2021年7月9日(金)


「本日2021年7月9日(金)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. July 9th, 2021), 375 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年7月9日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計375冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計933日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


2021年6月18日(金)日本経済新聞
ユニデンHD創業者 現社長らの選任反対
(記事)



2021年6月22日(火)日本経済新聞
ユニデンHD 役員選任反対の創業者に「誤り」
(記事)



2021年6月30日(水)日本経済新聞
ユニデンHD 社長に武藤氏
(記事)




ユニデンHD、前代未聞の株主総会 独裁者・藤本前会長と決別(前)
(Net IB News 2021年07月06日 15:31)
ttps://www.data-max.co.jp/article/42627

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ユニデンHD、前代未聞の株主総会 独裁者・藤本前会長と決別(中)
(Net IB News 2021年07月07日 10:30)
ttps://www.data-max.co.jp/article/42629

「PDF印刷・出力したファイル」



ユニデンHD、前代未聞の株主総会 独裁者・藤本前会長と決別(後)
(Net IB News 2021年07月08日 10:09)
ttps://www.data-max.co.jp/article/42657

「PDF印刷・出力したファイル」

 

 



ユニデンの株主総会「参加は役員のみ」の仰天事情 前会長と対立、アクティビストの存在も背景に
(東洋経済オンライン 2021/06/20 6:00)
ttps://toyokeizai.net/articles/-/434856


「株主様と当社役職員の『生命と健康を守るための対応』を最優先とし、株主様のご来場をいただくことなく当社役員のみで
開催させていただきたく、株主様のご理解とご協力のほどお願い申し上げます」
無線通信機器などを手掛けるユニデンホールディングスは6月14日付けで、このように記した定時株主総会の招集通知を
発送した。6月29日に開催予定の株主総会は同社の会議室で役員のみで開き、株主総会への来場を事実上、拒否しているのだ。
コロナ禍でオンラインによる総会開催が増えている。三菱UFJ信託銀行によると、6月14日時点でバーチャル総会を実施する
企業は全体の13.7%に当たる319社。2020年の2.5倍に増えた。総会の様子をオンラインで中継して傍聴できるようにしたり、
質問や動議、議決権行使などをオンラインで行えるようにする企業が大半だ。
ところがユニデンは、議決権こそ総会前日の28日午後5時半までに行使するよう求めているものの、
総会自体は「オンラインで中継する予定はありません」(ユニデン)としている。
また株主からの質問は23日午後5時半までに届いたもののうち、株主の関心が高い事項について株主総会で説明し、
後日その内容をウェブサイトに掲載するとしている。
こうした株主総会の運営方針に対し、金融関係者からは「自分たちに都合のいい質問だけに答えるのではないか」
「密室総会だ」との声が上がっている。
三菱UFJ信託銀行によると、同様に株主の来場を控えるよう求める会社は6月14日時点で9社あり、こうしたケースは
ユニデンだけではない。ユニデンも表向きは新型コロナウイルスの流行を理由にしているが、同社の事情に詳しい
証券会社幹部からは「コロナではない2つの別の理由があるからだ」と明かす。
その1つが、1966年の会社設立から2020年の退任まで55年間にわたってワンマン経営者として君臨してきた
藤本秀朗前会長の存在だ。藤本前会長はアメリカの連結子会社の不適切な会計処理の責任を取って2020年に退任。
その代わりに義弟の西川健之氏が2020年9月に社長に就任したが、「実質的には藤本前会長が権力を握っており、
西川体制は傀儡政権だった」(ユニデン関係者)という。

 



