2020年6月20日(土)

「本日2020年6月20日(土)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」




Today (i.e. June 20th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日（すなわち、2020年6月20日）、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ（昨日現在、合計550日間のコメント）。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク（2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火)）
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その2（2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土)）
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その3（2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火)）
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その4（2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木)）
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク　その5（2020年5月1日(金)〜）
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト（"Employee Buyout"）」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

ユニゾホールディングス株式会社株式の最終売買日（2020年6月17日(水)）までの値動き↓。

「ユニゾホールディングス株式会社株式の過去2年間の値動き」

「ユニゾホールディングス株式会社株式の2019年12月23日(月)（株式会社チトセア投資が
公開買付を実施する旨公表した日の翌営業日）以降の値動き」

「ユニゾホールディングス株式会社株式の2020年4月2日(木)（株式会社チトセア投資による
公開買付の終了日の翌営業日）以降の値動き」

（ウェブサイト上と同じPDFファイル）

2020年4月24日
ユニゾホールディングス株式会社
臨時株主総会開催および付議議案決定に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200424_1.pdf

2020年4月24日
ユニゾホールディングス株式会社
株式の併合、単元株式数の定めの廃止及び定款一部変更に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200424_2.pdf

2020年4月24日
ユニゾホールディングス株式会社
自己株式の消却に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200424_3.pdf

（ウェブサイト上と同じPDFファイル）

2020年5月15日
ユニゾホールディングス株式会社
新型コロナウイルス感染拡大の防止のための臨時株主総会会場へのご来場自粛のお願い
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200515.pdf

2020年6月1日
ユニゾホールディングス株式会社
株式の併合、単元株式数の定めの廃止及び定款一部変更に係る承認決議に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200601.pdf

2020年6月2日
ユニゾホールディングス株式会社
臨時株主総会における決議事項に対する議決権行使結果（臨時報告書）
ttps://www.unizo-hd.co.jp/ir/file/rinjihoukokusho_20200602.pdf

（ウェブサイト上と同じPDFファイル）

2020年6月9日
ユニゾホールディングス株式会社
当社連結子会社による販売用不動産の売却に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200609_2.pdf

2020年6月11日
ユニゾホールディングス株式会社
当社連結子会社による固定資産の譲渡及び特別損益の計上に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200611.pdf

2020年6月12日
ユニゾホールディングス株式会社
当社連結子会社による販売用不動産の売却に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200612.pdf

（ウェブサイト上と同じPDFファイル）

2020年6月17日
ユニゾホールディングス株式会社
当社株式の上場廃止に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200617.pdf

所有資産の売却についてユニゾホールディングス株式会社がEDINETに提出した臨時報告書をその訂正臨時報告書↓。

R2.03.30 15:11
ユニゾホールディングス株式会社
臨時報告書　臨報提出事由：第19条第2項第19号
（EDINET上と同じPDFファイル）



R2.04.15 15:01
ユニゾホールディングス株式会社
訂正臨時報告書　臨報提出事由：第19条第2項第19号
（EDINET上と同じPDFファイル）

【コメント】
ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト（"Employee Buyout"）」について、
記事とプレスリリースと法定開示書類を題材として、一言だけ書きたいと思います。
2019年12月24日(火)のコメントで紹介している法定開示書類になりますが、株式会社チトセア投資が「R1.12.24 09:47」に
EDINETに提出した公開買付届出書には、公開買付後の計画（組織再編の方針等）について次のような記載があります↓。

第１【公開買付要項】　３【買付け等の目的】　(1)　本公開買付けの概要
（4/47ページ）

公開買付届出書を読む限り、公開買付者は最終的にはユニゾホールディングス株式会社の完全子会社化のみが目的であるわけです。
しかし、公開買付者は買収資金を投資ファンドからの借り入れで賄っている一方、公開買付成立後も公開買付者自身は事業を
営むわけではありませんので、買収資金の返済のために公開買付者は事業を営んでいる対象会社と合併をする必要があります。
公開買付者が負っている買収資金に関連しては対象会社も連帯保証を行うことが予定されている、と公開買付届出書には
記載されていますが、連帯保証まで行うくらいなら対象会社は公開買付者と合併をするべきなのではないかと私は考えます。
いずれにせよ、公開買付者は現在のままでは買収資金を返済したくても返済できない状態にあるのだけは確かだと思います。
それから、上の方にユニゾホールディングス株式会社が「R2.03.30 15:11」に提出した臨時報告書と
「R2.04.15 15:01」に提出した訂正臨時報告書を紹介していますが、
訂正臨時報告書による訂正内容というのは驚いたことに「臨時報告書の全文を削除する。」というものです↓。

当初予定していた固定資産の譲渡を取締役会において中止する決定をしたことが訂正報告書の提出理由となっている
わけなのですが、事の問題点を一言で言えば、取締役会決議や相手方との契約締結のみで臨時報告書を提出したことが
このような事態を招いた原因であると言わねばなりません（取引の完了すなわち契約の履行が臨時報告書の提出事由です）。
端的に言えば、ユニゾホールディングス株式会社では「グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に
著しい影響を与える事象」は2020年3月30日(月)時点ではまだ発生していなかった、と考えなければならないのです。
ユニゾホールディングス株式会社が当該臨時報告書を提出するのは「物件引渡日」（2020年4月30日）であるべきだったのです。
他の言い方をすれば、「グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に著しい影響を与える事象」が
会社に生じたとは、「取引を受けて会社が会計帳簿に仕訳を記入したこと」（取引後に会計処理を行ったこと）を指すのです。
さらに言えば、臨時報告書には、固定資産の譲渡に伴い2020年3月期決算において特別損失を計上する見込みである、
と書かれていますが、物件引渡日は2020年4月30日なのですから当該取引が2020年3月期の決算に反映されることはありません。
昨年の12月末以降、ユニゾホールディングス株式会社社内では「エンプロイー・バイアウト（"Employee Buyout"）」が成立する
ことを前提に日々事業が営まれている状況なのではないか（経営陣の交代や担当職務の変更（人事異動）等）と私は推測しますが、
経営や経理や法定開示書類の作成・提出に疎い人材が業務に従事するようになっていなければよいのだが、と思いました。

The tender offerer itself will not operate any businesses and therefore will not earn any cash flows.

公開買付者自身は事業を一切営みませんし、そしてしたがって、キャッシュフローを一切稼ぎ出すことをしないのです。

Quite contrary to timely information disclosures in general,
a stated content in a legal disclosure document must already be definite.

適時情報開示全般とは正反対に、法定開示書類中の記載内容というのは既に確定したものでなければなりません。