2020年2月1日(土)



「本日2020年2月1日(土)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」




Today (i.e. February 1st, 2020), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2020年2月1日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 


2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計410日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜2019年12月31日(火))
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その4(2020年1月1日(水)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/PastLinksWithASummaryOfEachComment4.html

 


ユニゾホールディングス株式会社が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」に関連するコメント
http://citizen2.nobody.jp/html/202001/CommentsWithRelationToAn'EmployeeBuyout'.html

 

 


2020年1月29日(月)日本経済新聞
ユニゾに再び買収提案 米ファンド TOB価格引き上げ
(記事)




2020年1月30日(木)日本経済新聞
米フォートレス ユニゾTOB 価格引き上げ
(記事)




2020年1月31日(金)日本経済新聞 公告
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
サッポロ合同会社
公開買付条件等の変更の公告についてのお知らせ
株式会社チトセア投資
(記事)

 

 



2020年1月28日
ユニゾホールディングス株式会社
ブラックストーンによる当社買収提案に係るお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200128.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年1月29日
ユニゾホールディングス株式会社
サッポロ合同会社による当社株券に対する公開買付けの買付条件等の変更に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200129.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年1月30日
ユニゾホールディングス株式会社
ブラックストーンによる当社買収提案に係る対応方針のお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200130_1.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年1月30日
ユニゾホールディングス株式会社
サッポロ合同会社による当社株券に対する公開買付けに関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200130_2.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2020年1月30日
ユニゾホールディングス株式会社
株式会社チトセア投資による当社株券に対する公開買付けの買付条件等の変更に関するお知らせ
ttps://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20200130_3.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)

 





2020年1月28日 15時15分
ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社
ブラックストーンによるユニゾホールディングス株式会社(証券コード:3258)に対する検討状況について
−1株当たり5,600円での公開買付けを同社の同意を条件として開始する意向に関するお知らせ−
ttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000049930.html


プレスリリースファイル
ttps://prtimes.jp/a/?c=49930&r=12&f=d49930-12-pdf-0.pdf

(ウェブサイト上と同じファイル)


参考資料ファイル
ttps://prtimes.jp/a/?c=49930&r=12&f=d49930-12-pdf-1.pdf

(ウェブサイト上と同じファイル)

 

 



R2.01.29
サッポロ合同会社
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)



R2.01.29 16:04
サッポロ合同会社
訂正公開買付届出書 対象: ユニゾホールディングス株式会社
(EDINET上と同じPDFファイル)

 


R2.01.30
株式会社チトセア投資  
公開買付条件等の変更の公告
(EDINET上と同じhtmlファイル)


R2.01.30 16:30
株式会社チトセア投資
訂正公開買付届出書 対象: ユニゾホールディングス株式会社  
(EDINET上と同じPDFファイル)

 

 

 



【コメント】
ユニゾホールディングス株式会社株式に対しては、現在計2者が公開買付を実施しているわけですが、
市場内における株価が上昇し続けているからなのか、このたび2者とも公開買付価格を引き上げました。
さらに、従来からユニゾホールディングス株式会社に対し合意を得た上で公開買付を行い完全子会社化したい旨提案している
ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社も、買収提案価格(将来実施する際の公開買付価格)を引き上げました。
各3者が申し出ている公開買付価格をまとめますと、次のようになります。

○サッポロ合同会社→5,200円
○株式会社チトセア投資→5,100円
○ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社→5,600円

これまでは株式会社チトセア投資が申し出ている公開買付価格が最も高かったわけですが、
このたびサッポロ合同会社がさらに高い公開買付価格を申し出た上に、
ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社がその価格をも上回る公開買付価格を申し出た、という状況であるわけです。
こうなりますと、ユニゾホールディングス株式会社が行う「エンプロイー・バイアウト("Employee Buyout")」が
成功する可能性は低くなったように私としては思います。
ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社が本当に5,600円で公開買付を実施するかどうかはまだ不透明なところが
ありますので、現在の条件を所与のこととしますと、一般の投資家としては、サッポロ合同会社が実施している公開買付の
終了日までにブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社が公開買付を開始しないならば、
サッポロ合同会社が実施している公開買付に応募をする、という投資判断を行うことになると思います。
公開買付成立後の対象会社の経営体制や事業運営については、公開買付成立後は投資家には全く関係がなくなるからです。
他の言い方をすれば、公開買付成立後は対象会社の業績や株式の本源的価値は投資家の利益を一切左右しないからです。
一般の投資家は、「公開買付価格のみでどの公開買付に応募をするかを決定する。」という投資判断を行うことでしょう。
ただ、だからこそ、ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社の申し出の行方(開始可能性)が投資家としては気になるわけです。
ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社が2020年1月28日に発表したプレスリリース
「ブラックストーンによるユニゾホールディングス株式会社(証券コード:3258)に対する検討状況について」には、
対象者と合意の上で公開買付を実施する(対象者の合意が公開買付の開始の条件とする)旨、何回も強調して記載されています。
公開買付に際し、ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社は「対象者との合意」を最重要視していることが分かります。
ただ、実は、この点については、「R2.01.29 16:04」にサッポロ合同会社が提出をした訂正公開買付届出書の中に、
ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社のことを指しているのかどうかは分かりませんが、
関連する事柄としてある興味深いことが書かれています。

「チェンジオブコントロール条項」
(6/23ページ)

契約の一方の当事者の支配権の変更や経営体制の重要な変更が契約の解除事由に該当する、と書かれています。
ここで、「サッポロ合同会社もしくは株式会社チトセア投資が実施している公開買付が成立することは十分にあり得るのでは?」
と私は思いました(つまり、どちらの公開買付が成立した後は、対象者に支配権の変更や経営体制の重要な変更が生じるわけです)。
すなわち、たとえ現時点でユニゾホールディングス株式会社がブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社と
公開買付の諸条件全てに合意をしたとしても、上記どちらかの公開買付が成立した後は、合意の前提が変動してしまうわけです。
上記どちらかの公開買付が成立した後、ブラックストーン・グループ・ジャパン株式会社は、ユニゾホールディングス株式会社
株式を(5,600円/株で)相対取引で取得する計画なのでしょうか、それとも、対象会社の完全子会社化は諦める計画なのでしょうか。
会社の取締役の過半数が変わるとは、条件の合意者(会社の意思決定者、契約締結者)そのものが変わることを意味するのです。