2020年8月7日(金)



「本日2020年8月7日(金)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. August 7th, 2020), 2257 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年8月7日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計2257冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計598日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 


住友ベ、川澄化を1株1700円でTOB 完全子会社化へ

住友ベークライト(4203)は31日、持ち分法適用会社である川澄化学工業(2部、7703)にTOB(株式公開買い付け)を実施し、
完全子会社化を目指すと発表した。両社の持つ経営資源を活用して研究開発力や営業体制の強化などを図る。
川澄化株の買い付け価格は1株1700円、買い付け期間は8月3日から9月30日の40営業日。
買い付け予定株の上限は設けず、下限は901万5900株とした。下限に満たない場合は買い付けを実施しない。
川澄化は同日、TOBへの賛同意見を表明するとともに応募を推奨すると発表した。
東京証券取引所は同日、川澄化株を監理銘柄(確認中)に指定すると発表した。
期間は7月31日から東証が上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
(日本経済新聞 2020/7/31 15:40)
ttps://www.nikkei.com/article/DGXLASFL31HCJ_R30C20A7000000/

 

 

住友ベークライト、川澄化学工業買収 医療機器を強化

住友ベークライトは31日、川澄化学工業を約270億円で買収すると発表した。川澄化学は人工透析や輸血などの医療向け製品に
強みを持つ。両社は次なる成長市場として、内視鏡治療など患者の身体的負担が小さい治療分野に注力している。
研究開発や販売で経営資源を合わせることで、事業の成長を加速できると見込む。
川澄化学は住友ベークライトが2019年3月に出資し、株式の23%を保有する上場会社。19年度の売上高は223億円。
住友ベークライトはTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。
8月3日から9月30日まで、1株あたり1700円で公開買い付けを行う。
両社は内視鏡治療や血管内治療など患者への負担が少ない治療分野を強化する方針だ。
この分野で川澄化学は血管を広げる「ステント」と呼ばれる医療機器などを開発している。
一方、住友ベークライトは体内の腫瘍を除去するときに使う内視鏡用クリップなどを製品化している。
買収後は両社が持つ知見を共有し、次世代の医療機器の開発を促進させる。
医療機器の申請にかかる費用の削減や、販売網の統合も見込む。事業規模の拡大で医療業界での存在感向上も狙う。
(日本経済新聞 2020/7/31 18:34)
ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO62160730R30C20A7X93000/

「川澄化学工業が製造する血管などを広げる医療機器の『ステント』。
住友ベークライトは川澄化学工業の買収で医療機器分野の成長を加速させる」

 

 

 


2020年8月1日(土)日本経済新聞
住友ベークライト、川澄化学買収
(記事)



2020年8月3日(月)日本経済新聞 公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
住友ベークライト株式会社
(記事)

 

 

 


R2.08.03
住友ベークライト株式会社
公開買付開始公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)



R2.08.03 09:05
住友ベークライト株式会社
公開買付届出書 対象: 川澄化学工業株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




 
R2.08.03 10:01
川澄化学工業株式会社
意見表明報告書 対象: 住友ベークライト株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


2020年7月31日
住友ベークライト株式会社
川澄化学工業株式会社株式(証券コード:7703)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
ttps://www.sumibe.co.jp/topics/2020/pdf/0731_02.pdf

(ウェブサイト上と同じDFファイル)




2020年7月31日
住友ベークライト株式会社
川澄化学工業株式会社株式に対する公開買付け開始について(要旨)
ttps://www.sumibe.co.jp/topics/2020/pdf/0731_01.pdf

(ウェブサイト上と同じDFファイル)





2020年7月31日
川澄化学工業株式会社
住友ベークライト株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ
ttp://www.kawasumi.jp/wp-content/uploads/2020/07/45cfe40b335e62a31d6bb5dc5ae4eeb6.pdf

(ウェブサイト上と同じDFファイル)

 

 



2020年8月5日(水)に提出された訂正公開買付届出書に関しては、本日2020年8月7日(金)の日本経済新聞に
「公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ」が掲載されていました↓。

