2021年1月27日(水)



「本日2021年1月27日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. January 27th, 2021), 161 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年1月27日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計161冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計771日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



2020年9月18日(金)日本経済新聞
日本ペイントの「金融力」 三菱出身の田中社長 主導
(記事)




2021年1月26日(火)日本経済新聞
日本ペイント、塗料事業統合完了
(記事)



R2.08.21 13:34
日本ペイントホールディングス株式会社
有価証券届出書(参照方式)
(EDINET上と同じPDFファイル)




 
R2.11.16 17:12
日本ペイントホールディングス株式会社
訂正有価証券届出書(参照方式)
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.08.21 13:06
日本ペイントホールディングス株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第3号、第19条第2項第8号の2
(EDINET上と同じPDFファイル)



 
R2.12.28 15:36
日本ペイントホールディングス株式会社
訂正臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第3号、第19条第2項第8号の
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


2020年12月28日
日本ペイントホールディングス株式会社
「当社とWuthelamグループとで運営するアジア地域の合弁会社の持分追加取得、インドネシア事業の持分取得(子会社化)、
第三者割当による新株式の発行及び親会社の異動に関するお知らせ」
の実行日の変更に関するお知らせ及び親会社の異動に関するお知らせ」の実行日の変更に関するお知らせ
ttps://www.nipponpaint-holdings.com/assets/files/name/20201228_J.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年1月25日
日本ペイントホールディングス株式会社
当社とWuthelamグループとで運営するアジア地域の合弁会社の持分追加取得、 インドネシア事業の持分取得(子会社化)の
完了、第三者割当による新株式の発行の払込完了及び親会社の異動に関するお知らせ
ttps://www.nipponpaint-holdings.com/assets/files/name/20210125%EF%BC%BFJ.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年1月25日
日本ペイントホールディングス株式会社
資金の借入れに関するお知らせ
ttps://www.nipponpaint-holdings.com/assets/files/name/2021012502_J.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



R2.03.27 10:12
日本ペイントホールディングス株式会社
有価証券報告書−第194期(平成31年1月1日−令和1年12月31日)
(EDINET上と同じPDFファイル)

 


R2.05.15 16:01
日本ペイントホールディングス株式会社
四半期報告書−第195期第1四半期(令和2年1月1日−令和2年3月31日)
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.08.14 15:46
日本ペイントホールディングス株式会社
四半期報告書−第195期第2四半期(令和2年4月1日−令和2年6月30日)
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.11.13 15:47
日本ペイントホールディングス株式会社
四半期報告書−第195期第3四半期(令和2年7月1日−令和2年9月30日)
(EDINET上と同じPDFファイル)



 

日本ペイントホールディングス株式会社がシンガポール塗料大手のウットラム・グループの子会社になると発表した、
ということを題材にして、そのスキーム(第三者割当増資等)について記事を引用しながら一言だけ書いた時のコメント↓。

2020年9月2日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/20200902.html

 

 



【コメント】
日本ペイントホールディングス株式会社がウットラム・グループとの塗料事業の統合を完了した、とのことです。
この事例に関する新聞記事と法定開示書類とプレスリリースを紹介していますが、
これらを題材にして一言だけコメントを書きたいと思います。
ウットラム・グループを引受先とする日本ペイントホールディングス株式会社による第三者割当増資の実施日(払込日)は
2021年1月25日であり、ウットラムとのアジアの合弁会社株式とウットラムのインドネシア子会社株式の取得日も
2021年1月25日であったわけですが、複数の金融機関からの買収を行うため資金(シンジケート・ローン)の借入実行日は
日本ペイントホールディングス株式会社が発表した「資金の借入れに関するお知らせ」によると2020年12月28日となっています。
プレスリリースによりますと、支払金利は「基準金利+スプレッド」(固定金利)であり、返済方法は「期日一括返済」
とのことなのですが、株式の取得日は2021年1月25日であることを考えれば、借入実行日は2021年1月25日であるべきだった
のではないかと私は思います(第三者割当増資の払込日との整合性を考えてもこの借入実行日はおかしいわけです)。
この低金利の昨今、基準金利とスプレッドが具体的に何パーセントであるのかについては残念ながら記載はないのですが、
金融機関側も、日本ペイントホールディングス株式会社がこのたび借り入れを行う目的(つまり、借入資金の使途)は
ウットラム・グループのアジア合弁事業100%化並びにインドネシア事業の買収であるということは重々承知しているはず
ですから、株式取得日の1ヵ月も前に資金を借り入れると聞いて、金利は借入実行日から発生しますから、
「ペイント」ならぬ「えっ、いいんですか?」と日本ペイントホールディングス株式会社に対し言いたくなったことでしょう。
日本ペイントホールディングス株式会社の本社は大阪府大阪市とのことですが、仮に融資の舞台が九州なら、
「ペイント」ならぬ「えっ、よかと?」と日本ペイントホールディングス株式会社は言われてしまうでしょう。
簡単に言えば、日本ペイントホールディングス株式会社には約1ヶ月間分の無駄な支払金利が発生してしまうわけです。
このたびの一連の複雑なディールを主導したのは、2020年1月に日本ペイントホールディングス株式会社の
社長兼最高経営責任者(CEO)に就いた三菱UFJフィナンシャルグループの元副社長であるとのことですが、
銀行員時代に貸付業務は行っていたのだろうとは思いますが、利息の計算はできないのだろうかと思いました。
メガ・ディールだ株主価値の向上だと騒ぐ前に、私は社長兼CEOに「もっと足元を見ろよ。」と言いたいと思います。
仮にこの支払利息の発生について指摘をすると、社長兼CEOは「ウットラム」ならぬ「『うっ』となる」のかもしれないな、
と私は思いました。
日本ペイントホールディングス株式会社は日本の事業会社の中で突出した金融力を誇ると記事は書かれていますが、
「支払利息の最少化」もまた1つの金融力だと私は考えます。
いやしくも金融界出身であるならば、社長兼CEOには借り入れを2021年1月25日に実行していただきたかったと私は思いました。
有価証券報告書を読みますと、日本ペイントホールディングス株式会社の最大の販売製品は「自動車用塗料」とのことです。
例えばあのトヨタ自動車では「乾いた雑巾を絞る」と言います。
トヨタ自動車では、生産している自動車の車体に自動車用塗料を必要以上に塗ったりは決してしないはずです。
社長兼CEOは湯水のように無駄な利息を支払っていることになるわけですが、仮に社長兼CEOの転身先が
日本ペイントホールディングス株式会社ではなくトヨタ自動車だったなら張り倒されていることでしょう。
社長兼CEOは「ペイント」ならぬ「『ペイペイ』からやり直せ。」と社内外から言われてしまうことでしょう。
日本ペイントホールディングス株式会社の塗料製造工場では「トルエン」も使っているのだと思いますが、
「無駄な支出をなくす」という意味を込めて「取る円」という言葉を私は考え付きました。
日本ペイントホールディングス株式会社は、グローバル化の前に日本円の無駄な支出を減らすことに力を入れるべきでしょう。
ユニークな買収スキームを考案する前に、利息の計算方法をまずは学ぶべきだと思いました。
利息の計算方法は大学には進学しない商業高校の生徒さんでも授業で習うのではないでしょうか。
また、国立大学の2次試験まで後約1ヵ月ですが、これを機会に「1ヵ月の価値」を理解していただきたいと私は思いました。