2021年11月24日(水)


「本日2021年11月24日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. November 24th, 2021), 141 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年11月24日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計141冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計1071日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


2021年11月12日(金)日本経済新聞 公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
株式会社サトー商会
(記事)




R3.11.12
株式会社サトー商会
公開買付開始公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)




R3.11.12 13:24
株式会社サトー商会
公開買付届出書 対象: 株式会社サトー商会
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.05.31 11:25
佐藤 正之
変更報告書 発行: 株式会社サトー商会
(EDINET上と同じPDFファイル)

 




R3.06.30 10:57
株式会社サトー商会
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号の2
(EDINET上と同じPDFファイル)



 


R3.06.28 14:24
株式会社サトー商会
有価証券報告書−第72期(令和2年4月1日−令和3年3月31日)   
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.08.12 10:00
株式会社サトー商会
四半期報告書−第73期第1四半期(令和3年4月1日−令和3年6月30日)   
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.11.12 12:57
株式会社サトー商会
四半期報告書−第73期第2四半期(令和3年7月1日−令和3年9月30日)   
(EDINET上と同じPDFファイル)

 



 


2021年11月11日
株式会社サトー商会
自己株式の取得及び自己株式の公開買付けに関するお知らせ
ttps://www.satoh-web.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E3%81%AE%E5%8F%96%E5%BE
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(ウェブサイト上と同じPDFファイル)





店舗情報(株式会社サトー商会)
ttps://www.satoh-web.co.jp/cc/

>業務用をどなたにも安く!
>常時5000アイテムの品揃え
>プロのお客様から一般のお客様までどなたでもご利用できるお店です。
>業務用の食材全般・製菓製パンの材料等の販売を行っています。

 

 

A "village section" where Satoh Co., Ltd. is headquarterd is "Ogimachi," Miyagino Ward, Sendai, Miyagi,
but, an English translation of a Japanese word "ogi" is a "sector."
By the way, a "Cash and Carry" wholesale represents a type of operation within the wholesale sector.

株式会社サトー商会が本社を置いている「字」は、宮城県仙台市宮城野区の「扇町」なのですが、
日本語の「扇」の英訳は"sector"です。
ところで、「キャッシュ・アンド・キャリー」卸売りというのは、卸売部門内における運営方法の一種を表します。

 

 



【コメント】
株式会社サトー商会が筆頭株主である株式会社サトー興産(議決権所有割合:29.04%、現取締役会長の資産管理会社)から
所有株式の一部(議決権の割合で言えば6.71%分)を買い取ることを主な目的として自己株式の公開買付を実施するとのことです。
2021年8月中旬に筆頭株主側から会社の方で買い取ってくれないかと要望が寄せられたとのことであり、その要望を受け、
会社は筆頭株主と買取の条件について約3ヶ月間協議を行い、このたび自己株式の公開買付を実施するに至ったとのことです。
公開買付価格は直近の株価水準から約10パーセントだけディスカウントした価格(1,350円)に設定されています。
そして、筆頭株主の売却希望株式数は「600,000株」である一方、設定されている買付予定数の上限も「600,000株」です。
設定されている公開買付価格では、株式市場の一般投資家が公開買付に応募するとは到底考えられないとは言えませんので、
仮に株式市場の一般投資家が公開買付に応募しますと、筆頭株主は希望する全ての株式数の売却が可能であるとは言えなく
なってしまいます(上限を超えた分は、あん分比例の方式により受渡しと決済が行われることになります)。
会社側としては、公開買付後も株式を所有し続ける株主の利益を尊重する観点から、資産の社外流出を可能な限り抑えなければ
なりませんので、例えば買付予定数の上限を設定しないというわけにはいかないわけですが、
筆頭株主から「600,000株」を買い取ることが主な目的なのですから、株式市場の一般投資家も公開買付に応募する可能性がある
ということを織り込んで買付予定数の上限を設定するべきだったのではないだろうかと私は思いました。
それから、このたびの事例でもそうなのですが、全般的な話になりますが、買付予定数の上限が設定されている公開買付では
あん分比例の方式による受渡しと決済が予定されます(公開買付届出書の3/15ページその他)。
と同時に、公開買付届出書には次のような記載があります(7/15ページ)。

>(注2)単元未満株式についても、本公開買付けの対象としております。なお、会社法に従って株主による
>単元未満株式買取請求権が行使された場合には、当社は法令の手続に従い公開買付期間中に自己の株式を買取ることがあります。

あん分比例の方式による計算方法は非常に複雑なのですが、公開買付届出書の買付方法に関する説明を読む限り、
たとえあん分比例の方式による受渡しと決済を予定していても、公開買付者は各応募株主から「1単元」単位で株式を買い付ける
ことが制度上の前提となっているようです。
つまり、単元未満株式についても公開買付の対象としているにも関わらず、
公開買付者は各応募株主から「1単元」単位で株式を買い付けることを前提としているわけです。
あん分比例の方式では、@四捨五入とA加算と減算とB抽選を行うわけですが、公開買付届出書の説明を読みますと、
「株主は皆『1単元』の倍数の株式数を応募する」ということを前提とした計算方法・調整方法になっていると私には読めます。
上記の注記とは正反対に、あたかも単元未満株式については公開買付の対象としていないかのように私には思えるわけです。
あん分比例の方式による場合、単元未満株式を応募した株主からは一体どのような計算方法・調整方法で公開買付者は
株式を買い付けるのだろうかと思いました。
この点についてあれこれ考えてみますと、結局のところ、あん分比例の方式では、公開買付者は、
「『『単元株式数』の倍数』の株式数しか買い付けることができない。」という考え方になると私は思います。
設例を設けますと、株式会社サトー商会の単元株式数は「100株」ですので、「買付予定の上場株券等の数」を例えば「600,099株」
にたとえ設定しても、公開買付者は「『単元株式数』の倍数」である「600,000株」しか公開買付で買い付けることができません。
あん分比例の方式では、「600,099株」買い付けることもできませんし、また、「600,100株」買い付けることもできません。
なぜならば、前者の理由は上述の通りですし、また、後者の理由は買付予定数の上限を超えているからです。
「あん分比例方式」は英語で"Pro Rata Method"というようです(公式英訳でもそうなっており、これは定訳なのだと思います)。
一方、株式会社サトー商会は、対外的には「C&C(キャッシュ&キャリー)」事業という表現が用いられていますが、
有り体に言えば、駐車場と実店舗を設けた一般消費者を対象としたいわゆるスーパーマーケット事業を営んでいる会社です。
商取引の相手方が"Pro"(業務を営む者)の場合は代金の支払いは"Later"(後払い、掛取引)の"Method"でもよいわけですが、
一般消費者による小売店での買い物の場合は"Buy Now Pay Now"の"Method"でなければなりません。
公開買付では、正しい買付方法でないと、"Pardon? What a!?"(えっ、なっ何!?)と驚く投資家が出てくることでしょう。