2020年3月19日(木)



「本日2020年3月19日(木)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」



Today (i.e. March 19th, 2020), 454 legal disclosure documents have been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年3月19日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計454冊でした。

 

 


2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計457日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

 


ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html


 

 



2020年3月19日(木)日本経済新聞
従業員側、価格引き上げ ユニゾTOB EBO目指し
(記事)




2020年3月19日(木)日本経済新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
株式会社チトセア
(記事)



R2.03.18
株式会社チトセア投資  
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)


 

関連する記事↓。


米フォートレス、ユニゾへのTOB不成立

米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループは19日、不動産会社ユニゾホールディングスへの
TOB(株式公開買い付け)が成立しなかったと発表した。2019年8月から20年3月18日まで期間を延ばしながら実施したが、
応募株数は52万973株で買い付け予定数の下限の2281万3500株に満たなかった。
ユニゾを巡っては従業員と米ファンドのローンスターが共同で設立したチトセア投資や、
米ファンドのブラックストーンが買収合戦を続けている。
ユニゾは当初フォートレスのTOBに賛同意見を表明していたが、後に反対意見に転じた。
(日本経済新聞 2020/3/19 19:30)
ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO57023290Z10C20A3TJ2000/

 

 



2020年3月18日
ユニゾホールディングス株式会社
株式会社チトセア投資による第2回買付条件等の変更後の当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(賛同)のお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200318_1.pdf

(ウェブサイトと同じPDFファイル)




2020年3月18日
ユニゾホールディングス株式会社
株式会社チトセア投資による第2回買付条件等の変更後の当社株券に対する公開買付けに関する意見表明(賛同)の概要
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200318_2.pdf

(ウェブサイトと同じPDFファイル)




2020年3月18日
ユニゾホールディングス株式会社
サッポロ合同会社による当社株券に対する公開買付けの結果に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200319.pdf

(ウェブサイトと同じPDFファイル)

 

 



R2.03.18 15:05
株式会社チトセア投資
訂正公開買付届出書 対象: ユニゾホールディングス株式会社  
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.03.18 15:16
ユニゾホールディングス株式会社
訂正意見表明報告書 対象: 株式会社チトセア投資
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.03.19 10:00
エリオット・インベストメント・マネージメント・エルピー
(Elliott Investment Management L.P.)
変更報告書 発行: ユニゾホールディングス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)




R2.03.19 16:05
サッポロ合同会社
公開買付報告書 対象: ユニゾホールディングス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 


【コメント】
ユニゾホールディングス株式会社に対する公開買付に大きな動きが2つあったようです。
1つ目は、ユニゾホールディングス株式会社の被雇用者が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」
に関してなのですが、公開買付者である株式会社チトセア投資が公開買付価格を従来より300円上乗せし6,000円に引き上げました。
この公開買付価格の引き上げは、米ファンドのブラックストーンが6,000円での買収提案をユニゾホールディングス株式会社に
行っていることを勘案してのことであるようです。
そして、株式会社チトセア投資は公開買付価格の引き上げと同時に公開買付期間も延長することにしました。
「R2.03.18 15:05」に株式会社チトセア投資が提出した「訂正公開買付届出書 対象: ユニゾホールディングス株式会社」
の記載は次のようになっています↓。

4 【買付け等の期間、買付け等の価格及び買付予定数の株券等の数】
(16/29ページ)

"Also you, Chitosea Investment?"(チトセア投資、お前もか)というべきか、"Finally..."(ついにか・・・)というべきか、
公開買付期間を延長した結果、株式会社チトセア投資が実施している公開買付の公開買付期間は「64営業日」となりました。
公開買付期間が60営業日を超えることの問題点については今までに何回も書いたわけですが、
公開買付をより実務面から実施している(応募の受付や決済等)のは公開買付者ではなく公開買付代理人であるわけですから、
ここまできますともはや「投資家の利益を害しているのは公開買付代理人である。」と言わねばならないと私は考えます。
それから、2つ目になりますが、サッポロ合同会社が実施していたユニゾホールディングス株式会社に対する公開買付が
昨日2020年3月18日(水)に終了し、本日2020年3月19日(木)に公開買付報告書が提出されました。
「R2.03.19 16:05」にサッポロ合同会社が提出した「公開買付報告書 対象: ユニゾホールディングス株式会社」には、
公開買付期間について次のように記載されています↓。

【公開買付期間】
(3/4ページ)

公開買付期間である「140営業日」という数値は、おそらく未来永劫目にすることはないのでしょう。
たとえサッポロ合同会社が実施していたこのたびの公開買付への応募株式数が買付予定数の下限に達していたとしても、
公開買付の手続きに明らかに瑕疵があることから、公開買付は成立していない、という考え方をせねばならないと私は考えます。
公開買付の成否は、(開始日から60営業日以内の)「公開買付の終了日時点」の応募株式数で判定せねばならないからです。
開始日から60営業日を超えた日における応募株式数の集計にはそもそも意味がない(無効な日における集計をしている)のです。

I shall never forget a name of Unizo Holdings, Sapporo Limited Liability Company and Chitosea Investment
as long as I have an interest in the business sphere.
And also a name of those tender offerers' respective tender offer agents.

ビジネスの分野に関心を持っている限り、
私はユニゾホールディングスとサッポロ合同会社とチトセア投資の名を決して忘れることはないでしょう。
そしてそのうえ、それら公開買付者それぞれの公開買付代理人の名もです。

I want to express this defect in a tender offer procedure with a word "defective collective approvals."

私は公開買付手続きにおけるこの瑕疵を「瑕疵のある集まった賛同」という言葉で表現したいと思います。