2020年5月15日(金)



「本日2020年5月15日(金)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. May 15th, 2020), 814 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年5月15日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計814冊でした。

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計514日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜2020年4月30日(木))
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その5(2020年5月1日(金)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202005/PastLinksWithASummaryOfEachComment5.html

 

ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 

 


2020年5月14日(木)日本経済新聞
4月の貸出残高、過去最高 3%増、大企業向け伸びる
(記事)




2020年4月19日(日)日本経済新聞
無利子融資 最速来月半ば 予算成立遅れ/自治体窓口パンク 企業支援の実行阻む 民間金融分
(記事)





【コメント】
紹介している銀行融資に関する記事2本を題材にして、昨今の融資状況と融資制度について一言だけ書きたいと思います。
2020年5月14日(木)付けの日本経済新聞の記事の見出しと棒グラフと第1段落を見て、
「4月に貸出残高が増加することはないのではないだろうか?」と思いました。
「貸出残高が増加するとしたらもっと後になってからのはずだ。」と思いましたので、関連する記事があったような気がするな
と思い、スキャンした記事を探して見つけ出しましたので、1ヵ月ほど前の記事を併せて紹介しているところです。
2020年4月19日(日)付けの日本経済新聞の記事には、天変地異への対応策として打ち出された融資制度について、

>企業への民間金融機関による実質無利子融資の実行は、最速でも5月半ば以降になりそうだ。

と書かれています(つまり、民間金融機関による新融資制度はほんの数日前に始動したばかりなのです)。
しかし、両方の記事を読みますと、各民間金融機関は、自行の判断のみに基づいて(3月28日に打ち出された新融資制度とは無関係に)、
手元資金を厚くしておきたい企業の「守り」のニーズを受け4月に通常の貸し出しを行った、という背景があるとのことです。
一言で言えば、民間の金融機関が新融資制度とは無関係に貸し出しを行ったのであれば、確かに貸出残高は増加することでしょう。
ただ、記事を読みまして改めて思いましたのは、大企業はもちろんのこと、中小企業・小規模事業者を含め、
政府系金融機関である日本政策金融公庫や商工組合中央金庫が各企業の普段の取引銀行(いわゆるメインバンク)となっている、
ということは実はほとんどないのではないだろうかと私は思いました(単に私が知らないだけかもしれませんが)。
融資を受けたい時、企業はまず最初に普段の取引銀行(いわゆるメインバンク)に融資の申し込みに行くわけです。
普段全く取引を行っていない日本政策金融公庫や商工組合中央金庫にいきなり融資の申し込みに行く企業はないわけです。
その意味では、新融資制度とは無関係に民間の金融機関が4月に貸し出しを行ったのだとすれば、貸出残高は増加すると思いました。
それから、「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、この4月に国債を購入した個人・企業が一定数いたと私は推測します。
なぜならば、民間の金融機関が貸し出しに回すためにこの4月に保有する国債を市場その他で売却したはずだからです。
普段から余剰資金を最大限有効活用していますから、民間の金融機関は保有する国債を売却しない限り貸し出しを行えないのです。

A lending with no interest and with no mortgage by private (nongovernmental) financial services has begun just in May.

民間の(政府系ではない)金融機関による無利子・無担保の貸し出しは、5月に始まったばかりです。

People say that a financial service lends an umbrella on a sunny day and takes away it on a rainy day.

金融機関は晴れた日に傘を貸し雨の日に傘を取り上げる、と言われています。