2021年3月27日(土)



「本日2021年3月27日(土)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. March 27th, 2021), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年3月27日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計829日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


サカイオーベックス、MBOが不成立 期末配当50円実施へ

[東京 25日 ロイター] - サカイオーベックスは25日、松木伸太郎社長が代表を務めるサカイ繊維が行っていた
MBO(経営陣が参加する買収)が成立しなかったと発表した。
サカイ繊維が同社に対して行っていた株式公開買い付けで、応募株数が393万9239株と買い付け予定数の
下限(412万7800株)に達しなかった。
サカイオーベックスはMBOが不成立となったことを受け、21年3月期の期末配当を50円にすると発表した。
(ロイター 2021年3月25日4:25 午後)
ttps://jp.reuters.com/article/%E3%82%B5%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82
%B9-%EF%BC%AD%EF%BC%A2%EF%BC%AF%E3%81%8C%E4%B8%8D%E6%88%90%E7%AB%8B%E3%80%80%E6%9C%9F%E6%9C%AB%E9%85%8D%E5%BD
%9350%E5%86%86%E5%AE%9F%E6%96%BD%E3%81%B8-idJPL4N2LN1TE

 

サカイオーベが21年3月期期末一括配当を実施へ

 サカイオーベックス<3408.T>が25日の取引終了後、従来無配としていた21年3月期の期末一括配当予想について、
50円(前期65円)を実施すると発表した。
 MBOの一環として実施したサカイ繊維(福井県福井市)によるTOBが成立することを条件に無配の予定としていたが、
TOBが不成立となったことに伴い、配当を実施することにしたという。
(みんなの株式 2021/03/25 16:37)
ttps://minkabu.jp/stock/3408/news/2916755

 

染色加工大手のサカイオーベックス、MBO不成立 下限に満たず

 大手染色加工会社のサカイオーベックスが、経営陣によるMBOで株式非公開化を目指し2月9日から3月24日まで実施した
公開買い付け(TOB)が不成立に終わったと発表した。応募数は約393万株で、下限の約412万株に満たなかった。
買い手となっていたサカイ繊維は、サカイオーベックスの松木伸太郎社長が今年1月に設立。買い付け価格は
当初2850円としていたが、3月8日に3000円に引き上げていた。
 サカイオーベックスは1891年創業の酒井商店を前身とし、1934年に法人化。現在は主力の染色加工事業をはじめ、
繊維販売事業や制御機器事業など複数の事業を展開している。
 今回のTOBは、繊維業界の環境変化に柔軟に対応できる経営基盤の確立に努めるとともに、競争力のある企業体質を構築し、
企業価値の向上に注力するために実施。第3位の株主であるニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド
(NIPPON ACTIVE VALUE FUND PLC)とは全株式を取得する契約を結んでいた。TOB不成立となったため、
2021年3月期の期末配当は1株あたり50円とすると発表した。
(Fashin Snap 2021年03月25日 17:33 JST)
ttps://minkabu.jp/stock/3408/news/2916755

 

 


2021年3月26日(金)日本経済新聞
サカイオーベ MBOが不成立に
(記事)




R3.03.25 15:05
サカイ繊維株式会社
公開買付報告書 対象: サカイオーベックス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




 

【5%】サカイオーベについて、シティインデックスイレブンスは保有割合が5%を超えたと報告 [大量保有報告書]
(株探ニュース 2021年03月26日16時04分)
ttps://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202103260808

「キャプチャー画像」




R3.03.26 16:00
株式会社シティインデックスイレブンス
大量保有報告書 発行: サカイオーベックス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


2021年3月15日
サカイオーベックス株式会社
臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ
ttp://www.sakaiovex.co.jp/ir/3137_extraordinary.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年3月15日
サカイオーベックス株式会社
臨時株主総会の議決権の基準日設定公告
ttp://www.sakaiovex.co.jp/ir/koukoku20210315.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年3月25日
サカイオーベックス株式会社
サカイ繊維株式会社による当社株券等に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
ttp://www.sakaiovex.co.jp/ir/3138_sakai.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年3月25日
サカイオーベックス株式会社
令和3年3月期の期末配当予想の修正に関するお知らせ
ttp://www.sakaiovex.co.jp/ir/3139_revision.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



2021年3月25日
サカイオーベックス株式会社
臨時株主総会の不開催及び基準日の取消しに関するお知らせ
ttp://www.sakaiovex.co.jp/ir/3140_extraordinary.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)





2021年3月25日
サカイオーベックス株式会社
臨時株主総会の議決権の基準日設定の取消公告
ttp://www.sakaiovex.co.jp/ir/koukoku20210325.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




 


「サカイオーベックス株式会社の株価の値動き(公開買付の開始日である2021年2月9日以降)」

 




