2021年7月14日(水)



「本日2021年7月14日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. July 14th, 2021), 391 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年7月14日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計391冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計938日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



2021年6月19日(土)日本経済新聞
社外役員選任 厳しい目 親会社出身 イオン系、反対3割も 2月期企業
(記事)




【コメント】
2月期決算の上場企業は5月に定時株主総会を開催することが非常に多いわけですが、@2021年6月11日に改定された
企業統治指針(コーポレートガバナンス・コード)は少数株主保護などの観点から社外役員の独立性を始めてとして
ガバナンスを一段と強化することを上場企業に求めていることと、A機関投資家を始めとする株主の側も役員の
独立性を厳しく見始めたことの両方の要因により、5月の定時株主総会では賛成率が低かった議案が多かったとのことです。
役員選任議案への反対票が増したという点について、紹介している記事には、次のように書かれています。

>社外取締役や監査役の選任案について、独立性が低いとみられる候補者に2〜3割の反対票が集まる例が相次いだ。

「定時株主総会で株主が議案に反対票を投じる。」という点に関連して、訂正を兼ねて、「票の採決方法」について考察を行い、
2021年7月8日(木)のコメント(ttp://citizen2.nobody.jp/html/202107/20210708.html)に一言だけ追記をしたいと思います。
この時のコメントの文脈における「出席株主」の定義について、2021年7月8日(木)のコメントでは次のように書きました。

>「出席株主」を上記の3類型の株主と定義しますと、「総株主の議決権の数」=「出席株主の議決権の数」であり、かつ、
>「議決権を行使できる株主数」=「出席株主数」である、
>ということにならないだろうかと思いました(上記の3類型の株主以外に株主はいないはずですが)。

この時のコメントでは、「議決権をどの手段を用いても行使しなかった株主」のことについて私は十分には考えませんでした。
株主は3種類用意されている手段のいずれかを用いて議決権を行使するものだ、ということを前提に考えてしまいました。
「議決権をどの手段を用いても行使しない株主」(以下、「議決権無行使株主」)の存在を考慮に入れるならば、
「総株主の議決権の数」=「出席株主の議決権の数」+「議決権無行使株主の議決権の数」ということになりますし、また、
「議決権を行使できる株主数」=「出席株主数」+「議決権無行使株主数」ということになります。
「出席株主」とは、言葉を変えれば「いずれかの手段を用いて議決権を行使した株主」ということなろうかと思います。
改めて確認したいのですが、三菱商事株式会社が「R3.06.29 11:35」に提出した臨時報告書には、次のような記載があります↓。

<議案ごとの賛否の状況> 注2、注3
(3/3ページ)

株主総会における議決権の行使には、@賛成とA反対とB棄権とC議決権無行使の計4パターンがあるわけですが、
「株主総会当日に会場まで赴いたが集計用紙を提出しなった株主」は(棄権ではなく)C議決権無行使に分類されるわけです。
この採決方法では、「議決権をどの手段を用いても行使しなかった株主」は自動的に「賛成票」として取り扱われます。
株主が株主総会当日に会場まで赴いたか否か(物理的に来場したか否か)はこの採決方法では票の集計に関係がないのです。
この採決方法では、結果的には、株主の全員(「総株主」)が自動的に「出席株主」という取り扱いになります。
一言で言えば、「意思表示」をしなかった株主は自動的に「賛成票」として取り扱うのがこの採決方法なのです。
ところで、「棄権票」は"neutral"(賛成率の計算上は分母から除く)という英訳が最もしっくりくると思います。

Votes of nonvoters (i.e. "No votes") are automatically accounted to be "Ayes."
(議決権無行使株主の票(すなわち、「投票がなされなかった票」)は、自動的に「賛成票」として取り扱われます。)