2020年12月6日(日)



「本日2020年12月6日(日)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. December 6th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年12月6日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計719日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 



2020年10月14日(水)日本経済新聞
新規上場、昨年並み復調 10月までに62件 IT関連が中心
(記事)




2020年11月12日(木)日本経済新聞
ローランド 再上場承認 東証
(記事)


2020年11月22日(日)日本経済新聞
新規上場数 高水準続く 国内、今年91社 ITなど成長期待
(記事)


2020年11月28日(土)日本経済新聞
国内新規上場93社 今年、13年ぶり高水準
(記事)


2020年12月5日(土)日本経済新聞
新規公開株の横顔
ローランド(7944) 電子楽器など製造
ビートレンド(4020) 顧客管理システム提供
(記事)


2020年12月5日(土)日本経済新聞
師走の上場ラッシュ 1日2社、個人は手ぐすね
(記事)


2020年12月2日(水)日本経済新聞
東証大納会 ゲストなし 大発会 晴れ着も自粛
(記事)

 

 



2020年11月11日
ローランド株式会社
東京証券取引所への上場承認に関するお知らせ
ttps://www.roland.com/RolandComSite/media/jp/news/0889/PR_0889_1_Jojo_Shonin_fin.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



2020年11月11日
ローランド株式会社
株式売出しに関する取締役会決議のお知らせ
ttps://www.roland.com/RolandComSite/media/jp/news/0889/PR_0889_2_Uridashi_Kestugi_fin.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



2020年11月11日
ローランド株式会社
2020年12月期の業績予想について
ttps://www.roland.com/RolandComSite/media/jp/news/0889/PR_0889_3_Gyoseki_2020_fin.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年11月30日
ローランド株式会社
株式の売出しにおけるブックビルディングの仮条件決定のお知らせ
ttps://www.roland.com/RolandComSite/media/jp/news/0892/PR_0892_Kari_Joken_fin.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



業績資料アーカイブ(ローランド株式会社)
有価証券報告書
ttps://www.roland.com/jp/company/financial/result/archive_of_securities/

>上場廃止のお知らせ
>当社は2014年10月27日付を持って上場廃止となりました。
>本ページでは上場廃止までに公開していた情報を掲載しております。

「PDF出力・印刷したファイル」

「キャプチャー画像」




注:
確かにローランド株式会社は2014年10月27日に上場廃止となった過去がありますが、再上場の際に証券取引所が承認するのは、
「再上場」ではなく、あくまで「新規上場」です(承認手続きとしては「再上場の承認」という考え方はないのだと思います)。
形式的な話にはなりますが、証券取引所にとっては全ての新たな上場が「新規上場」です(「再上場」という考え方はない)。
例えば民法上も「再婚」という考え方はないのではないでしょうか(単に「婚姻」という手続きしかないのではないでしょうか)。
今年は1月末からの天変地異の影響で春頃は新規株式公開を中止する企業が相次いだのですが、
10月くらいから新規株式公開が復調しているとのことです(結局今年も例年並みの「93社」が新規株式公開を果たすようです)。
紹介している記事からローランド株式会社についての記載を少しだけ引用したいと思います。
2020年11月12日(木)付けの日本経済新聞の記事には次のように書かれています。

>ローランドは13年3月期まで4期連続で最終赤字となり抜本的な経営再建のため、
>14年にMBO(経営陣が参加する買収)によって東証上場を廃止した。
>資本参加して再建に協力した米投資ファンド、タイヨウ・パシフィック・パートナーズがグループを通じて株式の91%を持ち、
>再上場にあわせ、このうち1171万株(上場時発行済み株数の43%)を売り出す。

2020年12月5日(土)付けの日本経済新聞の記事には次のように書かれています。

>米投資ファンドのタイヨウ・パシフィック・パートナーズの出資を受け経営再建するため、MBO(経営陣が参加する買収)
>によって東証1部への2014年10月」に廃止していた。
>上場にあわせタイヨウが持ち株を売り出すが、上場後も株式の約半分を握る筆頭株主にとどまる。

 

 


新規上場会社情報(東京証券取引所)
ttps://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/

ローランド株式会社(上場日2020/12/16、上場承認日2020/11/11)

 

「新規上場会社概要」(2020年11月11日)(上場承認日時点の情報)
ttps://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu00000538vr-att/12Roland-Outline.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)


「上場申請のための有価証券報告書(Tの部)」
ttps://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu00000538vr-att/12Roland-1s.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)


「上場申請のための有価証券報告書(Tの部)及び新規上場申請のための四半期報告書の適正性に関する確認書」
ttps://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu00000538vr-att/12Roland-k.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)


「コーポレート・ガバナンス報告書」
ttps://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/nlsgeu00000538vr-att/12Roland-cg.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



大納会・大発会(東京証券取引所)(2020/12/01 更新)
ttps://www.jpx.co.jp/corporate/events-pr/ceremony/

