2020年5月16日(土)



「本日2020年5月16日(土)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. May 16th, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年5月16日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計515日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 



2020年5月12日(火)日本経済新聞
三菱UFJが「コロナ債」 600億円、中小融資に活用
(記事)





【コメント】
三菱UFJフィナンシャル・グループが国内で初めてこのたびの天変地異への対応を目的とした社債を発行する、とのことです。
医療体制の構築や企業の資金繰り支援を使い道とする社債であることのことですが、記事には次のように書かれています。

>調達資金は資金繰りに苦しむ中小企業への融資にあてる。
>ESG(環境・社会・企業統治)を重視する投資家の資金を呼び込むのが狙いだ。

記事には、医療機関や製薬会社への融資にも使途を広げる考えだ、と書かれていますが、
一言で言えば、三菱UFJフィナンシャル・グループは調達した資金を貸し出しに用いることを考えているわけです。
銀行による貸し出しのことを間接金融と呼ぶわけですが、そして一般には社債の発行を直接金融と呼ぶわけですが、
私はこの記事を読んで、「資金需要者が銀行を引受手として社債を発行する場合も間接金融の一類型と呼べるのかもしれない。」
とふと思いました(銀行が投資家(預金者、資金の供給者)から資金の供給を受けている場合はそのような見方になるでしょう)。
この記事を題材にして、今日は次のような図を描いてみましたので参考にして下さい↓。

「資金の供給者は本来的には自分で資金の需要者を見つけねばならず(そして、自分で資金供給のリスクを背負わねばならない)、
また、資金の需要者は本来的には自分で資金の供給者を見つけねばならない(既知の間柄以外であれば『公募』を行うしかない)。」

【金融機関が享受する利ざや(利率の差)の根拠】
@資金提供者と資金需要者のマッチング(情報面)
A社債発行者の倒産リスクの引き受け(リスク面)
B社債発行者による公募の手続きの代行(証券規制面)


A bank's subscribing to a corporate bond through a private placement is, all things considered,
similar to a normal lending to an issuer of the bond.

銀行が私募により社債を引き受けることは、結局のところ、社債発行者に対する通常の貸し出しと同じことなのです。

Please let me explain merits of an indirect finance.
First, from a standpoint of an investor, he can cut a risk of a debtor off by means of an indirect finance.
Second, from a standpoint of a debtor, he can omit a procedure of a "Public Offering" by means of an indirect finance.
Third, from a standpoint of both sides, a bank manages to match a needer of cash and a supplier of cash
instead of the both parties themselves.

第一に、投資家の立場からすると、間接金融を用いることで投資家は債務者のリスクを遮断することができます。
第二に、債務者の立場からすると、間接金融を用いることで債務者は「募集」の手続きを回避することができます。
第三に、双方の立場からすると、銀行は両当事者自身に代わり資金の需要者と資金の供給者をなんとかマッチさせることができます。