2021年6月22日(火)

「本日2021年6月22日(火)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. June 22nd, 2021), 604 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日（すなわち、2021年6月22日）、EDINETに提出された法定開示書類は合計604冊でした。

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ（昨日現在、合計916日間のコメント）。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク（2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火)）
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その2（2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土)）
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その3（2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火)）
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その4（2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その5（2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その6（2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その7（2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その8（2021年5月1日(土)〜）
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト（"Employee Buyout"）」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

R3.06.22
三信電気株式会社
公開買付開始公告
（EDINET上と同じhtmlファイル）

R3.06.22 13:12
三信電気株式会社
公開買付届出書　対象： 三信電気株式会社
（EDINET上と同じPDFファイル）

R3.06.22 10:50
三信電気株式会社
臨時報告書　臨報提出事由：第19条第2項第9号の2
（EDINET上と同じPDFファイル）

R3.06.21 09:01
三信電気株式会社
有価証券報告書−第70期(令和2年4月1日−令和3年3月31日)
（EDINET上と同じPDFファイル）

R2.11.11 16:02
株式会社シティインデックスイレブンス
変更報告書　発行： 三信電気株式会社
（EDINET上と同じPDFファイル）

（ウェブサイト上と同じPDFファイル）

2021年5月12日
三信電気株式会社
自己株式の取得及び自己株式の公開買付けの予定並びに別途積立金、資本準備金及び利益準備金の額の減少に関するお知らせ
ttps://www.sanshin.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/05/shutoku_et_tob210512_.pdf

2021年5月12日
三信電気株式会社
中期経営計画（V73）に関するお知らせ
ttp://haw10015nu53.smartrelease.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/05/mid-term_plan20210512.pdf

2021年6月21日
三信電気株式会社
自己株式の取得及び自己株式の公開買付けの開始に関するお知らせ
ttps://www.sanshin.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/06/shutoku_et_tob210621.pdf

【コメント】
三信電気株式会社が主に筆頭株主である株式会社シティインデックスイレブンス（2021年3月31日現在、所有議決権割合：
34.12％）から所有株式を買い取ることを目的に自己株式の公開買付を実施する、とのことです。
三信電気株式会社は、2021年3月31日現在、発行済株式総数が24,281,373株であるところ、自己株式（自己名義所有株式）を
4,964,600株（発行済株式総数に対する所有株式数の割合：20.45％）も所有しています。
そして、2021年3月31日現在、株式会社シティインデックスイレブンスは三信電気株式会社株式を6,590,300株所有しており、
また、共同保有者（兄弟会社）である株式会社エスグラントコーポレーションは同株を118.800株所有しています
（つまり、共同保有分も合わせて株式会社シティインデックスイレブンスは6,709,100株所有しているわけです）。
株式会社シティインデックスイレブンスが「R2.11.11 16:02」に提出した変更報告書を読みますと、
株式会社シティインデックスイレブンスは2020年11月4日以降は三信電気株式会社株式を買い増してはいないようですが、
それ以前は市場内で継続的・反復的に三信電気株式会社株式を買い増していました。
株式会社シティインデックスイレブンスの三信電気株式会社株式の【保有目的】は
「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」と記載されています。
また、先ほども書きましたように株式会社シティインデックスイレブンスは三信電気株式会社株式を6,590,300株所有している
わけなのですが、その取得資金合計は10,301,843,000円と記載されています。
そうしますと、取得資金合計÷所有株式数＝10,301,843,000円÷6,590,300株＝1,563円/株、と計算することができます。
つまり、株式会社シティインデックスイレブンスは三信電気株式会社株式を平均して1株1,563円で取得しているわけです。
そして、共同保有者である株式会社エスグラントコーポレーションは、全く同じように計算をしますと、
三信電気株式会社株式を平均して1株1,918円で取得しています。
より正確に言いますと、株式会社シティインデックスイレブンスはここ最近は三信電気株式会社株式を買い増してはいない
のですが、共同保有者である株式会社エスグラントコーポレーションが去年の9〜11月にかけて市場内で買い増しています。
それで株式会社エスグラントコーポレーションの1株当たりの株式取得額が式会社シティインデックスイレブンスのそれよりも
高くなっているのだと思います。
三信電気株式会社が「R3.06.22 13:12」に提出した公開買付届出書によりますと、
三信電気株式会社と株式会社シティインデックスイレブンスは公開買付を実施するに際して半年以上もの時間をかけて
何度も協議を行ったとのことであり、内々に提示した公開買付価格についても株式会社シティインデックスイレブンスは
納得をしている（予定している公開買付価格について「内諾」を得た、と）と記載されています。
ただ、公開買付届出書には、株式会社シティインデックスイレブンスは、公開買付へ応募することを強く望んではいるものの、
所有している全ての株式を応募する旨の応募契約を三信電気株式会社と締結している、と記載されてはいません。
三信電気株式会社は2021年5月7日付けで株式会社シティインデックスイレブンスから所有している全ての株式を応募する旨の
意向を記載した書面を受領した、とは記載されていますが、少なくとも「応募契約」という類の言葉は記載されていません。
この文書が応募契約だと考えてもよいのかもしれませんが、少なくとも「応募契約」という類の言葉は用いられていません。
それから、両社の協議の結果決定された公開買付価格は「2,249円」とのことです。
その算定根拠についてですが、公開買付届出書によりますと、いくつかの理由が記載されているのですが、
「連結ベースでの株式1株当たり純資産額」を公開買付価格とした、と記載されています。
通常は、公開買付価格は株式市場における市場価格が1つの大きな基礎になるわけですが、公開買付届出書によりますと、
「本公開買付けに応募せず当社普通株式を引き続き所有し続ける株主の皆様の利益を尊重する観点から、」
「連結ベースでの株式1株当たり純資産額」を上回らない水準を公開買付価格とすることについても勘案した、とのことです。
その考え方には一理あると私も思うのですが、その結果、公開買付価格は直近の株価水準に5％〜10％のプレミアムを
付けた価格となっています（この種の事例では、直近の株価水準からディスカウントされることが一般的でしょう）。
件の応募予定株主の所有株式数は6,709,100株である一方、設定されている買付予定数の上限は7,000,000株です。
株式市場の一般株主も一定以上公開買付へ応募することが予想される情勢であるわけですが、応募株式数が買付予定数の上限を
超えることは間違いない以上、今回で件の応募株主が所有株式の全てを売却してしまうことはできないのだろうと思いました。