2020年6月12日(金)



「本日2020年6月12日(金)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. June 12th, 2020), 426 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年6月12日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計426冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計542日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 



2020年6月11日(木)日本経済新聞
■投資家とNPOが共闘 「環境アクティビスト」現る エネルギー・金融、対話急務
(記事)




2020年6月11日(木)日本経済新聞
環境配慮金融 EU6基準 「気候変動」など貢献要求 金融機関・企業に開示義務 マネー呼び込み狙う
(記事)


【コメント】
紹介している2本の記事を題材にして、会社が非営利の事業を営むことについて一言だけコメントを書きたいと思います。
紹介している1つ目の記事についてですが、記事の冒頭には次のように書かれています。

>投資家と環境問題などに詳しいNPOが急接近している。

環境問題などに関連して社会貢献を行うことを目的としているNPOは出資先企業が非営利の事業を営むことを支持するわけですが、
一般的な投資家は投資利益を追求するために投資を行っているわけですからNPOの提案内容に賛同することは通常はない、
と言っていいと思います(つまり、通常は、NPOと一般的な投資家とでは投資の目的そのものが異なっているわけです)。
ESG投資を行っているのは、通常はNPOであり、NPO以外では何か他に明確な理由がある(つまり、副次的効果が期待できる)
場合における企業や投資家だけである(副次的効果とは例えば社会的な評判(レピュテーション)です)と言っていいわけです。
篤志家を除けば、一般の投資家がESG投資を行う理由や動機はないわけです(つまり、NPOの提案には通常賛同しづらいのです)。
ESG投資というのは資本市場全体から見れば局所的な投資活動に過ぎない(NPOと投資家が接近することはない)と私は考えます。
一般的な投資家からは環境版アクティビストのことは新手の総会屋であるようにも見えるのではないかと私は思うくらいです。
「パリ協定」か何か知りませんが、一般的な投資家は環境版アクティビストのことを"parity"(同等)とは決して見なさないでしょう。
「ロビー活動費」の公開を求める株主提案まであるようですが、議案提案者は"robbery"(強奪)を働いているようなものです。
"see daylight"(「(物事が)公表される」、明るみに出る)という慣用表現がありますが、日中に開催される株主総会の場で
議案提案者は"daylight robbery"(法外な金を請求すること)を行おうとしているのではないかと私は疑いたくなります。
一般的な投資家は、リスクの大きさ(償還可能性)や事業の有望性(将来キャッシュフロー)を勘案して投資を行います。
気候変動や自然環境や地球資源に着目して投資を行ったりは決してしません。
「今は『環境』の時代です。私共の提案に賛同していただけませんか?」と環境アクティビストから支持を依頼されても、
投資利益を追求することを目的に投資を行っている一般的な投資家は首を縦に振ることはできないのです。


Take your hats off gentelmen, the "environment" has appeared again.

諸君、帽子を取りたまえ。「環境」がまた現れた。


Generally speaking, investors don't invest in stocks for a purpose of the environment-related activities.

一般的なことを言えば、投資家は環境関連活動を目的として株式に投資を行ったりはしません。