2021年1月14日(木)



「本日2021年1月14日(木)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. January 14th, 2021), 607 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2021年1月14日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計607冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計758日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜2020年12月31日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その7(2021年1月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202101/PastLinksWithASummaryOfEachComment7.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



2019年6月26日(水)日本経済新聞
国際会計基準でM&A「のれん」償却 欧米企業 慎重論強く 減損リスク なお懸念
買収した海外企業 「業績、計画下回る」36% 過去10年、PwC調べ
(記事)



IFRS Standards Discussion Paper
Discussion Paper: Business Combinations-Disclosures, Goodwill and Impairment (March, 2020)
ttps://cdn.ifrs.org/-/media/project/goodwill-and-impairment/goodwill-and-impairment-dp-march-2020.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




【コメント】
株式会社オープンハウスが株式会社プレサンスコーポレーションを連結子会社化することを目的に公開買付と第三者割当増資
の引受を行う(公開買付へ十分な応募がなかった場合にのみ第三者割当増資の引受を行う)という事例を題材にして、
「全部連結上ののれんは償却しないという考え方を採用する場合は持分法適用上ののれんも償却しない。」という考え方に
なるはずだと「償却と減損との論理のつながり」について考察を行い、「償却なくんば減損なし。」と書きました。
今日紹介している記事は1年半前の記事ですが、IFRSではのれんの規則的な償却は再導入はされない見通しだという内容です。
財団はこの論点についていわゆるパブリック・コメントを募集しているようですが、IFRSのディスカッション・ペーパーから
のれんを規則的に償却することのメリットについての記述をキャプチャーして紹介し日本語に訳してみたいと思います。
のれんの会計処理方法については、「@減損のみ」と「A減損をも行う償却」の2種類の方法が俎上に載っているようです。
それから、脚注24を読んで少し驚いたのですが、"were to"(「実現性の乏しい仮定を表わす」用法)を用いているということは、
これは結局結論ありき(つまり、のれんの償却を再導入するつもりはない、と)なのかもしれないなと思いました。

Should amortisation of goodwill be reintroduced?
(65/108ページ)

【参謀訳】
のれんの償却を再導入するべきなのか?
論点は何か?
減損のためにのれんのテストを行うためのIAS 36にあるアプローチは合理的なコストで著しく改善させることはできないという
結論を下した後、国際会計基準審議会はのれんの償却を再導入するための提案を展開するべきか否かについて検討を行いました。
これは償却では以下のことができるであろうからです。
(a) 減損テストから圧力を取り除くことができるであろうからだ。その結果、
  減損テストを適用するのがより簡単になるかもしれないしそしてよりコストがかからなくなるかもしれない。
(b) 獲得したのれんを目的とした単純な仕組みを直接的に提供できるであろうからだ。獲得したのれんの帳簿価額を減少させる
  ことによって、@経営陣が過剰に楽観的であるために(段落3.20(a)参照)、もしくは、Aのれんが減損のために直接的に
  テストされていないために(段落3.18参照)、のれんの帳簿価額は過大計上されることがあり得ると考えている
  利害関係者の懸念を解消するのに償却は役立つかもしれない。
脚注24 万が一国際会計基準審議会が償却を再導入するとしても、
       のれんを減損するか否かについてテストをすることは今まで通り必要となることでしょう。