施するという取り扱いになります(株式市場の投資家も、想定外のこととは言え、そう判断するでしょう)。

A main purpose of a publication of an "act of a quasi-tenrder-offer" such as this press release in the PR TIMES web site
perhaps lies not in an offering of an opportunity before the event but in a recognition of a fact after the even, I suppose.
And, for investors, merits of a Katakura Industries Co., Ltd. Share's listing's being maintained are shareholder benefits.
And, one of the Katakura Industries Co., Ltd.'s shareholder benefits is underclothes or an underwear.
Because a Katakura Industries Co., Ltd.'s share is still now being under the tender offer namely the tender offer
has not been closed yet now, Katakura Industries Co., Ltd. must make a present of its shareholder benefits this year too.
Note that Oasis Management Company Ltd. didn't grow greedier as the day wore on namely it has never betrayed
Katakura Industries Co., Ltd. nor the current management of Katakura Industries Co., Ltd.
For it has planned to sell its own share to a buyer which offers a higher price as an investmen fund from the beginning.
By the way, if a "good circulation of a growth and a distribution" in a stock market is given, abstractly speaking,
the last but never extraordinary resort is "Reform yourself by yourself or refund your capital to shareholders."

PR TIMESのウェブサイトにあるこのプレスリリースのような「公開買付に準じる行為」の発表の主な目的は、おそらく、
事前の機会の提供ではなく事後の事実の認識なのだと私は思います。
それから、投資家にとっては、片倉工業株式会社株式の上場維持のメリットは株主優待ということになります。
それから、片倉工業株式会社の株主優待の1つは肌着("underclothes"、"underwear")です。
片倉工業株式会社株式は現在も公開買付中ですので、すなわち、公開買付は現在まだ終了していませんので、
片倉工業株式会社は今年もまた株主優待を贈呈しなけばなりません。
オアシス・マネジメント・カンパニー・リミテッドは日が進むにつれだんだん欲深くなったのではない、すなわち、
片倉工業株式会社や片倉工業株式会社の現経営陣を決して裏切ってはいない、という点に注意して下さい。
というのは、始めから投資ファンドとしてより高い価格を申し出る買い手に所有株式を売却するという計画を持っているからです。
ところで、仮に株式市場における「成長と分配の好循環」を所与のこととするならば、
抽象的に言えば、最後のしかし決してとっぴではない手段は「独力で自社を改革するか自社の資本を株主に払い戻すか」なのです。