2020年5月20日(水)



「本日2020年5月20日(水)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. May 20th, 2020), 283 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年5月20日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計283冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計519日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 


2020年5月20日(水)日本経済新聞
ソニー、「金融」完全子会社化 4000億円でTOB フィンテックに照準
(記事)


2020年5月20日(水)日本経済新聞
ソニー、「金融」完全子会社化 社名「ソニーグループ」に 事業間の融合促進
(記事)


2020年5月20日(水)日本経済新聞 公告
公告買付開始公告についてのお知らせ
ソニー株式会社
(記事)



R2.05.20
ソニー株式会社
公開買付開始公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)


R2.05.20 11:22
ソニー株式会社
公開買付届出書 対象: ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)


R2.05.20 11:55
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
意見表明報告書 対象: ソニー株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)



 


2020年5月19日
ソニー株式会社
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社株券等(証券コード8729)に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
ttps://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/news/20200519_02J.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年5月19日
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
支配株主であるソニー株式会社による当社株式等に対する公開買付けに係る賛同の意見表明及び応募推奨に関するお知らせ
ttps://www.sonyfh.co.jp/ja/news/article/200519_01.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年5月19日
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社
支配株主等に関する事項について
ttps://www.sonyfh.co.jp/ja/news/article/200519_02.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 


【コメント】
昨日も少しだけ紹介したトピックになりますが、ソニー株式会社が「ソニーグループ株式会社」に商号を変更する、
ということについて一言だけ書きたいと思います。
商号変更と併せて、ソニー株式会社はソニーフィナンシャルホールディングス株式会社を完全子会社化するとのことです。
ソニー株式会社のグループ経営戦略(ソニーフィナンシャルの完全子会社化の意義等)については特にコメントはありませんが、
記事や法定開示書類やプレスリリースを読んでいて、ふと気になった点がありましたので、一言だけ書きたいと思います。
紹介している2つ目の記事には、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社の上場時期について、次のように書かれています。

>07年に上場子会社となった経緯もある。

また、ソニー株式会社が「R2.05.20 11:22」に提出した公開買付届出書には、次のような記載があります。

第1【公開買付要項】
3【買付け等の目的】
(2) 本公開買付けの実施を決定するに至った背景、目的及び意思決定の過程、並びに本公開買付け後の経営方針
@ 本公開買付けの実施を決定するに至った背景、目的及び意思決定の過程
(@) 本公開買付けの背景及び理由
(4/86ページ)

ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社は2007年10月に東京証券取引所市場第一部に上場した、と書かれています。
しかし、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社が2007年10月に上場したというのは私の記憶とは食い違っています。
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社が上場したのは2001年のことだったと思います。
2001年のことですが、上場日当日の夜、「本日、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社が上場しました。」と
テレビ東京のワールド・ビジネス・サテライトで報道をしていたのを覚えています。
さらに、2002年に家の近くの書店でビジネス雑誌を立ち読みしていたら(ソニーの特集記事が組まれていたのだと思います)、
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社がソニー株式会社の金融事業を担う上場子会社として紹介されていました。
「2000年くらいから『ソニー損保』のテレビCMを見かけるようになったが、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社が
ソニーの金融部門であり、『ソニー損保』はソニーフィナンシャルホールディングス株式会社の子会社だ。」、
という話を立ち読みした後に銀行に勤める高校の同期生から居酒屋で聞いたことも今日思い出しました。
その後、2009年頃になって、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社がソニー株式会社の完全子会社になっている
ことに私は気が付きました(一体いつ完全子会社化されたのは分かりません)。
さらにその後、いつのことかも全く分かりませんが、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社が再上場している
ことに私は気が付きました(一体いつ再上場したのは分かりません。推測するに2010年以降などではないかと思われます。)。
記事や法定開示書類やプレスリリースによりますと、ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社は2007年10月以来、
現在に至るまで約12年7ヶ月間上場していることなっていますが、私の記憶によれば実態は相当程度異なっていると思います。
少しだけ関連する論点になりますが、その時の話になりますが、立ち読みをしていて直感的に感じたことだったのですが、
「独立した会社が上場していないといけないと思う。上場企業がある会社の子会社というのはおかしいと思う。」
と私は居酒屋で言ったわけですが(今日思い出しました)、理論的にはその通りなのだろうと今でも思っているところです。
それから、上記2社が2020年5月に開示を行った2020年3月期の決算短信についてなのですが、
ソニー株式会社は米国基準を適用している決算短信を2020年5月13日に開示をし、
ソニーフィナンシャルホールディングス株式会社は日本基準を適用している決算短信を2020年5月19日に開示をしています。
公認会計士は「日本の保険業法に準拠した会計処理を行っているか否か?」という観点から保険会社の財務諸表を監査する、
ということなのではないだろうか(つまり、日本の保険会社は米国基準を適用することは本質的にできないはずだ)、と思いました。