2021年6月30日(水)



「本日2021年6月30日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. June 30th, 2021), 1904 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年6月30日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計1904冊でした。

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計924日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜2021年4月30日(金))
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その8(2021年5月1日(土)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202105/PastLinksWithASummaryOfEachComment8.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


2021年6月25日(金)日本経済新聞
平和不、株主提案を否決 買収防衛策は廃止
(記事)



R3.06.25 11:08
平和不動産株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号の2
(EDINET上と同じPDFファイル)



2021年6月8日
平和不動産株式会社
当社株主総会の議案に関する議決権行使助言会社ISS社のレポートに対する当社の見解
ttps://contents.xj-storage.jp/xcontents/88030/a57acaca/8c64/4df4/8b26/46fe669ae54c/20210607204549253s.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




【コメント】
東京証券取引所が入居する「東京証券取引所ビル」を所有し株式会社東京証券取引所へ賃貸をしている平和不動産株式会社
に対し香港の投資ファンドであるリム・アドバイザーズが株主提案を行ったという事例については、過去には
2021年5月15日(土)(http://citizen2.nobody.jp/html/202105/20210515.html)にコメントを書きました。
平和不動産株式会社が2021年6月24日(木)に開いた定時株主総会で在香港の投資会社リム・アドバイザーズによる株主提案
3議案(第4号議案「日本取引所グループからの天下りの禁止」、第5号議案「取締役の実務経験」、第6号議案「政策保有株式
の売却」)が全て否決された(会社側が提案した配当金と役員選任などの計3議案は全て賛成多数で可決した)とのことです。
株主提案がなされたのを受けて平和不動産株式会社は株主提案全てに反対を表明していたわけなのですが、
平和不動産株式会社の株主総会議案に関しては、米国の議決権行使助言会社Institutional Shareholder Services Inc.が
会社が上程した第3号議案(監査役1名選任の件)に対して「反対」、第4号議案に対して「賛成」を推奨する旨のレポート
を6月の上旬に発表した、とのことです。(計6議案のうち、なぜこの2議案にだけ推奨意見を発表したのかは分かりませんが)。
平和不動産株式会社が「R3.06.25 11:08」に提出した臨時報告書によりますと、第1号議案(剰余金の処分の件)の賛成率は
99.2%、第2号議案(取締役9名選任の件)の賛成率は平均約95%である一方、件の第3号議案の賛成率は81.3%でした。
議決権行使助言会社が発表したレポートが株主による議決権行使に大なり小なり影響を与えているということなのでしょう。
しかし同時に、第4号議案の賛成率は19.5%、第5号議案の賛成率は3.6%、第6号議案の賛成率は19.3%でした。
結局のところ、議決権行使助言会社が賛成を推奨しても賛成率は低いであったり、特に賛成も反対も推奨してはいないが
賛成率は著しく低い結果に終わる、ということもあるということを端的に示しているようにこの結果を見て私は思いました。
会社の各株主は議決権行使助言会社に振り回されることなく株主総会における議決権行使の判断をしていると言えるのでしょう。
それにしましても、他の会社の事例でも全く同じようなことがあったのですが、私の検索の仕方が悪いのか分かりませんが、
ISS社が発表したとされるレポートはざっと検索してみましてもまたしても(今回もまた)見つかりませんでした。
ISS社が発表したレポートを1つの題材にして投資に関するアドバイスを顧客に対して行う投資顧問業者もいるのではないか
(顧客からレポートを読みたい、と)と私は思うのですが、レポートを検索しても見つからないものですから、「ISS」は、
"Invisible. Searchable? Search me." (「見当たらないようです。 検索可能かどうかですか? これ以上は分かりません。」)
の頭文字を取ったものではないだろうかと投資顧問業者と顧客との間の会話を空想しながら私はふと思いました。