2020年7月24日(金)



「本日2020年7月24日(金)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. July 24th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年7月24日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計584日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 


アークランドサカモト(新潟県三条市)がLIXILビバの公開買付けを終了

アークランドサカモト株式会社(新潟県三条市)は、今年6月9日開催の取締役会において
株式会社LIXILビバ(東証一部上場)の普通株式を公開買付けにより取得することを決議し、
6月10日より公開買付けを実施していたが7月21日をもって終了したと発表した。
今年3月31日現在の発行済株式総数(44,720,000株)から、LIXILビバ対象者が所有する
自己株式数(812,007株)、アークランドサカモトが所有する585,000株、
株式会社LIXILグループが所有する23,367,300株を除いた19,955,693株を対象に公開買い付けを行なった。
買付けなどの価格は普通株式1株につき金2,600円。
また公開買付けにおいては、応募株券などの総数が買付予定数の下限(5,319,700株)に満たない場合は、
すべての買付けなどを行わない旨の条件を付していた。だが、応募株券などの総数が16,668,266株と、
買付予定数の下限(5,319,700株)以上となったため、応募株券などすべての買付けを行う。
(にいがた経済新聞 2020-07-22)
ttps://www.niikei.jp/39108/

 


【5%】LIXILビについて、アークランドは保有割合が増加したと報告 [変更報告書No.1]
(株探 市場ニュース 2020年07月22日17時01分)
ttps://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202007221257

「キャプチャー画像」

 

 



R2.07.22 16:14
アークランドサカモト株式会社
公開買付報告書 対象: 株式会社LIXILビバ
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.07.22 16:01
株式会社LIXILビバ
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第4号
(EDINET上と同じPDFファイル)



R2.07.22 16:20
アークランドサカモト株式会社
変更報告書 発行:株式会社LIXILビバ
(EDINET上と同じPDFファイル)



R2.07.22 16:36
株式会社LIXILグループ
変更報告書 発行:株式会社LIXILビバ
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


2020年7月22日
アークランドサカモト株式会社
株式会社LIXILビバ株式(証券コード 3564)に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
ttp://www.arcland.co.jp/ir_memory/upfile/1595401222.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




June 9, 2020 (as revised June 11 and 17, 2020)
Arcland Sakamoto Co., Ltd.
Notice of Commencement of Tender Offer Regarding Shares of LIXIL VIVA CORPORATION (Securities Code 3564)
and Borrowing of Funds
ttp://www.arcland.co.jp/ir_memory/upfile/1591862411.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 


2020年7月22日
株式会社LIXILビバ
アークランドサカモト株式会社による当社株式に対する公開買付けの結果
並びに主要株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/3564/tdnet/1862784/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年7月22日
株式会社LIXILビバ
臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/3564/tdnet/1862785/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




 

2020年7月22日
株式会社LIXILグループ
(開示事項の経過)アークランドサカモト株式会社による当社の連結子会社に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/5938/tdnet/1862778/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




 

アークランドサカモト株式会社が株式会社LIXILビバを完全子会社化するために公開買付を実施するという事例についての
過去のコメント↓。

2020年6月14日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200614.html

2020年6月15日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202006/20200615.html

 

 


