2020年8月26日(水)



「本日2020年8月26日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. August 26th, 2020), 216 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年8月26日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計216冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計617日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 



2020年8月25日(火)日本経済新聞
ファミマTOB成立へ 伊藤忠、きょう結果発表
(記事)




2020年8月26日(水)日本経済新聞
ファミマのTOB成立 伊藤忠、商品力の向上急務
(記事)



R2.08.25 15:00
リテールインベストメントカンパニー合同会社
公開買付報告書 対象: 株式会社ファミリーマート
(EDINET上と同じPDFファイル)


R2.08.25 16:00
株式会社ファミリーマート
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第4号
(EDINET上と同じPDFファイル)

 
 
 
R2.08.25 15:02
伊藤忠商事株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第3号
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

2020年7月11日(土)に紹介した「公開買付開始公告」は画像ファイルが抜け落ちていましたので、
改めてPDF出力・印刷をしました↓。

R2.07.09
リテールインベストメントカンパニー合同会社
公開買付開始公告
(EDINET上の「公開買付開始公告」(htmlファイル)をPDF出力・印刷したファイル)

 



2020年8月25日
伊藤忠商事株式会社
本日の一部報道について
ttps://www.itochu.co.jp/ja/ir/news/2020/__icsFiles/afieldfile/2020/08/25/ITC200825_J_2.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年8月25日
伊藤忠商事株式会社
株式会社ファミリーマート株式(証券コード:8028)に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
ttps://www.itochu.co.jp/ja/ir/news/2020/__icsFiles/afieldfile/2020/08/25/ITC200825_2_J.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年8月25日
伊藤忠商事株式会社
特定子会社の異動について
ttps://www.itochu.co.jp/ja/ir/news/2020/__icsFiles/afieldfile/2020/08/25/ITC200825_3_J.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 


2020年8月25日
株式会社ファミリーマート
一部報道について
ttps://www.family.co.jp/content/dam/family/ir/release/20200825-1_release.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年8月25日
株式会社ファミリーマート
親会社である伊藤忠商事株式会社の子会社であるリテールインベストメントカンパニー合同会社による
当社株式に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
ttps://www.family.co.jp/content/dam/family/ir/release/20200825_1_hs8.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年8月25日
株式会社ファミリーマート
主要株主の異動に関するお知らせ
ttps://www.family.co.jp/content/dam/family/ir/release/20200825_2_wh2.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年8月25日
株式会社ファミリーマート
株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ
ttps://www.family.co.jp/content/dam/family/ir/release/20200825_3_gr3.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



2020年8月25日
株式会社ファミリーマート
臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ
ttps://www.family.co.jp/content/dam/family/ir/release/20200825_4_ko1.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年8月25日
株式会社ファミリーマート
(訂正)株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ
ttps://www.family.co.jp/content/dam/family/ir/release/20200825_5_re9.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 


伊藤忠商事株式会社が株式会社ファミリーマートを完全子会社化する(全株式を取得する)という事例についての
過去のコメント↓。

2020年7月11日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200711.html

2020年8月12日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200812.html

2020年8月15日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200815.html

2020年8月20日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200820.html


 

 



【コメント】
伊藤忠商事株式会社が公開買付とその後の取得手続きを通じて株式会社ファミリーマートを完全子会社化する計画を持っている
わけなのですが、2020年7月9日(木曜日)から2020年8月24日(月曜日)まで(30営業日)の予定で行われていた公開買付が
予定通り2020年8月24日(月曜日)に終了しました。
買付予定数の下限以上の応募がありましたので、公開買付は成立しました。
公開買付期間中には投資ファンド等から様々な提案がなされたりして公開買付は不成立に終わるのではないかとの見方も
一部にはあったわけなのですが、伊藤忠商事株式会社としては公開買付が成立しましたので一安心と言いますか、
株式会社ファミリーマートを完全子会社化する目処が立ったといったところだと思います。
ただ、私としましては、「意外な結果に終わったな。」という思いがあります。
2020年8月20日(木)のコメントで、公開買付の成否について私は次のように書きました。

>公開買付価格や公開買付者と対象会社との関係や直近の株価の推移から判断して、大きな波乱なく成立するように私は思います。

2020年8月20日(木)のコメントで書きましたように、公開買付期間中から私は公開買付は成立すると予測していたわけなのですが、
私が意外に思ったのは「応募株式数」です。
公開買付の結果について、公開買付者であるリテールインベストメントカンパニー合同会社が「R2.08.25 15:00」に提出した
公開買付報告書には、次のように記載されています。

2 【買付け等の結果】
(4) 【買付け等を行った後における株券等所有割合】
(4/4ページ)

公開買付者であるリテールインベストメントカンパニー合同会社は公開買付開始時点では対象会社株式を
一切保有していなかったわけなのですが、公開買付成立により15.63パーセントを保有するに至りましたので、
公開買付者が公開買付により取得した議決権割合は15.63パーセントであるわけです。
他の言い方をすれば、市場の一般投資家は議決権割合で言えば15.63パーセント分しか応募しなかった、
ということになります。
個人的には、これは非常に少ない応募株式数であると私は思いました。
伊藤忠商事株式会社は始めから株式会社ファミリーマートを完全子会社化することを目的としているわけです。
確かに、このたびの公開買付に関しては公開買付期間中に様々な提案がなされてはいましたが、
伊藤忠商事は「公開買付の条件を変更する考えは一切なく応募株式数が買付予定数の下限である9.9%に達しなかった場合は
完全子会社化を断念する。」と念を押すように機会があるごとに複数回公開買付の方針を公開買付期間中に発表していました。
市場の投資家の心理を鑑みれば、「他の投資家も応募をするのだろうし、この際私も公開買付に応募をしてしまおう。」
という気になりがちなのではなろうかと私は思っていたわけです(「自分だったら応募をする。」と私は思っていました)。
このたび設定されていた公開買付価格「2,300円」というのは、英語で言えば"moderate"だったのだと私は思います。
英語の"moderate"は、「しばしば婉曲的に並み以下をさすことがある」のですが、
天変地異の影響を鑑みれば、いい意味でも悪い意味でも「適度な」公開買付価格だったのではないだろうかと私は思います。
"moderate"の語源はラテン語で「適当な尺度 (modus) 内に抑える」の意と英和辞書に載っているのですが、公開買付価格は、
市場の投資家からすると、「適当な"range"(範囲)に中にある」価格であり「ま、いいか。」と思える価格だったと私は思います。

A tender offerer has been able to acquire as few as 15.63 percent through a tender offer.

公開買付者は、公開買付を通じて15.63パーセントしか取得できませんでした。