2021年8月15日(日)


「本日2021年8月15日(日)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. August 15th, 2021), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年8月15日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計970日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


2021年8月6日(金)日本経済新聞
ユーグレナがバーチャル総会
(記事)


ユーグレナ、完全バーチャル総会を開催 

ユーグレナは5日、8月26日に定款変更などを目的に開催を予定している臨時株主総会について、
物理的な会場を設けずに全てオンライン形式で実施すると発表した。
ユーグレナによると、日本企業が完全オンラインのバーチャル株主総会を開くのは初めて。
新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、居住地にかかわらず株主が出席できる体制を整えた。
会場設営といった手間やコストの削減にもつなげる。
これまで会社法上では株主総会の会場を設定する必要があった。完全なオンラインでの総会開催は困難で、
リアルの会場で開く総会にネットでも株主が参加できる形式が多かった。
政府は6月、業務のデジタル化を促す産業競争力強化法を改正。
上場企業は、経済産業省への申請や確認といった手続きを経れば完全オンライン総会が開けるようになった。
ユーグレナは2020年12月に開催した定時株主総会で、新型コロナ感染の拡大防止を目的に本社で開催しながら
株主がオンラインでも議決権を行使できる仕組みを導入していた。
(日本経済新聞 2021年8月5日 20:01)
ttps://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC057880V00C21A8000000/

「ユーグレナは20年、オンライン上でも総会に参加できる仕組みを導入していた」





2021年8月5日
株式会社ユーグレナ
臨時株主総会(バーチャルオンリー株主総会)の開催日時等の決定及び定款一部変更に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/2931/tdnet/2009945/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年6月29日に開催されたユニデンホールディングス株式会社の「株主が一切出席しない」定時株主総会についてのコメント↓。

2021年7月9日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/202107/20210709.html

 




【コメント】
株式会社ユーグレナが2021年8月26日に開催を予定している臨時株主総会を物理的な会場を設けずに全てオンライン形式で
実施する「バーチャルオンリー株主総会」の形式で実施する、とのことです。
株式会社ユーグレナによると、日本企業が完全オンラインの「バーチャルオンリー株主総会」を開くのは初めてとのことです。
紹介している記事とプレスリリースを読んで気になった点について一言だけコメントを書きたいと思います。
まず、記事を一読して、私はすぐに「株主が一切出席しない」定時株主総会がつい最近開催されたことを思い出しました。
ユニデンホールディングス株式会社が「株主が一切出席しない」定時株主総会を2021年6月29日に開催したのです。
ユニデンホールディングス株式会社の件の定時株主総会は、物理的な会場を設けずに開催したというよりも、
物理的な会場自体は設けたのだが仮に株主が来場しても入場を全て断るという形式の株主総会でした。
ユニデンホールディングス株式会社はオンラインで定時株主総会を株主に配信したというわけでもありませんでした。
ユニデンホールディングス株式会社の件の定時株主総会は最近話題の「バーチャル株主総会」とも異なっていたわけですが、
「株主が物理的に会場に来場して出席をすることはないことを前提とした株主総会」という意味では、類似性があるわけです。
「場所の定めのない株主総会(バーチャルオンリー株主総会)」と「株主が一切出席しない株主総会」は、
異なると言えば異なるのですが、経営陣が経営の結果を株主に直接には報告しないという点では似ている部分があるわけです。
次に、株式会社ユーグレナが2021年8月26日に臨時株主総会を開催する目的は、主には「定款の変更」であるわけです。
「定款の変更」を行い、今後の経営体制を整えようという考えがあるわけです。
そのこと自体はよいわけですが、私がおかしいなと思うのは、まさに今話題になっています、そして、肝心要の
「場所の定めのない株主総会(バーチャルオンリー株主総会)」の開催に関する定款の変更です。
「場所の定めのない株主総会(バーチャルオンリー株主総会)」の開催に関する定款の変更は全く予定されていません。
2021年6月16日に施行された改正産競法においても、「場所の定めのない株主総会(バーチャルオンリー株主総会)」を
開催するためには定款の変更が必要(つまり、定款にその旨の定めが必要)なのではないでしょうか。
特例のような「経過措置」により、施行後2年間だけは定款にその旨の定めがなくても「場所の定めのない株主総会
(バーチャルオンリー株主総会)」を開催することができる、というだけだと私は思います。
実は株式会社ユーグレナが発表しているプレスリリースにも、臨時株主総会は「経過措置」に基づき「場所の定めのない株主総会
(バーチャルオンリー株主総会)」の方式にて開催される旨の記載があります(2/7ページ)。
ならば2021年8月26日に開催を予定している臨時株主総会で、この件に関する定款の変更を実施しておくべきだと私は考えます。
プレスリリースには、2020年12月18日の定時株主総会において特段の支障を来すことなくバーチャル株主総会(ハイブリッド
出席型)方式で開催することができたと記載されていますし、また、記事には、株式会社ユーグレナは2020年オンライン上でも
株主総会に参加できる仕組みを導入していたと書かれていますが、これらは技術面(ネットワーク技術)の話なのでしょう。
「特段の支障」や「仕組み」と言っても、法令上の要件を満たしているか否かといった法務面の話では全くないのだと思います。
参考までに、東京証券取引所のウェブサイトの東証上場会社情報サービスから株式会社ユーグレナの定款を紹介します↓。

定款(最終改定:2015年3月23日)
ttps://www2.tse.or.jp/disc/29310/140120150324420936.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)


This is perhaps wrong as an English word, but, a status of shareholders at a "virtual-only meeting of shareholders,"
whose place which is built of a brick and mortar is not arranged, is not an "absence" but an "omission," I suppose.
For a "virtual-only meeting of shareholders" presupposes that shareholders do physically not attend the meeting.
(これはひょっとしたら英単語として間違っているかもしれませんが、「バーチャルオンリー株主総会」―ブリック・アンド・
モルタルで作られた会場は準備されないのですが―における株主の状態は、「欠席」ではなく「省略」なのだと私は思います。
というのは、「バーチャルオンリー株主総会」では株主は株主総会に物理的には出席しないことが前提だからです。)