2021年4月16日(金)



「本日2021年4月16日(金)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. April 16th, 2021), 194 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年4月16日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計194冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計849日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


2021年3月11日(木)日本経済新聞 大機小機
取締役会改革 着地点を示せ
(記事)




2021年3月26日(金)日本経済新聞
ラクオリア総会に取締役案 個人株主の提案が可決
(記事)




2021年3月27日(土)日本経済新聞
総会、オンライン併用15% 12月期企業 3月開催30日ピーク 法改正検討「会場不要」に道
(記事)




2021年4月16日(金)日本経済新聞
役員選任に厳しい目 3月総会、住友ゴムなど低賛成率 独立性や在任期間問われる
(記事)

 

 



R2.12.02 14:12
柿沼佑一
変更報告書 発行: ラクオリア創薬株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.12.28 14:36
柿沼佑一
変更報告書 発行: ラクオリア創薬株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.01.27 15:01
柿沼佑一
変更報告書 発行: ラクオリア創薬株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.03.30 15:30
ラクオリア創薬株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号の2
(EDINET上と同じPDFファイル)




R3.03.30 15:31
ラクオリア創薬株式会社
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 



2021年2月4日
ラクオリア創薬株式会社
株主提案に関する書面受領のお知らせ
ttps://www.raqualia.co.jp/ir/files/20210204170000_140120210204456078/
library_%E6%A0%AA%E4%B8%BB%E6%8F%90%E6%A1%88%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%9B%B8%E9%9D%A2%E5%8F%97%E9
%A0%98%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年2月12日
ラクオリア創薬株式会社
株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ
ttps://www.raqualia.co.jp/ir/files/20210212173000_140120210212463933/
library_%E6%A0%AA%E4%B8%BB%E6%8F%90%E6%A1%88%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E5%BD%93%E7%A4%BE%E5%8F%96%E7
%B7%A0%E5%BD%B9%E4%BC%9A%E6%84%8F%E8%A6%8B%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年3月12日
ラクオリア創薬株式会社
提案株主様に対する公開質問状の送付のお知らせ
ttps://www.raqualia.co.jp/topics/uploads/c03f9e37b893ac23f90f2878b71bf78b.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年3月19日
ラクオリア創薬株式会社
提案株主様からの「公開質問状に対する回答書」受領のお知らせ
ttps://www.raqualia.co.jp/topics/uploads/7552b48f1ca32641a0a193f70ab564ea.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




「ラクオリア創薬株式会社からのプレスリリースの一覧」

 

 



【コメント】
12月期決算企業が2021年3月に開催した定時株主総会と役員選任に関する記事を計4本紹介しています。
紹介している記事と法定開示書類とプレスリリースを題材にして、一言だけコメントを書きたいと思います。
ラクオリア創薬株式会社では個人株主が提案した株主提案(役員の解任・選任議案)が定時株主総会で可決したのですが、
事の概要がまとまっていますので、紹介している2021年3月26日(金)付けの日本経済新聞の記事を引用したいと思います。

>ジャスダック上場のラクオリア創薬は25日、同日開催した定時株主総会で個人株主が提案した取締役選任議案を可決した
>と発表した。2014年に財務経理部長を務めた武内博文氏など4人の新任取締役を選び、代表取締役に武内氏が就く。
>上場企業で個人株主の提案が可決されるのは珍しい。
>谷直樹代表取締役社長を含む旧経営陣の取締役6人は退任する。
>ラクオリア側は、副社長だった渡辺修造氏を代表取締役候補としていた。
>業績不振や株価低迷を受け弁護士で20年末に株式の11%を保有する筆頭株主、柿沼佑一氏が株主提案を出していた。

また、紹介している2021年3月27日(土)付けの日本経済新聞の記事からもラクオリア創薬株式会社に関する記述を引用します。

>創薬ベンチャーのラクオリア創薬は、業績の低迷や監査等委員会の機能不全を主張する筆頭株主の柿沼祐一氏から
>取締役の解任を受ける株主提案を受けた。会社は当初反対したが、株主提案が可決される公算が大きくなり、
>総会当日の25日に取締役候補2人の選任案などの提案を取り下げ、柿沼氏の提案する取締役が選任された。

紹介している2021年4月16日(金)付けの日本経済新聞の記事には、2021年3月に開催された定時株主総会では
独立性に乏しい社外役員の選任案などで株主の賛成率が低い事例が相次いだと書かれていますが、
記事を読んでいてふと思ったのですが、「@役員選任議案に反対票を投じる」と「A役員選任議案を提案する」は
実務上は非常に大きな違いがあると言いますか、会社側としては「会社提出の議案に反対だと言うのなら、
では一体誰を選任せよと言うのか。」と反対の方針を表明している株主に対し言いたくなるのだと私は思います。
会社側としては始めから最善と考えられる人材を役員の候補者として挙げているのです、
会社側はさらに適切な人員探しをせよと株主から言われても(つまり、「反対票を投じるぞ。」と株主から言われても)
これ以上は会社としてはもう対応・対策の取り様がない、という事態に実務上は陥ってしまうと私は思います。
逆に会社の方が「より適切な人材を是非教えてください。」と株主にお願いしたいくらいでしょう。
反対票を投じることを検討・表明している株主は、反対票を投じる前に、自分が最善と考える候補者を推薦するべきなのです。
そして、株主総会議案を提案した株主は、株主総会における議決権の行使結果(自分が提案した議案は可決されたのか
それとも否決されたのか)に関する何らかの報告書を、会社が提出する臨時報告書とは別に、提出をするべきなのです。
株主総会に議案を上程するとはそれくらい重い責任を伴うと考えなければならないと私は考えます。
それから、この記事の最後には、「株主総会はほぼ満場一致で終わる『シャンシャン総会』から、
投資家が経営陣の取り組みをチェックする場への変化が加速している。」と書かれています。
ラクオリア創薬株式会社に株主提案をした件の個人株主は、上の方に記事を引用していますように、弁護士であるとことです。
一方、件の個人株主が提出している変更報告書には、「職業」の欄には「個人投資家」と記載されています。
完全オンライン開催の株主総会や株主総会のインターネット配信が法制度の改正も含めて目下議論になっているわけですが、
会社に対する投資家の視線が厳しさを増している昨今、先のラクオリア創薬株式会社の定時株主総会においても
実際に行われましたように「株主総会検査役の選任の申立て」をする株主もますます増えていくであろうと私は思うのですが、
株主総会の現場で招集の手続及び決議の方法を調査するに際しては、知識面や知能面に加えてフィジカルな(肉体的な)部分も
経営陣を実際にチェックをするためには現実には必要だと言えます(物事には「形」から入ることも重要でしょう)ので、
今後は個人株主が提出する大量保有報告書(変更報告書)の「職業」の欄に「格闘家」と記載する株主も増えるはずだ、
と私は思います(最後の一文だけ冗談ですが)。