2020年2月13日(木)



「本日2020年2月13日(木)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. February 13th, 2020), 1594 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年2月13日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計1594冊でした。

 

 


2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計422日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

 


ユニゾホールディングス株式会社が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 



2020年2月11日(火)日本経済新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
株式会社チトセア投資
(記事)




 

「ユニゾホールディングス株式会社のここ1ヶ月間の値動き」

「ユニゾホールディングス株式会社のここ3ヶ月間の値動き」

「ユニゾホールディングス株式会社のここ6ヶ月間の値動き」

「ユニゾホールディングス株式会社のここ1年間の値動き」

 

 



R2.02.10
株式会社チトセア投資  
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)




R2.02.13
サッポロ合同会社  
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)



R2.02.10 13:06
株式会社チトセア投資
訂正公開買付届出書対象: ユニゾホールディングス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)



 
R2.02.10 13:25
ユニゾホールディングス株式会社
訂正意見表明報告書 対象: 株式会社チトセア投資  
(EDINET上と同じPDFファイル)


 


R2.02.10 13:26
ユニゾホールディングス株式会社
訂正意見表明報告書 対象: サッポロ合同会社  
(EDINET上と同じPDFファイル)



R2.02.13 13:10
サッポロ合同会社
訂正公開買付届出書 対象: ユニゾホールディングス株式会社  
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 

 


2020年2月9日
ユニゾホールディングス株式会社
株式会社チトセア投資によるユニゾホールディングス株式会社株券(証券コード:3258)に対する
公開買付けの買付条件等の変更等に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200209_1.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年2月9日
ユニゾホールディングス株式会社
株式会社チトセア投資による買付条件等の変更後の当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(賛同)のお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200209_2.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)





2020年2月9日
ユニゾホールディングス株式会社
株式会社チトセア投資による買付条件等の変更後の当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(賛同)の概要
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200209_3.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 

 



2020年2月9日
ユニゾホールディングス株式会社
サッポロ合同会社による当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(反対)のお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200209_4.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)





2020年2月9日
ユニゾホールディングス株式会社
サッポロ合同会社による当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(反対)の概要
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200209_5.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)





2020年2月13日
ユニゾホールディングス株式会社
サッポロ合同会社による当社株券に対する公開買付けの買付条件等の変更に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200213_1.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 


 


【コメント】
ユニゾホールディングス株式会社株式に対する公開買付に関しては、前回は2020年2月1日(土)にコメントを書きました。
状況としては前回と基本的には似ているのですが、ユニゾホールディングス株式会社株式に対しては、
現在計2者が公開買付を実施しているわけですが、@市場内における株価が上昇し続けていることと
Aサッポロ合同会社とブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社が提示している公開買付価格が自社が提示している
公開買付価格よりも上回っていることの2つの理由により、このたび株式会社チトセア投資は公開買付価格を引き上げました。
現在、各3者が申し出ている公開買付価格をまとめますと、次のようになります。
○サッポロ合同会社→5,200円
○株式会社チトセア投資→5,700円
○ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社→5,600円
また、本日2020年2月13日、サッポロ合同会社は公開買付期間の終了日を2020年2月28日(金曜日)までに条件変更をしました。
サッポロ合同会社は、本日付で「公開買付条件等の変更の公告」をEDINET上に公告をし、
さらに「訂正公開買付届出書」をEDINET上に提出しています。
明日2020年2月14日の日本経済新聞に「公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ」が掲載されるはずです。
サッポロ合同会社が実施している公開買付と株式会社チトセア投資が実施している公開買付は、
どちらも2020年2月28日(金曜日)に終了する予定となっています。
さて、公開買付価格が複数の買収希望者から次々と引き上げられる状況というのは、傍観者にとってはドラマチックであるわけですが、
資金を投じて株式を取得する立場にある者からすると、当然のことながら喜ばしいことでは決してありません。
どちらかと言うと、「この公開買付価格であるならば市場の投資家は公開買付に応募をするはずだ。」、
という予想を立てた上で公開買付者は公開買付を開始するわけです。
実務上の観点から言えば、公開買付価格を途中で引き上げることは公開買付者は想定していないとすら言えるわけです。
経営権を取得して株式の本源的価値を増加させることを目的に公開買付者は対象会社に対し公開買付を実施するわけですが、
対象会社の経営陣は従前から自社の株式の本源的価値を最大化しようと最善を尽くしているわけです(理論上はそうのはずです)。
公開買付後、会社の支配株主が変わった結果新しい事業を営み始めるということは対象会社で起こり得るわけですが、
それでも公開買付後対象会社の株式の本源的価値が公開買付前の何倍にもなるということは現実には考えづらいわけです。
株式の本源的価値は株式市場における株価の近傍にあると仮定をすると、ユニゾホールディングス株式会社株式の本源的価値は
「2000円超3000円未満」と言ったところだと思います(現在の株価は「公開買付価格の予想」を織り込んでいるだけでしょう)。
この点に関連する論点になるのですが、私は2019年12月28日(土)のコメントで、
「完全子会社化後、支配株主が対象会社の株式の本源的価値を増加させることは可能か否か?」 という表を作成しました。
2019年12月28日(土)のコメントでは表を作成するだけであり、その後は、2020年1月21日(火)のコメントで「4位から7位まで」
についてのみ表に即して説明を行ったわけですが、今日は「1位から3位まで」について順に説明をしたいと思います。
2020年1月21日(火)のコメントと併せて読んでいただきたいのですが、現実には甲乙付けがたいのですが、私としましては、
「一般の事業会社(対象会社株式をまだ一切所有していない)」が対象会社の株式の本源的価値を増加させる可能性が
最も高い人物だと考えました(現実には例外もある(対象会社のことを一定以上知っている方がやはり有利等)とは思いますが)。
そして、その次に「持分法適用上の親会社(既に対象会社株式の20%を所有)」が対象会社の株式の本源的価値を増加させる
可能性が高い人物だと考えました(現実には例外もある(株式取得の経緯にもよるわけです)とは思いますが)。
持分法適用上の親会社は、既に対象会社に働きかけを行っている分、逆に「伸びしろ」(新規事業開始の余地)が少ないと考えました。
まだ株式を一切所有していない事業会社が支配株主になった方が、それまで営んでこなかった新しい事業を開始できると考えました。
いずれにせよ事業会社(既存の親会社を除く)が対象会社の支配株主になることが新規事業の開始に最も有利だと考えました。
最後に、「対象会社の上場前の株主(対象会社株式を現在は一切所有していない)」を3位としたわけですが、その理由は、
対象会社の上場前の株主は従前から投資家ではなく現実には・実務上は経営者の立場から対象会社を長年見てきているからです。
対象会社の上場前の株主は、業務上の指示に従う従業員とは正反対に、会社内部で業務執行の意思決定に携わってきたからです。
対象会社の上場前の株主は、ある意味他の誰よりも対象会社の株式の本源的価値の最大化策を考え続けてきた人物なのです。