2020年9月6日(日)



「本日2020年9月6日(日)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. September 6th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年9月6日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計628日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜2020年8月31日(月))
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その6(2020年9月1日(火)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202009/PastLinksWithASummaryOfEachComment6.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 



2020年9月3日(木)日本経済新聞
ヨロズ株10.22%に買い増し 投資会社レノなど
(記事)




R2.09.02 16:06
株式会社レノ
変更報告書 発行: 株式会社ヨロズ
(EDINET上と同じPDFファイル)




2020年9月3日
株式会社ヨロズ
主要株主の異動に関するお知らせ
ttp://www.yorozu-corp.co.jp/share/uploads/2020/09/syuyoukabunusi0903.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)





【コメント】
旧村上ファンド系の投資ファンド株式会社レノとその共同保有者が自動車部品メーカーの株式会社ヨロズの株式の10.22%を
保有していることが2020年9月2日(水)に株式会社レノが提出した変更報告書により明らかになった、とのことです。
この大量保有を受けて、株式会社ヨロズが2020年9月3日にプレスリリース「主要株主の異動に関するお知らせ」を発表しました。
ただ、株式会社ヨロズが発表したこのプレスリリースには明らかにおかしなことが書かれているように思います。
プレスリリース中の「1. 異動が生じた経緯」には、共同保有者計4名について、次のように書かれています(1/2ページ)。

>当該3者が実質的に有する議決権の数を当社として確認できておりませんが、
>提出された大量保有報告書(変更報告書)に基づき、議決権を有するものと考えて開示いたします。

率直に言いまして、一体何を言っているのだろうか(人は大量保有報告書により議決権の数を確認するはずだ)と思いました。
誰が集計をする場合であっても、提出された大量保有報告書に基づき各株主の議決権の数を集計しさえすればそれで必要十分です。
本来ならば株主名簿を公表するべきだという考え方もありますが、その代わりとして大量保有報告書の提出を義務付けているのです。
大量保有報告書で各株主の議決権の数を確認しないで一体どのような方法で各株主の議決権の数を確認するのだろうかと思いました。
証券制度上は、提出された大量保有報告書(変更報告書)以外に各株主の議決権の数を確認する手段は存在しないと思います。
このたび株式会社レノが提出した変更報告書によりますと、提出者及び共同保有者の総数は「4名」となっているのですが、
シンガポールのナッシム・ロード在住の個人1名(氏名から推測するに日本人)が2人目の共同保有者として記載されていますが、
興味深いことに保有株式数は「0株」と記載されています(おそらく、3人目の共同保有者の配偶者なのだと思われます)。
大量保有報告書の最後には「提出者及び共同保有者に関する総括表」が記載されていますが、この総括表は理論上は不要です。
いずれにせよ、一般に、各大株主が有する議決権の数は大量保有報告書を閲覧することで誰でも確認することができます。
「2人目の共同保有者」(「0株」保有者)の記載が抜けてはいますが、変更報告書のキャプチャーを紹介します(12/12ページ)↓。

Submitting a statement of a large-volume holding is substituted for publishing a shareholder register.
(大量保有報告書を提出することは、株主名簿を公表することの代わりなのです。)