サカイオーベックス株式会社がマネジメント・バイアウトを行うという事例についての過去のコメント↓。

2021年3月14日(日)
http://citizen2.nobody.jp/html/202103/20210314.html

 

 


【コメント】
サカイオーベックス株式会社がマネジメント・バイアウトを行うために公開買付を実施していたのですが、
応募株式数が買付予定数の下限に達しなかったために公開買付が不成立になったとのことです。
サカイオーベックス株式会社がマネジメント・バイアウトを行うという事例については、
2021年3月14日(日)にコメントを書きましたので参考にして下さい。
公開買付が不成立になりますと、その後は例えば株式市場は公開買付開始前の状態に戻ると言っていいわけです。
サカイオーベックス株式会社は、公開買付開始前は2021年3月期の期末配当を50円にすると発表しており、
その後公開買付の開始を受けて2021年3月期の期末配当を無配(0円)にすると発表していたのですが、
このたび公開買付の不成立を受けて再び2021年3月期の期末配当を50円にすると発表しました。
2021年3月期の期末配当を無配(0円)にすることは公開買付の成立が前提であったという点でも、また、
公開買付が不成立に終わったためサカイオーベックス株式会社の財務諸表に(ひいていは株式の本源的価値に)は
何らの変動も生じないことになったという点でも、2021年3月期の期末配当を公開買付開始前に発表していた金額に戻すことは、
公開買付期間中に株価自体には大きな変動はあったものの、経営上の観点からは自然なことなのだろうと思います。
サカイオーベックス株式会社が計画していたマネジメント・バイアウトについては今後の手続きというのはないわけですが、
紹介している記事と法定開示書類とプレスリリースを読んでいて気になった点について一言だけ書きたいと思います。
上の方に株探ニュースを紹介していますが、物言う株主として有名な株式会社シティインデックスイレブンスが
公開買付期間中にサカイオーベックス株式会社株式を大量に取得していたことが分かったとのことです。
株式会社シティインデックスイレブンスが「R3.03.26 16:00」に提出した大量保有報告書を見てみましょう↓。

第2【提出者に関する事項】
1【提出者(大量保有者)/1】
(5)【当該株券等の発行者の発行する株券等に関する最近60日間の取得又は処分の状況】
(3〜4/4ページ)

株式会社シティインデックスイレブンスは公開買付が開始された後になって株式を購入し始めています。
公開買付は不成立になっていますし、今後より高い価格で所有株式を売却するのは難しいかもしれないなと思いました。
それから、上の方に紹介しています株探ニュースの記事には、次のような注意書きがあります↓。

>※上記は金融庁のEDINET(電子開示システム)で開示された書類に基づく情報です。
>金融商品取引法上の公衆縦覧ではありません。

この注意書きは一体どういう意味なのだろうかと思いました。
「金融庁のEDINET(電子開示システム)で開示された書類に基づく情報」を基に記事を執筆したのであれば、
それ以上は何の根拠もいらないはずです。
「金融商品取引法上の公衆縦覧」よりも「金融庁のEDINET(電子開示システム)で開示された書類に基づく情報」の方が
信頼性は高いのではないかと思います。

 



さらに、上の方に紹介しています株探ニュースの記事には、次のような注意書きもあります↓。

>※詳しくはEDINETで原本をご確認ください。

金融庁のEDINET(電子開示システム)で入手できる書類はあくまで写しです。
金融庁のEDINET(電子開示システム)では原本は入手できませんし、また、そもそも原本を入手する方法はありません。
原本は財務局(EDINET)が保管していると言えるでしょう。
また、発行者(提出者)も原本を保管しているとは言えるでしょう。
ただ、EDINET(電子開示システム)で入手できる写しは原本と同一であることを金融庁は保証している、
という言い方ができるのだと思います。

 


City Index Eleventh has begun to purchase a share after a tender offer was commenced.

シティインデックスイレブンスは公開買付が開始された後になって株式を購入し始めています。

 

On the securities system, there exist 2 types of copy of the original.
The one is a copy which is available at a Local Financial Bureal (or on the EDINET).
And the two is a copy which is distributed at a place where a legal disclosure document is made available
for the public inspection.
Generally speaking, the securities system assures that the former copy is quite the same as the original
but the securities system does not always assure that the latter copy is quite the same as the original.

証券制度上は、原本の写しには2種類があるのです。
1つ目は財務局で(もしくはEDINETで)入手可能な写しです。
そして2つ目は法定開示書類を縦覧に供している場所で配布されている写しです。
一般的なことを言えば、証券制度は、前者の写しは原本と全く同一であることを保証しているのですが、
後者の写しが原本と全く同一であることについては必ずしも保証はしていないのです。