2020年8月7日(金)日本経済新聞
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
児玉本社株式会社
(記事)


 

本日、次の2冊の大量保有報告書(変更報告書)がEDINETに提出されました↓。


R2.08.07 09:00
細羽 強
大量保有報告書 発行: 株式会社小島鐵工所
(EDINET上と同じPDFファイル)


R2.08.07 13:52
播磨 利彰
変更報告書 発行: 株式会社 小島鐵工所  
(EDINET上と同じPDFファイル)


 

株式会社小島鐵工所のMBOの過去のコメント↓。

2020年7月13日(月)
http://citizen2.nobody.jp/html/202007/20200713.html

2020年8月5日(水)
http://citizen2.nobody.jp/html/202008/20200805.html

 

 



【コメント】
住友ベークライト株式会社は持分法適用関連会社である川澄化学工業株式会社を公開買付とその後の取得手続きを通じて
完全子会社化するとのことですが、この完全子会社化については特にコメントすることはありません。
また、「ベークライト」については、今までの人生を振り返ってみますと、工場を見学させてもらったこともあり、
「そう言えば、いくつかの出来事があったなあ。」と思い出しているところです。
2020年8月5日(水)のコメントの続きになるのですが、株式会社小島鐵工所のMBOに関してなのですが、
上に紹介していますように、本日EDINETに株式会社小島鐵工所の大株主2人が大量保有報告書(変更報告書)を提出しています。
以前も少しだけ書いた論点になるような気がしますが、共同保有者を順次辿っていくと、
「何らの合意はしていなくても共同保有者と見なされる。」という場合があるのかもしれないな、と思いました。
言葉では説明が難しいので次のような図を描いてみました↓。

"Is a joint holder of a joint holder a joint holder?"(「共同保有者の共同保有者は共同保有者だろうか?」)

上記の設例では、「何らの合意をしていなくても投資家乙と投資家丙が共同保有者と見なされる。」ということも
場合によってはあり得るのかもしれないないと思いました。
私は今日この論点について考えていて、"daisy chain joint holder"(「デイジーチェーン共同保有者」)
という言葉が頭に思い浮かびました。
英和辞書上の"daisy chain"の意味は「一連の関連事件」であるわけですが、"daisy chain"はコンピューター用語でもあります。
私はコンピューター用語の意味合いから発想をして"daisy chain joint holder"という言葉を思い付きました。
上記の設例において投資家乙と投資家丙が共同保有者と見なす様を"daisy chain"と表現できないだろうかと思いました。
また、これは今日初めて知ったことなのですが、"daisy chain"という言葉には、証券制度上は「見せかけの活況」(相場操縦)
という意味があり、インターネット上の解説記事には次のような説明が載っています。

>【運用】相場操縦((取引が活発であるように見せかけて一般投資家を誘い出すため,仲間内で取引すること))

私が今日書きました"daisy chain"には、「仲間内ではないにも関わらず仲間内の意思疎通と見なされる。」
という意味合いを込めているのですが、「仲間内で相場操縦を行うこと」も"daisy chain"と表現されるのでしょう。
現行の日本の金融商品取引法上の解釈や取り扱いについては分かりませんが、誰かと共同保有者になる際には、
「あなたは他の投資家と共同保有を行っていませんか?」と尋ねるようにした方がよいのかもしれないなと思いました。


Investor Otsu and Investor Hei are, as it were, a "Daisy Chain Joint Holder."

投資家乙と投資家丙は、言わば「デイジーチェーン共同保有者」なのです。


Medical cameras which Sumitomo Bakelite Co., Ltd. researches and develops and manufactures and sells
are colored with "light beige" because its characteristic trade name is "Bakelite" and
another name of "beige" is "camel."

住友ベークライト株式会社が研究開発し製造販売している医療用カメラは「薄いベージュ色」をしています。
なぜならば、住友ベークライト株式会社の特徴的な商号は「ベークライト("Bakelite")」であり、
「ベージュ色」の他の名称は「らくだ色」だからです。