2020年7月26日(日)



「本日2020年7月26日(日)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. July 26th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年7月26日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計586日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 


ほぼ1年前の記事になりますが、株式会社LIXILグループの昨年の定時株主総会に関連する一連の記事を紹介します↓。

 


2019年6月6日(木)日本経済新聞
LIXILの会社側 社外取締役候補 暫定CEOに
(記事)



2019年6月8日(土)日本経済新聞
LIXIL総会 検査役の選任を 瀬戸氏ら地裁申し立て
(記事)



2019年6月12日(水)日本経済新聞
LIXIL側、暫定CEO 元リコー社長の三浦氏
(記事)



2019年6月15日(土)日本経済新聞
LIXIL、総会検査役を発表
(記事)



2019年6月21日(金)日本経済新聞
LIXIL株主対応巡り 瀬戸氏らの請求 東京地裁が却下
(記事)

 

 


2019年6月25日(火)日本経済新聞
LIXILきょう株主総会 機関投資家の支持 焦点
(記事)



2019年6月25日(火)日本経済新聞 一目均衡
株主自身も問われている
(記事)



2019年6月26日(水)日本経済新聞
LIXIL総会 瀬戸氏がCEO復帰 会社提案退ける
(記事)



2019年6月26日(水)日本経済新聞
LIXIL 瀬戸氏がCEO復帰 経営陣 株主が選ぶ 国内勢も会社に反旗
(記事)



2019年6月26日(水)日本経済新聞
LIXIL 瀬戸氏「勝てるチームに」 会社一丸を強調
(記事)

 

 



2019年6月27日(木)日本経済新聞
LIXIL総会 賛成は53% 瀬戸氏 薄氷のCEO復帰 混乱収束へ 市場好感
(記事)




2019年6月27日(木)日本経済新聞
総会が磨く日本株 ESGと連動、価値向上も
(記事)



2019年6月27日(木)日本経済新聞 社説
株主が経営選んだLIXIL
(記事)



2019年6月28日(金)日本経済新聞
LIXIL復帰の瀬戸氏 「取締役、14人は多い」 来年にも5〜9人に
(記事)




2019年6月28日(金)日本経済新聞 社説
株主の声に企業は統治の質向上で応えよ
(記事)




2019年6月29日(土)日本経済新聞
「事業利益率10%目指す」 LIXIL瀬戸氏 サッシ生産性改善
(記事)

 

 



2020年3月24日(火)日本経済新聞
取締役 14人から9人に LIXIL、統治改革めど
(記事)





2020年3月23日
株式会社LIXILグループ
取締役候補者の決定、執行役の選任、代表執行役の異動、および定款の一部変更(執行役の任期変更)に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1809043/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



2020年3月23日
株式会社LIXILグループ
完全子会社(株式会社LIXIL)の吸収合併(簡易合併・略式合併)、商号変更および定款の一部変更に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1809050/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年3月23日
株式会社LIXILグループ
経営・ガバナンスの進捗に関する説明会資料
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/ir_material_for_fiscal_ym8/78914/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年3月23日
株式会社LIXILグループ
(ご参考資料) 株式会社LIXIL グループ 取締役・執行役 および 株式会社LIXIL 取締役
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/announcement2/56960/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 

 



アークランドサカモト株式会社が株式会社LIXILビバを完全子会社化するために公開買付を実施するという事例についての
過去のコメント↓。

2020年6月14日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200614.html

2020年6月15日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200615.html

2020年7月24日(金)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200724.html

2020年7月25日(土)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200725.html

 

 

 