だが、思い通りに経営できないことに嫌気が差した西川社長は、藤本体制からの決別をうたった「新ユニデン宣言」を
2021年5月に発表するなど抵抗していた。藤本前会長はこれに激怒。ユニデン周辺では「西川社長が社長に就任する際、
藤本前会長が西川社長に対して多額の報酬を支払った」とされ、
恩を仇で返すのかと怒った藤本前会長が西川社長に対して逆襲に出たというのだ。
前出の証券会社幹部によれば、ユニデンの株式を8%程度保有する藤本前会長は株主名簿閲覧権を行使。
だが、会社側はこれを拒否したため、訴訟も辞さない方針だという。
藤本前会長が株主名簿の閲覧を求めている理由は、株主総会で社長の退任などを求める株主提案を行い、
プロキシーファイト(委任状争奪戦)に乗り出すか、公開買い付けを行うことを考えているためだ。この証券会社幹部は、
「6月16日時点で藤本前会長側からの株主提案は提出されておらず、
藤本前会長はユニデンの買収を仕掛けようとしているのではないか」とみている。
公開買い付けを実施する場合、株主総会の議決などは要しないが、「(現経営陣からすると)総会で藤本前会長に
いろいろと言われたくはないとの思いが強い」(証券会社幹部)という見立てだ。
ユニデンが株主総会で株主を拒むもう1つの理由は、アクティビスト(物言う株主)をはじめとする投資ファンドの存在だ。
ユニデンは不動産や現金を潤沢に保有。PBR(株価純資産倍率)も6月15日時点で0.5倍、時価総額は160億円程度と割安で、
アクティビストから狙われる典型的な企業だ。
これまで日本のヴァレックス・パートナーズやアメリカのコーンウォール・キャピタル・マネジメント、
香港のリム・アドバイザーズといった投資ファンドがユニデン株を取得。ユニデン株の約25%を握っている。
このうち、アクティビストのリムは、アメリカにおける不正会計を見逃した監査役の解任などを求めて株主提案をしている。
これに議決権助言会社のインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)が賛成の意思表示をしており、
総会を開けば他のファンドや株主から質問が出る可能性が高い。
「ユニデン株主の3分の2は浮動票と言われている。総会で質疑応答を実施すれば、そうした株主が株主提案に
なびいてしまい可決されてしまう。そうした事態を恐れているのではないか」(前出証券会社幹部)というのだ。
これに対しユニデン側は、自己株式消却のほか、決算発表後に配当を50円から100円にする増配を突如発表するなど、
株価を引き上げて会社提案の議案に対する賛成票を集めることに必死になっている。
こうした疑問について、ユニデンは「担当者多忙のため、取材をお受けすることができません。
株主総会を当社役員のみで開催する理由などにつきましては、当社定時株主総会招集ご通知に記載しているとおりです」
と答えるのみだ。
株主総会までにユニデンが残された時間はあとわずか。うるさい株主の攻勢をかわしたいという思いだけで
株主の総会出席を拒否し続ければ、市場の信頼も失いかねない。

 

 


R3.05.17 15:00
ユニデンホールディングス株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第3号
(EDINET上と同じPDFファイル)



R3.06.29 15:04
ユニデンホールディングス株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号の2
(EDINET上と同じPDFファイル)



R3.06.29 15:08
ユニデンホールディングス株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号
(EDINET上と同じPDFファイル)



R3.06.30 09:30
ユニデンホールディングス株式会社
有価証券報告書−第56期(令和2年4月1日−令和3年3月31日) 
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 

IRニュース(ユニデンホールディングス株式会社)
ttp://www.uniden.co.jp/ir/news/


「キャプチャー画像(2019年9月20日まで)」

「PDF印刷・出力したファイル」



 



2021年6月4日
ユニデンホールディングス株式会社
第56回定時株主総会招集ご通知
ttp://www.uniden.co.jp/ir/stockinfo/dat/information_20210604.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)


Notice of the 56th Ordinary General Meeting of Shareholders
(Reference Material for the General Meeting of Shareholders)
ttp://www.uniden.co.jp/ir/stockinfo/dat/information_20210608.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年6月18日
ユニデンホールディングス株式会社
6月17日付の当社に関する一部報道について
ttp://www.uniden.co.jp/ir/news/dat/2021/information20210618.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年6月24日
ユニデンホールディングス株式会社
当社第56回定時株主総会事前質問に対するご回答(1)
ttp://www.uniden.co.jp/ir/news/dat/2021/information_20210624.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年6月25日
ユニデンホールディングス株式会社
当社第56回定時株主総会事前質問に対するご回答(2)
ttp://www.uniden.co.jp/ir/news/dat/2021/information_20210625.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



