2021年1月16日(土)

「本日2021年1月16日(土)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. January 16th, 2021), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年1月16日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計760日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html


 

 


2021年1月15日(金)日本経済新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
グリーン ホールディングス エルピー
(記事)


2021年1月15日(金)日本経済新聞
日本アジアGにTOB 旧村上ファンド系
(記事)



R3.01.14
Green Holdings, L.P.  
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)


R3.01.14 16:24
Green Holdings, L.P.
訂正公開買付届出書 対象: 日本アジアグループ株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)


R3.01.14 16:31
日本アジアグループ株式会社
訂正意見表明報告書 対象: Green Holdings, L.P.  
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 



2021年1月14日
日本アジアグループ株式会社
(変更)「MBOの実施及び応募の推奨並びに子会社の異動を伴う株式譲渡に関するお知らせ」の一部変更について
ttps://www.japanasiagroup.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021-1-14.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2021年1月15日
日本アジアグループ株式会社
株式会社シティインデックスイレブンスによる当社株式に対する公開買付けの開始予定に係るお知らせ
ttps://www.japanasiagroup.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021-1-15.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)






注:
株式会社シティインデックスイレブンスが日本アジアグループ株式会社株式に対して公開買付を開始することを
意思決定した旨のプレスリリース(公表文)は一体どこで目にすることができるのだろうかと思いました。
該当するプレスリリース(公表文)はすぐには見つけることができなかったのですが、いくつかのキーワードで
インターネットで検索してみましたところ、「株式会社レノ」のウェブサイトにアップロードされていました↓。
株式会社シティインデックスイレブンスは「株式会社レノ」の孫会社なのではないだろうかと思います。
株式会社シティインデックスイレブンスは所定の前提条件が充足された後、公開買付を開始することを予定しています。
仮に事が順調に進めば、予定通り2月上旬に公開買付開始公告が公告され公開買付届出書が提出されることでしょう。
それにしても、自社ウェブサイト上へのアップロードだけで「公表」や「公開」に該当するのだろうかと改めて思いました。

 

株式会社レノ
ttp://reno.bz/


2021年1月14日
株式会社シティインデックスイレブンス
日本アジアグループ株式会社(証券コード:3751)の株券等に対する 公開買付けの開始予定に関するお知らせ
ttp://reno.bz/wp/wp-content/uploads/2021/01/201211_nihonasiapressrelease.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



【コメント】
紹介している法定開示書類とプレスリリースを題材にして、一言だけコメントを書きたいと思います。
再生エネルギー事業などを手掛ける日本アジアグループ株式会社がMBO(経営陣が参加する買収)を通じて株式の非公開化
を目指している最中であるわけですが、このたび公開買付期間が延長されたとのことです。
Green Holdings, L.P.が「R3.01.14 16:24」に提出した訂正公開買付届出書には、
公開買付期間を延長した理由について、次のように書かれています(公開買付開始後の株価の推移も併せて紹介します)↓。

第1【公開買付要項】 3【買付け等の目的】 (1) 本公開買付けの概要 (訂正後)
(3/6ページ)

「日本アジアグループ株式会社の値動き(公開買付の開始日である2020年11月6日(金曜日)以降の値動き)」

公開買付期間を延長した理由についてですが、「R2.12.21 14:44」に提出された訂正公開買付届出書に記載されている理由と
全く同一の理由に加えて、公開買付者が株式会社シティインデックスイレブンスと協議を実施しそれに伴う公開買付届出書の
訂正届出書の提出により、法令に基づき、公開買付期間を延長した、ということが理由として記載されています。
一見すると、全くもって理に適った理由であるように思えます。
しかし、意外に思うかもしれませんが、この場合は実は公開買付者は訂正公開買付届出書を提出する必要もなければ
公開買付期間を延長する必要もないのです(なぜならば、一連の協議は対象会社には全く関係がない事柄だからです)。
端的に言えば、公開買付者が書簡を受領したことや投資ファンドと協議を実施したことは投資家は知っておく必要はないのです。

It is true that Green Holdings, L. P. has received formal letters from City Index Eleventh Co., Ltd. twice
and that it has deeply talked with City Index Eleventh Co., Ltd. over an ongoing MBO in question several times,
but at least Japan Asia Group Limited itself has not gotten in touch with City Index Eleventh Co., Ltd. at all.
That is to say, generally speaking, admittedly, a tender offer price itself greatly affects an investment judgement
of investors in a stock market, but, for example, an intrinsic value of a share of Japan Asia Group Limited,
not a share price of Japan Asia Group Limited in a stock market, has never fluctuated in the meantime.
In short, in this case, in my personal opinion, a series of those negotiations above is certainly considered
to be superficially a secret talk from a standpoint of investors in a stock market, but Green Holdings, L. P.
didn't have to postpone a tender offer period on a ground of the related laws and ordinances, actually.
To put it simply, an investor in a stock market must judge not concerning a matter of a tender offerer
but concerning a subject company itself (for example, a fluctuation itself of an intrinsic value of the share).

確かに、グリーン ホールディングス エルピーは、株式会社シティインデックスイレブンスから書簡を2度受領していますし
現在実施中の件のマネジメント・バイアウトについて株式会社シティインデックスイレブンスと何度か協議を行っていますが、
少なくとも日本アジアグループ株式会社自身は株式会社シティインデックスイレブンスと一切接触を行っていません。
すなわち、一般的なことを言えば、確かに、公開買付価格それ自体は株式市場の投資家の投資判断に大きな影響を及ぼしますが、
例えば日本アジアグループ株式会社の株式の本源的価値は―日本アジアグループ株式会社の株式市場における株価ではなく―
この間決して変動していないわけです。
要するに、この場合、私個人の見解になりますが、確かに上記のそれら一連の交渉は株式市場の投資家の立場から見ると
一見密談に思えるかもしれませんが、グリーン ホールディングス エルピーは
関連法令に基づいて公開買付期間を延長する必要は実はなかったのです。
簡単に言えば、株式市場の投資家は、公開買付者の事柄について判断を行うのではなく、
対象会社それ自体について(例えば、対象会社株式の本源的価値の変動そのものについて)判断を行わなければならないのです。