「PDF出力・印刷したファイル」




>日本取引所グループ年末年始恒例の2020年大納会・2021年大発会つきまして、下記のとおり規模を縮小して開催します。
>新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、会場内の人数を大幅に制限し、
>開催時間を短縮するなど感染防止対策を徹底いたします。
>従いまして、今回は館内での見学を含み一般の方のご入場はご遠慮いただいておりますので、
>ご理解のほどお願い申し上げます。
>なお、JPX公式YouTubeチャンネルで、東京会場の様子はライブ配信し、大阪会場の様子は、式典終了後にアーカイブします。
>詳しくは、以下「大納会・大発会のライブ配信等について」をご覧ください。

>大納会
>日時  2020年12月30日(水) 15:00〜15:15
>※毎年恒例の大納会ゲストのご参加はございません。
>会場  東証アローズ オープンプラットフォーム

>大発会
>日時  2021年1月4日(月) 8:45〜9:00
>※晴着の方のご参加はございません。
>会場  東証アローズ オープンプラットフォーム

 


I understand that most troubles in a life are able to be settled by means of money.

「人生のトラブルのほとんどは金で解決する。」と聞いたことがあります。

 

 



【コメント】
新規株式公開やローランド株式会社や東京証券取引所についての記事を計7本紹介しています。
ローランド株式会社が東京証券取引所に新規上場するとのことですが、新規上場とは言うものの、
より正確に表現すれば(すなわち、株式市場の投資家から見ると)、「再上場」すると表現するべきでしょう。
再上場日は2020年12月16日であるわけですが、先ほど(2020年12月6日(日)に)ローランド株式会社のウェブサイトを閲覧し、
「上場前に見ておいてよかったな。」と思いました。
投資家向け情報のページを見てそう思ったのですが、悪く表現すれば「ものの見事に開示情報が欠落している。」状態です。
もちろん、この間ローランド株式会社は非上場企業であったわけですから、
証券投資に関連する情報を自社ウェブサイト上やその他のウェブサイト上等に開示する必要は全くありません。
しかし、この間、「株式市場で売却することを目的にローランド株式会社株式を所有している投資家が別にいる。」
という厳然たる事実があるわけです。
おそらくその投資家は大株主としてこの間ローランド株式会社についての情報を日々そして大量に入手していたことでしょう。
再上場に伴い、ローランド株式会社は約6年ぶりに証券投資に関する情報を開示したと言えます。
この6年間というのは、ローランド株式会社とその「別の投資家」にとっては単なる幕間("just an interval")かもしれませんが、
株式市場の投資家にとっては特に再上場するということであるならば重大な欠落("a grave absence")を意味するのです。
ローランド株式会社の経営陣自身が所有株式を売り出すというのならまだ納得もしますが、
将来売却することだけを目的に出資を行った「別の投資家」が所有株式を売り出すと言っています。
ローランドならぬ「だまっとらんぞ。」と株式市場の投資家は言いたくなるでしょう。
浜松ならぬ「は?ま、待て。」と株式市場の投資家は言いたくなるでしょう。
"instruments"を取り扱うだけに、株式市場の投資家はローランド株式会社に対し「帰ってくるな。」と言いたくなるでしょう。
証券当局としても、「上場廃止→非上場の状態→再上場」という「一連の流れ」を簡単に認めてはならないと私は考えます。
「上場廃止→非上場の状態→再上場」という「一連の流れ」は、有り体に言えば始めから"linear"(「一直線」)なのです。

From the beginning, Roland Corporation and its big shareholder ("special investor") has intended to reach "linearly,"
namely, in a way that progresses from one stage to another in a single series of steps (i.e. "without twists and turns").

最初から、ローランド株式会社とその大株主(「別の投資家」)一味は、「一直線に」("linearly")、すなわち、
一続きとなっている段階を一段一段話が進むように(すなわち、「紆余曲折なしに」("without twists and turns"))
再上場の状態になるつもりでいたのです。

From a standpoint of investors in a stock market, are these blank periods just an interval or a grave absence?
If these blank periods are the latter, investors in a stock market are not able to grope for a lack of information.
I think that Roland Corporation wants to instruct a lot of students to be able to read a sheet of musical score,
and, now that Roland Corporation is about to be listed, investors in a stock market want to read directly
a lot of information about Roland Corporation sheer on a basis of the disclosure system.
Abstractly speaking, a music is to a musical score what a securities investment is to an information disclosure.

株式市場の投資家の立場からすると、これら空白の期間というのは、単なる幕間なのか、それとも、重大な欠落なのか。
仮にこれら空白の期間が後者だとするならば、株式市場の投資家は手探りで欠けている情報を求めることはできません。
ローランド株式会社は多くの生徒が楽譜を読むことができるようになるように教育をしていきたいのではないかと
私は考えているのですが、ローランド株式会社は今まさに上場しようとしているわけですから、
株式市場の投資家は本当に開示制度に基づいてローランド株式会社についての多くの情報を直接に読みたいと思っているのです。
抽象的に言えば、音楽と楽譜の関係は証券投資と情報開示の関係と同じなのです。