2021年11月25日(木)


「本日2021年11月25日(木)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. November 25th, 2021), 293 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年11月25日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計293冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計1072日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



パイプドHDに対する公開買付が不成立、ミライサイテキグループによる買付15日で終了
■当社グループの経営方針全般について再検討することに
(提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 14:37 2021年11月16日)
ttp://kabu-ir.com/article/484393885.html

「キャプチャー画像」





パイプドHDが大幅安、ミライサイテキグループによるTOBは不成立

 パイプドHD<3919.T>が大幅安。きょう午後2時ごろ、ミライサイテキグループ(東京都港区)が実施していた
パイプドHDに対するTOBが不成立になったと発表しており、これを嫌気した売りが出ているようだ。
 応募株券の総数が買い付け予定数の下限である183万400株に満たなかったことが要因。
これを受けて、東京証券取引所は同社に対する監理銘柄(確認中)の指定を17日に解除すると発表した。
 あわせて、従来無配としていた期末配当予想を14円にすると発表。
これにより、年間配当は25円(前期23円)となる見込み。
(出所:MINKABU PRESS 投稿:2021/11/16 14:48)
ttps://minkabu.jp/news/3131441


 

[不成立]パイプドHD<3919>、MBOで株式を非公開化
(M&A Online 2021/09/30)
ttps://maonline.jp/news/20210930j

>追記事項
>2021/11/16
>TOBが不成立に終わったと発表。

 

2021年11月17日(水)日本経済新聞
パイプドHD MBO不成立
(記事)




R3.11.16 15:09
株式会社ミライサイテキグループ
公開買付報告書 対象: パイプドHD株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)



 


R3.10.07 13:12
佐谷 宣昭
変更報告書 発行: パイプドHD株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.10.08 13:42
T.G.アセット有限会社
変更報告書 発行: パイプドHD株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.11.01 15:10
藤澤 信義
大量保有報告書 発行: パイプドHD株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.11.08 15:10
藤澤 信義
変更報告書 発行: パイプドHD株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.11.18 15:20
藤澤 信義
変更報告書 発行: パイプドHD株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.11.22 15:17
佐谷 宣昭
変更報告書 発行: パイプドHD株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


2021年11月16日
パイプドHD株式会社
株式会社ミライサイテキグループによる当社の株券等に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
ttps://www.pipedohd.com/news/pdf/irnews20211116_01.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年11月16日
パイプドHD株式会社
自己株式の取得及び自己株式の公開買付けの不実施に関するお知らせ
ttps://www.pipedohd.com/news/2021/20211116_01.html

「PDF印刷・出力したファイル」




2021年11月16日
パイプドHD株式会社
期末配当予想の修正に関するお知らせ
ttps://www.pipedohd.com/news/2021/20211116_02.html

「PDF印刷・出力したファイル」




2021/11/16
株式会社東京証券取引所
監理銘柄(確認中)の指定解除:パイプドHD(株)
ttps://www.jpx.co.jp/news/1023/20211116-11.html

「PDF印刷・出力したファイル」




パイプドHD株式会社の社長が投資ファンドと共同してマネジメント・バイアウトを実施するという事例についての過去のコメント↓。

2021年10月2日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/202110/20211002.html

 

 


【コメント】
パイプドHD株式会社の社長がマネジメント・バイアウトを実施する計画を持っておりマネジメント・バイアウトを達成する
ための第一段階目の手続きとして公開買付が2021年10月1日(金曜日)から開始されていたのですが、
応募株式数が買付予定数の下限に達しなかったために、公開買付は不成立となりました。
パイプドHD株式会社が2021年11月16日に発表したプレスリリース「株式会社ミライサイテキグループによる当社の株券等に対する
公開買付けの結果に関するお知らせ」には、公開買付が不成立となったことを受けて、「当社は、今後の当社グループの
経営方針全般について再検討することとなります。」と書かれています(1/5ページ)。
パイプドHD株式会社は、株式の非公開化を前提に今後の経営方針を立案していたのだろうと思いました。
また、買収資金を全額用意していたアドバンテッジ・バートナーズ社としても、株式の非公開化後の再上場を計画していた
わけなのですが、現状では買収資金の使途がなくなってしまったという状態になりました。
公開買付価格を引き上げてマネジメント・バイアウトを再び試みるという選択肢も現在頭にあるのかもしれませんが、
仮にパイプドHD株式会社の案件からは撤退するとなりますと、新たな投資案件を探さねばならないと言うことになります。
ただ、こればっかりは株式市場の投資家が決めることですので、両者はこのたびの公開買付の不成立を株式市場の投資家による
投資判断の結果である(公開買付価格は各々が算定した株式の本源的価値よりも低い、と)と受け入れるしかないと私は思います。
それから、マネジメント・バイアウトを実施していた張本人であるパイプドHD株式会社の社長が「R3.11.22 15:17」に提出した
変更報告書を読んで、字面通りだ(誤字ではない)とするとあり得ないことが記載されているなと感じた部分がありました↓。

【表紙】 【報告義務発生日】
(1/4ページ)

【報告義務発生日】は「令和3年11月15日」と記載されていますが、正しくは「令和3年11月16日」であると私は考えます。
確かに、公開買付者との間で締結していた公開買付に関する基本契約が公開買付の不成立に伴い終了したことを理由として
変更報告書が提出されているわけですが、社長が公開買付が不成立に終わったことを知ったのは「令和3年11月16日」だった
わけですから、【報告義務発生日】は「令和3年11月15日」ではなく「令和3年11月16日」になります。
確かに、公開買付に関する基本契約は「令和3年11月15日」に終了しました。
しかし、【報告義務発生日】は公開買付の結果を知った「令和3年11月16日」になるのです。
このことと関連する論点になりますが、株式会社東京証券取引所からも興味深い記載がある公表文が公表されています。
株式会社東京証券取引所がパイプドHD株式会社について2021年11月16日に監理銘柄(確認中)の指定解除をすることにした
理由についてですが、紹介している株式会社東京証券取引所からの公表文には「3.理由」として、「本日、同社が、
本公開買付けが成立しなかった旨を発表したことから、当取引所は、同社株式について、監理銘柄(確認中)の指定を解除する
ことにしました。」と書かれていますが、このことは株式会社東京証券取引所は「上場会社に関する判断を他ならぬ
上場会社からの『ディスクロージャー』に依拠している」ということを表している(独自に伝達を受けたりはしない)のです。
公開買付の終了日である2021年11月15日に公開買付の結果を知っているのは、この世で公開買付代理人のみなのです。

It is true that a tender offer period was from October 1st, 2021 to November 15th, 2021, but, this description represents
even the Tokyo Stock Exchange didn't know until November 16th, 2021 the fact that a tender offer in question had failed.
Therefore, a "reporting obligation generation date" of that statement ought to be "November 16th, 2021."
I am not the Pope, but, in consideration of a "disclosure," "To hear is human, for all to be given to is divine."

確かに公開買付期間は2021年10月1日から2021年11月15日までだったのですが、この記述は東京証券取引所でさえ
2021年11月16日までは件の公開買付は不成立に終わったということを知らなかったということを表しているのです。
したがって、その報告書の【報告義務発生日】は「2021年11月16日」であるべきなのです。
私はローマ教皇ではありませんが、「ディスクロージャー」を鑑みると、「聞くは人の常、神様はすべてをお見通し。」なのです。