【コメント】
2021年6月29日に開催されたユニデンホールディングス株式会社の定時株主総会に関する記事と法定開示書類と
プレスリリースを紹介していますが、これらを題材にして、今日は株主総会について一言だけコメントを書きたいと思います。
ユニデンホールディングス株式会社では、創業者であり筆頭株主である元会長(現在は会社の全ての役職から退任しています)
と現経営陣とが経営体制を巡り現在も対立している状態にあるわけなのですが、定時株主総会の運営方法について、
紹介している2021年6月22日(火)付けの日本経済新聞の記事には、次のような驚くべきことが書かれています。

>株主の参加は認めず、役員のみが出席する。

ユニデンホールディングス株式会社が2021年6月4日に自社ウェブサイト上にアップロードした
「第56回定時株主総会招集ご通知」には、定時株主総会の運営方法について、次のように記載されています。

定時株主総会の運営方法
(1/64ページ)

定時株主総会は株主様のご来場をいただくことなく当社役員のみで開催させていただき、
株主様は株主総会当日はご来場されないようお願い申し上げます、と株主総会招集通知には記載されています。
また、2/64ページに書かれていることなのですが、定時株主総会の開催場所はいわゆる会場や市民会館や公民館ではなく、
ユニデンホールディングス株式会社の本社ビル7階にある会議室であるとのことです。
「株主総会当日にご来場いただいても、会場の当社会議室にはお入りいただけません。」と注記が記載されています。
株主総会招集通知に特段の言及はないのですが、結果としては「オンライン中継もない株主総会」になるのだと思います。
花園で株主総会を開催できるのかは分かりませんし、どこぞのアリーナで株主総会を開催するのもおもしろいとは思いますが、
「そんな株主総会ありなんですか。」と私は言いたくなりました。
米国のある有名な会社の定時株主総会では毎年"Cherry Coke"(チェリー・コーク)が欠かせないわけですが、
ユニデンホールディングス株式会社のこの定時株主総会は"Sheer Folly"(愚の骨頂)と言わねばならないと私は思いました。
確かに「議決権行使」が株主総会における中心的議題(第一の目的)ではあるわけですが、
会場の用意や株主の来場や取締役の登壇や質疑応答は全て"ceremony"(社会的な儀礼や作法)に過ぎなかったのだろうかと、
私は今考えさせられているところです。
株主総会というのは、会場も含めて、株主とって"Holy Thought"(聖なる思案)の場であるべきだと私は考えます。
会社にとって、株主は決して"Silent Knight"(物言わぬ騎士)であってはならないのです。
ユニデンホールディングス株式会社の経営陣と会って、「会社と株主とは"in unanimous cooperation"(共同一致して)
であるべきだ。」とおでんでも食べながら語り合いたいと思います。
「会社が株主に議決権行使の場を提供する」とは、単に議決権行使書用紙を郵送したり
議決権行使ウェブサイトを開設したりすることを意味するわけでは決してありません。
三行半ではないのですから、事業報告を手許に置いて経営陣の口から直接結果について株主に報告をする場が必要なのです。
株主と経営陣が一堂に会することがないのなら"meeting"(会合)ではなく"nothing"(何もしない)ですし、
投票用紙の足し算だけをするのなら"director"(取締役)ではなく"totalizor"(集計係)です。
高々政治家(議員や首長等)を選出する選挙の時ですら有権者を招いて公民館で立会演説会を行っているのです、
このような無に等しい株主総会を思いつくのは"UFO"でやってきた宇宙人くらいではないかと私は思うくらいですが、
"Unidentified Fulfillment of Objects"(目標が達成できたのか確認できない)と株主は会社に言いたいことでしょう。

Uniden Holdings Corporation totally presupposes that shareholders do not at all attend a meeting of shareholders.
(ユニデンホールディングス株式会社は株主は1人も株主総会に出席しないということを大前提にしているのです。)