2021年3月11日(木)



「本日2021年3月11日(木)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. March 11th, 2021), 192 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年3月11日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計192冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計813日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


2021年3月11日(木)日本経済新聞
来期業績を読む 野村総合研究所社長 此本臣吾氏
ECなど大型開発案件 DX追い風 受注残1割増
ROE20%の維持 人材投資が不可欠
(記事)




野村総研社長が明かす「買収戦略」の中身、苦戦の海外事業改善の道筋とは?
此本臣吾・野村総合研究所会長兼社長インタビュー
(ダイヤモンドオンライン 2021.2.24 5:25 有料会員限定)
ttps://diamond.jp/articles/-/263185

「有料会員限定の記事(インタビュー部分は読めない)なので、無料で読める1/2ページ目のみをPDF印刷・出力したファイル」




 

上記の野村総合研究所の記事と関連する部分があると私が思った記事↓。


GE、航空機リース事業を同業大手と統合 資産は売却

【ニューヨーク=中山修志】米ゼネラル・エレクトリック(GE)は10日、
航空機リース事業を分割し、アイルランドのリース大手エアキャップと統合すると発表した。
航空機などの資産を売却し、約240億ドル(約2兆6000億円)の現金と統合会社の株式の46%を得る。
航空需要は新型コロナウイルスの流行で低迷する。航空機リース事業を売却し、経営の安定を図る。
GEは金融子会社GEキャピタルを通じて約1600機の航空機のリースを手掛ける。エンジンやヘリコプターを含む総額340億ドルの
リース資産をエアキャップに譲渡する。従業員400人も同社が引き継ぐ。事業統合で受け取る現金は有利子負債の返済に充てる。
2018年に就任したラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)はバイオ医薬関連事業など非中核事業の売却を進めてきた。
リース事業の分割により、航空機エンジンや再生可能エネルギーなどの産業部門を中核とする事業再編が完了する。
GEキャピタルは住宅ローン事業など過去に手掛けた金融事業の大部分から撤退したが、主力の航空機エンジン事業との
関連性が高い航空機リースは継続していた。同事業を切り出すことで、GEキャピタルの事業規模は大幅に縮小する。
(日本経済新聞 2021年3月10日 22:26 (2021年3月11日 5:05更新))
ttps://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN10BWU010032021000000/

 

 



【コメント】
本日2021年3月11日(木)付けの日本経済新聞に掲載されていた野村総合研究所の社長インタビューの記事を紹介しています。
また、ダイヤモンドオンラインに関連の深い記事がありましたので、記事のリンクを紹介しています。
野村総合研究所は堅実に6期連続で最高益を計上しており、業績の向上を受け株価はここ10年間上場し続けている状態にあり、
いつしか時価総額は元親会社の野村ホールディングスを逆転している、とのことです。
目下、日本企業はデジタル技術を活用した経営や営業活動へと変革を遂げている最中とのことであり、
その変革が追い風となって野村総合研究所を始めとする「IT×コンサル」企業の収益は拡大傾向にあるとのことです。
有料ですのでダイヤモンドオンラインの記事では海外事業を巡る買収戦略の中身については私は読むことができないのですが、
紹介している日本経済新聞の記事の最後には、オーストラリアを中心に海外事業は現在苦戦している最中であり、
また、技術に強みを持つ企業の買収を検討している、と書かれています。
そして、既存の海外事業については、次のように書かれています。

>北米の子会社もレンタカーや航空会社を顧客に抱え業績回復にてこずっている。

現在野村総合研究所は成長戦略として海外において買収を検討しているところであるわけですが、
米ゼネラル・エレクトリックが言わばその正反対の意思決定をしたという記事がありましたので上の方に紹介しています。
米ゼネラル・エレクトリックは、航空機リース事業をアイルランドの企業に売却し、さらに、金融子会社のGEキャピタルを
解散するとのことであり、「複合経営」に終止符を打ち航空機エンジンや電力タービンなどの製造業に専念するとのことです。
1981年から2001年までGEを率いた中興の祖であるジャック・ウェルチ氏が「選択と集中」を合言葉に金融事業への進出を
推し進めたわけなのですが、ここにきて経営方針を変更し事業内容を根本的に変革する意思決定をしたようです。
海外で買収を検討している野村総合研究所と国内回帰へと舵を切った米ゼネラル・エレクトリックは対照的だと思いました。
話の腰を折るようですが、10年以上のスパンで見ると、日本でも米国でもたとえ海外企業を買収しても、
長期的には結局売却するというケースが比較的多いように私には感じられます。
米ゼネラル・エレクトリックの20年近く前の(やや尊大な)キャッチフレーズは"Our age."(我々の時代)であったのですが、
今では"We are an Ancient Genuine Engineer."(私共は古来から本物のエンジニアです。)とアピールしなければなりません。
そしてそれは野村総研もです。
企業にとって最大の事業リスクは、多角化をしないことや海外進出をしないことではなく、
本業を疎かにすることや国内事業を固めないことだと私は考えます。


Some companies make a choice of their own existing businesses in order to concentrate (i.e. a scale-down), and
some companies make a selection of any businesses all around the world in order to concentrate (i.e. a scale-up).

集中をするために自社自身の既存事業の中から選択をする(すなわち、事業規模の縮小)を企業もあれば、
集中をするために世界中のあらゆる事業の中から選択をする(すなわち、事業規模の拡大)を企業もある。

If Archimedes, who exclaimed "Eureka," were the 4th grade student of a university in Japan of the present day,
would a staff of a personnel department of Nomura Research Institute, Ltd. adopt him, I imagine casually.
By the way, how many hours I take a bath, I surely never get aware of an existence of a bouyancy.

「わかったぞ」と叫んだアルキメデスが仮に現在の日本の大学4年生だとしたら、
株式会社野村総合研究所の人事部の職員はアルキメデスを採用しただろうか、と私はふと想像しました。
ちなみに、私が何時間お風呂に入ったところで、私が浮力の存在に気が付くことは決してないでしょう。