2020年12月29日(火)



「本日2020年12月29日(火)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. December 29th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年12月29日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計742日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 



2020年12月25日(金)日本経済新聞 公告
公開買付開始公告についてのお知らせ
JSLホールディングス合同会社
(記事)




R2.12.25
JSLホールディングス合同会社
公開買付開始公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)



R2.12.25 10:05
JSLホールディングス合同会社
公開買付届出書 対象: ジャパンシステム株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)


R2.12.25 14:32
ジャパンシステム株式会社
意見表明報告書 対象: JSLホールディングス合同会社
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 



2020年12月24日
ジャパンシステム株式会社
JSL ホールディングス合同会社による当社株式に対する公開買付けに関する意見表明のお知らせ
ttps://www.japan-systems.co.jp/news/uploadfile/docs/JS201224-3.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFプレスリリース)




2020年12月24日
ジャパンシステム株式会社
2020年12月期業績予想の修正に関するお知らせ
ttps://www.japan-systems.co.jp/news/uploadfile/docs/JS201224-2.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFプレスリリース)




2020年12月24日
ジャパンシステム株式会社
2020年12月期配当予想の修正(無配)に関するお知らせ
ttps://www.japan-systems.co.jp/news/uploadfile/docs/JS201224-1.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFプレスリリース)




2020年12月28日
ジャパンシステム株式会社
代表取締役の異動(追加選任)に関するお知らせ
ttps://www.japan-systems.co.jp/news/uploadfile/docs/JS201228.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFプレスリリース)





2020年3月12日
ジャパンシステム株式会社
支配株主等に関する事項について
ttps://www.japan-systems.co.jp/news/uploadfile/docs/JS200312.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFプレスリリース)

 

 


【コメント】
ロングリーチグループが公開買付とその後の取得手続きを通じてジャパンシステム株式会社を完全子会社化するとのことです。
法律上の公開買付者の名称はJSLホールディングス合同会社です。
以下、JSLホールディングス合同会社が「R2.12.25 10:05」に提出した公開買付届出書を主な題材として、
各種法定開示書類とプレスリリースを読んで気になった点について一言だけ書きたいと思います。
まず、ジャパンシステム株式会社についてです。
公開買付届出書には、ジャパンシステム株式会社のことは「独立系ITベンダー」と表現されていますが、
ジャパンシステム株式会社にはDXC USという53.67%を保有する親会社が存在しています。
ジャパンシステム株式会社は設立時は創業者(大企業ではなくとある個人が設立したのでしょう)のみが株式を保有しており、
その後株式上場に伴い特定の大株主はいないという状態になり、その後1993年10月に米国の大手ITサービス企業である
Electronic Data Systems Corporationの子会社になったとのことです。
その後の米国におけるIT業界再編の中で、ジャパンシステム株式会社の最終親会社は、
Hewlett-Packard Company(2008年)、DXC(2017年)へと変遷しつつも、ジャパンシステム株式会社は
25年余りにわたり国外上場企業が株式の過半数を所有する上場企業として事業を営んでいるとのことです。
「独立系」という業界用語の定義にもよるのでしょうが、少なくとも日本国内には親会社はいないシステムインテグレーション
事業会社であるという点を踏まえて、「独立系ITベンダー」という表現が用いられているのでしょう。
ちなみに、ジャパンシステム株式会社では、2020年12月25日に代表取締役が新たに任命されている(追加選任)のですが、
新任の代表取締役は日本IBMの出身とのことです(20年弱日本IBMに在籍した後、DXCグループの日本法人に移籍しています)。
ジャパンシステム株式会社と日本IBMは何か関係があるのだろうかと思いました(どのような経緯で移籍したのでしょうか)。
次に、ロングリーチグループについてです。
ロングリーチグループとは、日本及びアジアにおける戦略的プライベート・エクイティ投資の調査及び分析業務を行う
株式会社ロングリーチグループ及び香港を拠点とするロングリーチグループ・リミテッドがサービスを提供する投資主体
並びにこれらの関連事業体の総称なのですが、一言で言うならば、
株式を100%保有した上で(一旦完全に買収した上で)企業の成長を実現するための支援を行っている「投資ファンド」です。
公開買付者(JSLホールディングス合同会社)の名称中にあるアルファベットの「L」は「Long Reach Group」の「L」でしょう。
「JS」は「Japan System」(ジャパンシステム株式会社)の「JS」であるのは間違いないでしょう。
それで、なぜジャパンシステム株式会社とロングリーチグループの背景(沿革や投資実績等)について書いたのかと言いますと、
公開買付届出書には「投資ファンドの事業の進め方」とは矛盾するある記載があることに気が付いたからです。
ジャパンシステム株式会社の株式の譲渡に関して先に話を持ちかけたのは親会社であるDXC USであると記載されています。
しかし、企業を支援するに際し株式を100%保有することを事業運営上の前提としている投資ファンドにとって
「株式の譲渡を打診されたからその企業の株式を取得することにした。」という話の流れ(過程)は絶対にあり得ません。
そのような投資ファンドでは「企業の事業運営状態」から有望な投資先を検索し投資が可能かどうかを探るという流れなのです。

公開買付者と対象者及びDXCとの協議、公開買付者による意思決定の過程
(8/47ページ)


Through which path did the newly-appointed representative director transfer from IBM Japan,
through a head-hunting or through a voluntary occupation change activity?
(新任の代表取締役はどちらの進路で日本IBMから移籍したのですか?
ヘッド・ハンティングを通じてですかそれとも自主的な転職活動を経てですか?)

Which side took the initiative in making a transfer of a share first, the DXC side or the Long Reach Group side?
(どちらの側が先に株式の譲渡を行うのにイニシアティブを取ったのですか?DXC側ですかそれともロングリーチグループ側ですか?)