2020年12月26日(土)



「本日2020年12月26日(土)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. December 26th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年12月26日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計739日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 


 



東証1部、プライムに改称 令和4年4月4日一斉移行 

 東京証券取引所は25日、市場再編の制度設計の詳細を発表した。現行の4市場を3市場に集約し、
最上位市場は東証1部から「プライム」に改称する。昨年以降、仮称として議論を進めてきたが、正式名称に位置付けた。
令和4年4月4日に新制度に一斉移行する。
 これまで通用してきた1部や2部などの呼称は使用しないことになる。中堅企業向けの2部と多様な会社が集まる
ジャスダックは統合して「スタンダード」、新興市場マザーズは「グロース」が新たな正式名称となる。
 3年9〜12月に企業側が自ら新しい上場先を選ぶ手続きをして、4年1月に各市場の上場銘柄一覧を公表する。
 現時点で1部に所属し、プライムに設ける「流通時価総額100億円以上」の
厳しい上場基準を満たせない企業は600程度あるとみられる。
(産経新聞 2020.12.25 20:33)
ttps://www.sankeibiz.jp/macro/news/201225/eca2012252033009-n1.htm

 

 


2020年11月1日(日)日本経済新聞
東証1部昇格、基準厳しく マザーズ候補9割減
(記事)



2020年12月26日(土)日本経済新聞
東証再編、3市場に決定 「プライム」など 海外マネー呼び込む
(記事)



2020年12月26日(土)日本経済新聞
統治改革 加速迫る プライム市場 条件厳しく 株持ち合い 不利に
新陳代謝で規律を
(記事)



2020年12月26日(土)日本経済新聞
プライム、ハードル高く 昇格候補 マザーズで8割減
TOPIX 時価総額で選別
(記事)



2020年12月26日(土)日本経済新聞
きょうのことば TOPIX
1部上場の全銘柄対象
(記事)

 

 



市場構造の在り方等の検討(東京証券取引所、2020/12/25更新)
ttps://www.jpx.co.jp/equities/improvements/market-structure/index.html

 

市場区分の見直しに向けた上場制度の整備について(第二次制度改正事項)

2020年12月、東証は、「市場区分の見直しに向けた上場制度の整備について(第二次制度改正事項)」を公表しました。
現在、意見募集を行っています(意見募集期間2020年12月25日〜2021年2月26日)。
 本改正は、新市場区分への円滑な移行を実現するため、新市場区分の上場基準や新市場区分への移行プロセス等について、
所要の制度整備を行うものです。なお、新市場区分における上場制度のうち、コーポレートガバナンス・コードの内容や
上場料金等につきましては、「第三次制度改正事項」として、2021年春以降の公表を予定しております。
今後のスケジュールにつきましては以下のとおりです。


今後のスケジュール
ttps://www.jpx.co.jp/equities/improvements/market-structure/nlsgeu000003pd3t-att/nlsgeu0000057olf.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



意見募集(パブリック・コメント)ページはこちら
ttps://www.jpx.co.jp/rules-participants/public-comment/detail/d1/20201225-01.html


市場区分の見直しに向けた上場制度の整備について(第二次制度改正事項)
ttps://www.jpx.co.jp/rules-participants/public-comment/detail/d1/nlsgeu0000055nqm-att/nlsgeu0000055nsx.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



 


東京証券取引所は2022年4月1日に予定している株式市場の再編に関して最上位市場の名称を「プライム」とする方針を固めた
という記事を題材にして、「証券制度における証券取引所の自主性の程度」について考察を行った時のコメント↓。

2020年12月17日(木)
http://citizen2.nobody.jp/html/202012/20201217.html

 

 



【コメント】
2020年12月25日(金)に東京証券取引所から株式市場の再編に関する改正事項をまとめた資料
「市場区分の見直しに向けた上場制度の整備について(第二次制度改正事項)」が公表されました。
この論点に関しては2020年12月17日(木)にコメントを書いたわけですが、
2020年12月25日(金)に公表された資料では新市場の名称に「仮称」という旨の注意書きが付いていません。
新市場の名称は、それぞれ「プライム市場」、「スタンダード市場」、「グロース市場」に正式に決定されたようです。
2020年12月25日(金)に公表された資料を読んで気になった点について一言だけ書きたいと思います。
まず、市場区分の編成実施日についてですが、資料によりますと、「2022年4月4日」(「移行日」とのことです。)付、
と書かれているのですが(1/25ページ)、カレンダーを見てみますと2022年4月1日は金曜日(2022年4月4日は月曜日)です。
株式市場が新区分に移行するのであれば、新年度の始まりの日である2022年4月1日の方がより自然だろうかと私は思いました。
次に、既存上場企業が新市場区分へ移行することに関連する論点になるのですが、資料には次のような記述があります↓。

2. 新市場区分の選択手続 (1)上場会社による選択
(12〜13/25ページ)

記述内容を踏まえますと、現在「市場第一部」に上場している上場会社が移行日以降は「グロース市場」への上場を選択する
という場合は、東京証券取引所はその上場会社が「グロース市場」の上場審査基準に適合するかどうかを確認するための
審査を行うものとする、と書かれているわけですが、表中の「グロース市場」は「プライム市場」の間違いだと私は思います。
一言で言えば、選択先の市場区分が「プライム市場」である場合は必ず改めて上場審査をする、ということだと思います。
逆に、例えば、「市場第一部」から「グロース市場」への移行は無審査で認める、ということではないでしょうか。
「市場第一部」から「グロース市場」への移行は上場審査基準を鑑みれば容易("a piece of cake")なのではないでしょうか。
目を輝かせて("sparklingly")資料を精読していたのではなくぼーっと("dully")と資料を流し読みしていただけなのですが、
読んでいて私はこの誤植に気が付きました(この記述で正しいのではなく、やはりこれはただの誤植なのだと思います)。
資料の公表日がクリスマスだけに、東京証券取引所の上場部の担当者は、この資料を作成する時に、
クリスマスケーキを食べていたかスパークリングワインを飲んでいたかしていたのでしょう。


As of April 4th, 2022, Tokyo Stock Exchange has planned to rearrange so that the current market divisions
will be organized into 3 market divisions, namely, the "Standard Market," the "Prime Market" and the "Growth Maket."

2022年4月4日付で、東京証券取引所は、
現在の市場区分を「スタンダード市場」、「プライム市場」、「グロース市場」の3つの市場区分に見直します。
(2022年4月4日付で、東京証券取引所は、現在の市場区分が「スタンダード市場」、「プライム市場」、「グロース市場」の
3つの市場区分に編成されるよう再整理することを計画しています。)

A publication date of this material was a Christmas, but, is this truly "a piece of cake?"
That is to say, a listed company which is able to clear criteria for the current "First Section"
should naturally be able to clear those for the forthcoming "Growth Market."
I have got aware of this misprint notwithstanding the fact that I read this material not "sparklingly" but "dully."

この資料の公表日はクリスマスだったわけですが、これが本当の朝飯前(a piece of cake)でしょうか。
すなわち、現行の「市場第一部」の基準をクリアできる上場会社は来るべき「グロース市場」の基準を当然にクリアできるはずです。
私はこの資料を「生き生きと」ではなく「ぼんやりと」読んでいただけなのですが、この誤植に気が付きました。