2021年4月7日(水)



「本日2021年4月7日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」




Today (i.e. April 7th, 2021), 289 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年4月7日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計289冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計840日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



ニッパンレンタル、MBOで株式非公開化 事業構造改革へ

建機レンタルのニッパンレンタルは11日、MBO(経営陣が参加する買収)により、株式の非公開化を目指すと発表した。
同社の石塚春彦社長が設立した赤城(前橋市)がTOB(株式公開買い付け)を実施する。
株式の非公開化により、短期的な収益悪化の恐れがある店舗の統廃合など事業構造改革に取り組むという。
買い付け価格は1株1050円(11日の終値は918円)とし、買い付け期間は12日から4月22日までの30・・・
(日本経済新聞 2021年3月12日 1:49)
ttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO69899250R10C21A3L60000/

 

 

ニッパンレンタル<4669>、MBOで株式を非公開化

建設機械レンタルのニッパンレンタルは11日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表した。
同社の石塚春彦社長が設立した赤城(前橋市)が1株1050円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。
買付代金は約20億円。建設現場のICT化(施工の情報化)や中長期的な公共投資の減少などを見据え、
大胆な事業構造改革を進めるには非公開化が望ましいと判断した。
ニッパンレンタルはTOBに賛同している。TOBが成立すれば、ジャスダックへの上場が廃止となる見通し。
買付価格1050円はTOB公表前日の終値917円に14.5%のプレミアムを加えた水準。
買付予定数は所有割合84%余りにあたる190万7191株。
ニッパンレンタルの石塚社長、同氏の資産管理会社で筆頭株主の高柳キャピタル、
父親で創業者の石塚幸司会長の3者は保有株(合計15.97%)についてTOBに応募しない。
買付予定数の下限は50.7%(115万650株)。
買付期間は3月12日〜4月22日。公開買付代理人はみずほ証券。決済の開始日は4月30日。
ニッパンレンタルは1979年に建機販売・修理を目的にニッパンサービスとして設立。
その後、建機レンタルに進出し、1996年に現社名に変更した。北関東・新潟地区を地盤とする。
1997年に株式を店頭登録し、2004年からジャスダック上場。
(M&A Online 2021/03/11)
ttps://maonline.jp/news/20210311a

 

 



2021年3月12日(金)日本経済新聞 公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
株式会社赤城
(記事)




R3.03.12
株式会社赤城
公開買付開始公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)


R3.03.12 13:06
株式会社赤城
公開買付届出書 対象: 株式会社ニッパンレンタル
(EDINET上と同じPDFファイル)


R3.03.12 13:17
株式会社ニッパンレンタル
意見表明報告書 対象: 株式会社赤城  
(EDINET上と同じPDFファイル)


R3.03.30 15:37
株式会社赤城
訂正公開買付届出書 対象: 株式会社ニッパンレンタル
(EDINET上と同じPDFファイル)


R3.04.02 13:12
株式会社ニッパンレンタル
臨時報告書 臨報提出事由:第19条第2項第9号の2
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


2021年3月11日
株式会社ニッパンレンタル
MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ
ttps://www.nippan-r.co.jp/product/pdf.php?mode=pr&year=2021&kind_code=9&code=0003

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年3月11日
株式会社ニッパンレンタル
株式会社赤城による株式会社ニッパンレンタル株式(証券コード:4669)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
ttps://www.nippan-r.co.jp/product/pdf.php?mode=pr&year=2021&kind_code=9&code=0002

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年3月11日
株式会社ニッパンレンタル
2021年12月期の期末配当予想の修正(無配)に関するお知らせ
ttps://www.nippan-r.co.jp/product/pdf.php?mode=pr&year=2021&kind_code=9&code=0004

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




 

R3.03.30 14:28
株式会社ニッパンレンタル
有価証券報告書−第42期(令和2年1月1日−令和2年12月31日)
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


【コメント】
建設機械のレンタル事業を手掛ける株式会社ニッパンレンタルがマネジメント・バイアウトを実施するとのことです。
マネジメント・バイアウトや公開買付とは全く関係ないのですが、記事やプレスリリースや法定開示書類を読んで
気になった点について一言だけコメントを書きたいと思います。
まず、私は昨日のコメントで、「東京証券取引所は、株式市場の投資家には適時開示情報を薦めているにも関わらず、
株式の本源的価値を法定開示書類に基づいて判断している。」と書いたわけですが、公開買付者が「R3.03.30 15:37」に
提出した訂正公開買付届出書は対象会社が有価証券報告書を提出したことを理由として提出されたものです。
このことは、公開買付制度は適時開示情報ではなく法定開示書類を投資判断の根拠とするよう株式市場の投資家に薦めている
という言い方ができるのだろうと私は思いました。
次に、2年5ヶ月ほど前の記事になりますが、株式会社ニッパンレンタルに関して次のような記事がありましたので紹介します↓。

ニッパンレンタル/貨物運送の子会社設立、運送事業を内製化
(LNEWS 2018年12月19日)
ttps://www.lnews.jp/2018/12/k1219318.html

「キャプチャー画像」

2018年12月当時、運送業界ではドライバー不足、燃料費と運賃の高騰などの問題があったのは確かかもしれませんが、
建設機械運送業において同様の問題を抱えていたというわけではないと私は思います。
一言で言えば、建設機械の営業所間移動は自社自身で手掛けていた(始めから内製化されていた)のではないかと思います。
営業所間移動と記事には書かれていますが、そもそも顧客(借り手)が指定する場所(工事現場)への建設機械の運送を
会社設立以来自社自身で手掛けてきたのではないかと思います(レンタルはするが運送はしない、ということはないでしょう)。
むしろ、建設機械の運送を引き受ける運送業者というのはないのではないだろうかと私は思うくらいです。
参考までに、株式会社ニッパンレンタルのウェブサイトのトップページを紹介します↓。

株式会社ニッパンレンタル
ttps://www.nippan-r.co.jp/

「PDF印刷・出力したファイル」

小型の建設機械であればある程度の大きさのトラックで運送できるとは思いますが、
大型の建設機械になると運送できるトラックが限られてくる(運送業者に依頼をすることができない)と思います。
大型の建設機械は、株式会社ニッパンレンタル自身が運送するか、そうでないならば、
建設機械製造会社(例えば、株式会社小松製作所等)が運送する形になるのではないだろうかと私は思います。

Nippon Rental Co., Ltd. has transported its own construction machines for itself since its foundation, I suppose.
Generally speaking, no third party freight company is able to undertake a transport of a special machine.
What you call a "third party logistics" presupposes a more or less "standardized-size" freight.

株式会社ニッパンレンタルは自社所有の建設機械を会社設立以来ずっと独力で輸送してきたのだと私は思います。
一般的なことを言えば、特殊機械の輸送を引き受けることができる第三者の貨物輸送会社は1社もないのです。
いわゆる「サード・パーティー・ロジスティクス」というのは、
大なり小なり「規格化された大きさの」運送貨物を前提としているのです。