【コメント】
ほぼ1年前の記事になりますが、株式会社LIXILグループの昨年の定時株主総会に関連する一連の記事を紹介し、
そして、今年の株式会社LIXILグループの定時株主総会に関連する記事とプレスリリースを紹介しています。
株式会社LIXILグループの昨年の定時株主総会に関しては、昨年の5月に少しだけコメントを書いたように思います。
株式会社LIXILグループの昨年の定時株主総会では、取締役の選任に関して株主提案がなされ、
株主総会議案には会社提案の取締役候補者と株主提案の取締役候補者とが記載されている状態となっていたわけですが、
結局のところ、開催された定時株主総会では記載されている取締役候補者の大半が選任された、という結果になりました。
株主提案の取締役候補者6名は全員が可決され、会社提案の取締役候補者は8名のうち2名のみが否決され、
そして、両者共通取締役2名も可決され、その結果、計14名が取締役として選任されたわけです。
株式会社LIXILグループの昨年の定時株主総会に関しては、一度は最高経営責任者(CEO)の座を追われた現LIXILグループの
取締役(株主提案により候補者として挙げられていました)と会社側が公然とぶつかり合う異例の展開(注目の的)となった、
という趣旨のことが一連の記事には書かれていますが、私自身1年前に書きましたように、提案されている候補者数を鑑みますと、
始めから株主側と会社側とが対立しているようには全く見えないわけです(昨年のコメントでその点は指摘したと思います)。
現に、蓋を開けてみると、双方が提案している候補者がそれぞれ可決され、計14名もの取締役が選任されているわけです。
会社提案の取締役候補者2名がなぜ否決されているのかも私には分からないくらいです。
取締役の定員を鑑みると、双方から提案されていた候補者16名全員が可決されていても全くおかしくなかったわけです。
昨年のコメントでも書いたことですが、私は「この状況のどこが株主側と会社側の対立なのだろうか?」と改めて思いました。
1年前のことを思い出してみますと、「これは相手方に勝つことを目的とした提案ではない。本当に経営権を争っているのならば
このような提案の仕方は決してしない。」と私は思いましたので、その後この件に関しては全くコメントを書かなくなった
(この件に関して必要以上に書いても意味がないと思った)わけです(それで、今になって新聞記事だけ紹介しているわけです)。
国内外の機関投資家(株式会社LIXILグループの大株主達)も、その実、「この議案は何だろうか?」と思っていたことでしょう。
取締役というのは、「一方の候補者を選べば他方の候補者は選べない。」という選任方法でなければ意味がないのです。
株式会社LIXILグループの昨年の定時株主総会では、実は、「株主側の提案が勝った(会社提案への反対票が多かった)。」
というわけでは全くないのです(紹介している定時株主総会開催後の一連の記事は、誇張や誤謬があまりに多いと感じています)。
株式会社LIXILグループの昨年の定時株主総会は、実は、経営者の変更でも衝撃でも歴史的出来事でも何でもなかったのです。
ラグビーは笛が鳴ったら「ノーサイド」です。
しかし、株主総会は、相手方の候補者全員を取締役会から締め出して初めて「ノーサイド」になるのです。
株式会社LIXILグループの昨年の定時株主総会の終結時に鳴った笛は、取締役会における「戦闘開始」の合図なのです。
取締役会というのは、業務執行に関する意思決定の場(見方同士皆で協力し合い建設的な議論をする場)であって、
とにかく相手方の意見に反対をする場(敵味方に分かれて対立的に議論をする場)では決してないのです。
取締役会は(「馴れ合い」ではなく「切磋琢磨」するという意味で)必ず「一枚岩」にしなければならないのです。
そうでなければ、経営路線の対立や事業運営の主導権争いで会社が前に進まない事態が生じるのです。
株主は「@会社提案の取締役候補者ら」か「A株主提案の取締役候補者ら」のどちらか一方を選ばなければならないのです。
取締役会で質の高い議論ができるか否かに取締役の人数の多さは全く関係ありません(人数は50名でも60名でも構いません)。
取締役会で質の高い議論ができるか否かは「取締役全員が志を同じくしているか否か」にかかっているのです。
株主総会の場では、多種多様な株主がいてよいわけです(どの株主とどの株主とがどんなに激しく対立していてもよい)。
しかし、取締役会は必ず一様(会社の経営の担い手として取締役皆が同じ方向を見ていること)でなければならないのです。
あのキング牧師ですら、米国で元奴隷と元奴隷所有者とが仲良くできるようになるとは夢見ていません。
取締役会は、必ず「兄弟愛のテーブルに共に座ることができる者同士」で構成しなければならないのです。
株主総会終了後、「委任状争奪戦や選挙運動はありましたが、これからは仲良くしましょう。」と言い合うのは株主同士なのです。
取締役と取締役ではありません。
株主は「この陣容であればコーポレート・ガバナンスが機能するはずだ。」と考えて候補者1人1人(取締役会全構成員)を決めます。
会社側や他の株主が提案した候補者が取締役会にいては、国会における野党議員(反対することが目的)になってしまうのです。

 

 


After a very violent and stormy meeting of shareholders has come to an end,
it is not "directors and directors" but "shareholders and shareholders" that can sometimes say to each other,
"Let's get along well with each other from now on."

非常に侃侃諤諤で荒れた株主総会が終結した後に、
「これからは互いに仲良くしましょう。」とお互いに言い合うことがあり得るのは、
「取締役と取締役」ではなく「株主と株主」なのです。

 

It is not directors but shareholders that say, "It's 'No side.' now, you know." after a meeting of shareholders.

株主総会後に「これで『ノーサイド』ですね。」と言うのは取締役ではなく株主なのです。

 

A shareholder's merely being a "passive shareholder" is completely harmless.
A shareholder's proposing only a part of candidates for a board of directors
is extremely harmful to an execution of operations of a company.

株主が「物言わぬ株主」であるというだけなら全く害はないのです。
株主が取締役会の一部の候補者のみを提案することが会社の業務の執行に極めて有害なのです。

 

A member (i.e. a constituent) of a board of directors should be "All or nothing."
That is a law of a board of directors.

取締役会のメンバー(すなわち、構成員)は「オール・オア・ナッシング」でなければなりません。
それが取締役会の掟です。