【コメント】
アークランドサカモト株式会社が株式会社LIXILビバを完全子会社化するために公開買付を実施していたのですが、
公開買付が2020年7月21日(火)に成立しました。
この事例については、過去2020年6月14日(日)と2020年6月15日(月)にコメントを書きました。
アークランドサカモト株式会社と株式会社LIXILグループの意思に基づき、完全子会社化を達成するため、
株式会社LIXILビバでは臨時株主総会を経て株式併合が行われるスケジュールとなっています。
報道やネット上の解説記事等等によりますと、LIXILグループは約53%を保有するLIXILビバ全株式を566億円で売却し、
そして、アークランドサカモトは公開買付等を通じてLIXILビバの全株式を約1085億円で取得し完全子会社化する、
と言われていますが、実は買収資金総額の半分以上は公開買付者(完全親会社)であるアークランドサカモト株式会社ではなく
対象会社(完全子会社)である株式会社LIXILビバが拠出するスキームとなっています。
アークランドサカモト株式会社は公開買付の開始時点で1.31%を保有していたのですが、
公開買付の成立により38.58%を保有するに至りました(つまり、公開買付を通じ37.27%分を買い付けたわけです)。
公開買付成立後の保有割合は、@アークランドサカモト株式会社が38.58%、A株式会社LIXILグループが52.25%、
B株式会社LIXILビバの少数株主が9.17%、となっています。
ところが、上記Bの分は株式併合に伴い株式会社LIXILビバが買い取ることになりますし(端株を自社株買いすることになる)、
上記Aの分はスキーム通り株式会社LIXILビバが買い取ることになります(株式会社LIXILグループが保有する全株式を
自社株買いするスキームとなっている)。
結局のところ、買収総額のうち、アークランドサカモト株式会社が拠出するのは、
公開買付の開始時点で保有していた1.31%分と公開買付で買い付けた37.27%分だけなのです。
買収総額の実に61.42%(=100%−38.58%=52.25%+9.17%)を、
対象会社(完全子会社)である株式会社LIXILビバが拠出するスキームとなっているのです。
資本金(と利益剰余金)というのは、そもそも会社が事業を営むためにあるのです。
アークランドサカモト株式会社の完全子会社となった後、株式会社LIXILビバはこれまで通り事業を営んでいけるのだろうか、
と資金面(会社内の運転資金等)が心配になりました(貸方も問題でしょうが、借方(手許現金)が事業運営上は問題になります)。
それから、現在では、会社は従業員等に対し特別手当(慰労金)を自社株式で支払うこともできるのだろうと思いました↓。


アークランドサカモト、従業員にコロナで慰労金

新潟県のホームセンター大手アークランドサカモトは、役員やアルバイトを除く全ての社員に対して総額8000万円の特別手当
を支給した。新型コロナウイルスの影響により感染拡大防止策の整備などの業務が多忙となった中、慰労金として支給した。
特別手当は5月25日、7月3日の2回に分けて支給した。アークランドサカモトは新潟県など日本海側を中心に
「ホームセンタームサシ」を展開する。新型コロナの感染拡大防止に向けた環境を整えながら営業を続けてきた。
(日本経済新聞 2020/7/6 15:57)
ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO61195380W0A700C2L21000/


2020年7月3日
アークランドサカモト株式会社
当社従業員に対する特別手当の支給に関するお知らせ
ttp://www.arcland.co.jp/ir_memory/upfile/1593752550.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 


Arcland Sakamoto and Lixil Group are a joint holder on the Financial Instruments and Exchange Act.
A percentage of a holding of shares of a subject company by a tender offerer and its joint holder
has increased to 90.83% from 53.56% through a tender offer.

アークランドサカモトとLIXILグループは、金融商品取引法上は共同保有者なのです。
公開買付を通じて、公開買付者とその共同保有者による対象会社株式の保有割合は53.26%から90.93%へ増加しました。


A subject company is scheduled to purchase approximately 9.17% of its own shares from residual minoroty shareholders
through a share buy-back, and also from Lixil Group a little bit at that time.
For, when a subject company makes a share consolidation, shares held by Lixil Group are also consolidated.

対象会社は自社株買いを通じて残りの少数株主から自社株式の約9.17%を取得するスケジュールとなっていますし、
さらに、その時にはLixilグループからも少しだけ取得するスケジュールとなっています。
というのは、対象会社が株式併合を行う際には、Lixilグループが保有する株式もまた併合されるからです。


Generally speaking, when a company makes a share split, fractions less than one share are not generated,
whereas, when a company makes a share consolidation, fractions less than one share are generated in each shareholder.
That is to say, in theory, when a company makes a share split, a procedure of a creditor protection is not required,
whereas, when a company makes a share consolidation, a procedure of a creditor protection is required.

一般的なことを言えば、会社が株式分割を行う際には1株未満の端数は生じないのですが、
会社が株式併合を行う際には株主1人1人に1株未満の端数が生じるのです。
すなわち、理論的には、会社が株式分割を行う際には債権者保護手続きは求められないのですが、
会社が株式併合を行う際には債権者保護手続きが求められるのです。


More than half of a total amount of cash for an acquisition is provided by a subject company itself, actually.

買収資金の総額の半分以上は、実は、対象会社自身から拠出されるのです。


All things considered, on the current Companies Act, a company can use its own shares as a reward.
That is to say, on the current Companies Act, a company can transfer its own shares to any persons
as a consideration of any goods and services.

結局のところ、現行の会社法上は、会社は自社株式を報酬として使うことができるのです。
すなわち、現行の会社法上は、会社はどんな人に対してもそしてどんな財やサービスの対価としても
自社株式を譲渡することができるのです。