2019年12月22日(日)



「本日2019年12月22日(日)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」




Today (i.e. December 22nd, 2019), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2019年12月22日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計369日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

 

 

 


2019年11月16日(土)日本経済新聞
ぺんてるを敵対的買収 コクヨ、議決権50%超狙う 提携協議、膠着打開めざす
(記事)




2019年11月21日(木)日本経済新聞
ぺんてる争奪戦 プラス▼友好的な出資案 コクヨ▲買い付け額上げ
(記事)




2019年11月22日(金)日本経済新聞
プラス、ぺんてるへの出資表明
(記事)




2019年11月23日(土)日本経済新聞
ぺんてる和田社長 「コクヨと信頼まだない」 違和感示す
コクヨ、海外強化狙う ぺんてるの広い販路 魅力
(記事)




2019年11月26日(火)日本経済新聞
コクヨ社長 「ぺんてるの経営陣刷新」 株過半取得なら 融和へ内部登用も
(記事)




2019年11月30日(土)日本経済新聞
ぺんてる争奪 OB株主焦点 コクヨ、買い付け額再び上げ 経営陣はプラスに賛同
(記事)



 


2019年12月7日(土)日本経済新聞
コクヨとプラス 迫る買い付け期限 ぺんてる株争奪 正念場
(記事)




2019年12月10日(火)日本経済新聞
ぺんてる株争奪戦、きょう期限
(記事)




2019年12月11日(水)日本経済新聞
プラス、ぺんてる株買い付け終了
(記事)




2019年12月12日(木)日本経済新聞
ぺんてる株争奪 期限後も買い増し コクヨとプラス
(記事)




2019年12月13日(金)日本経済新聞
コクヨ、過半届かず ぺんてる株45.6%、取得継続
(記事)




2019年12月14日(土)日本経済新聞
ぺんてる 混乱長期化も コクヨとの協力協議中止 コクヨ 株取得50%未満 プラス 約30%
(記事)

 

 

 



2019年5月13日
ぺんてる株式会社
コクヨ株式会社による、投資事業有限責任組合への出資について
ttps://www.pentel.co.jp/info/10420/

(キャプチャー画像)




2019年9月24日
ぺんてる株式会社
PI投資事業有限責任組合保有当社株式のコクヨ株式会社への譲渡承認について
ttps://www.pentel.co.jp/info/10956/

(キャプチャー画像)




2019年11月15日
ぺんてる株式会社
コクヨ株式会社による、「ぺんてる株式会社の株式の買付け方針に関するお知らせ」等に関する当社見解
ttps://www.pentel.co.jp/info/11167/

(キャプチャー画像)





2019年11月20日
ぺんてる株式会社
株主の皆様へ(11月20日)コクヨ株式会社の保有株式数について
ttps://www.pentel.co.jp/info/11230/

(キャプチャー画像)

 

 



2019年11月25日
ぺんてる株式会社
コクヨ社による当社従業員向けのリリースについて(11月25日)
ttps://www.pentel.co.jp/info/11234/

(キャプチャー画像)



2019年12月1日
ぺんてる株式会社
株主の皆様へ(12月1日)Q&A皆様の利益を守るために
ttps://www.pentel.co.jp/info/11273/

(キャプチャー画像)




2019年12月1日
ぺんてる株式会社
株主の皆様へ(12月1日)私たちは執行役員として当社の子会社化に強く反対いたします
ttps://www.pentel.co.jp/info/11275/

(キャプチャー画像)




2019年12月13日
ぺんてる株式会社
プラス株式会社
ジャパンステーショナリーコンソーシアム合同会社
ぺんてる株式会社の株式の買受けの結果に関するお知らせ
ttps://www.pentel.co.jp/info/11313/
ttps://www.plus.co.jp/news/201912/0003828.html

(キャプチャー画像(ぺんてる株式会社))

(キャプチャー画像(プラス株式会社))


 


2019年5月10日
コクヨ株式会社
投資事業有限責任組合への出資に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7984/tdnet/1702507/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2019年9月24日
コクヨ株式会社
ぺんてる株式会社普通株式のPI投資事業有限責任組合から当社への譲渡に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7984/tdnet/1752760/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2019年11月15日
コクヨ株式会社
持分法適用関連会社の異動(連結子会社化)に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7984/tdnet/1772324/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2019年11月15日
コクヨ株式会社
ぺんてる株式会社の株式の買付け方針に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7984/tdnet/1772326/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



 


2019年11月20日
コクヨ株式会社
(変更)ぺんてる株式会社の株式の買付け条件変更のお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7984/tdnet/1773066/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2019年11月29日
コクヨ株式会社
(再変更)ぺんてる株式会社の株式の買付け条件変更のお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7984/tdnet/1774862/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2019年11月29日
コクヨ株式会社
(訂正)(再変更)ぺんてる株式会社の株式の買付け条件変更のお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7984/tdnet/1774877/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)




2019年12月12日
コクヨ株式会社
ぺんてる株式会社の株式買付けの状況に関するお知らせ
ttps://ssl4.eir-parts.net/doc/7984/tdnet/1777345/00.pdf

(ウェブサイト上と同じPDFファイル)



 


2019年11月22日
コクヨ株式会社
ぺんてる株式会社の従業員の皆様へ
ttps://www.kokuyo.co.jp/irinfo/cat243/20191122.html

(PDF出力・印刷したファイル)




2019年11月26日
コクヨ株式会社
ぺんてる株主様からのお問合せに対する当社の対応について(11月26日)
ttps://www.kokuyo.co.jp/irinfo/cat243/20191119.html

(PDF出力・印刷したファイル)




2019年11月29日
コクヨ株式会社
ぺんてる株式会社の株主の皆様へのお知らせ(11月29日)
ttps://www.kokuyo.co.jp/irinfo/cat243/20191116.html

(PDF出力・印刷したファイル)




2019年12月11日
コクヨ株式会社
ぺんてる株式会社の株主の皆様へのお知らせ(12月10日)
ttps://www.kokuyo.co.jp/irinfo/cat243/20191210.html

(PDF出力・印刷したファイル)


 

 



【コメント】
ぺんてる株式会社は非上場企業であるわけですが、コクヨ株式会社はぺんてる株式会社を子会社化したいと考えており、
ぺんてる株式会社の株主に対しぺんてる株式会社株式を自社に譲渡してくれるよう依頼を行っているとのことです。
ぺんてる株式会社の経営陣はコクヨ株式会社による株式取得に反対しているわけですが、
プラス株式会社がぺんてる株式会社の大株主になることを申し出ているとのことです。
ぺんてる株式会社の経営陣としては、プラス株式会社がぺんてる株式会社の大株主になることに賛同しているとのことです。
各種の発表と報道を読みますと、2019年12月13日(金)時点で、コクヨ株式会社はぺんてる株式会社株式の45.66%を所有しており、
プラス株式会社はぺんてる株式会社株式の約30%を所有している状態であるとのことですが、
両社ともぺんてる株式会社株式の買い増しは続けていく方針であるとのことで、
現在もぺんてる株式会社株式の争奪戦は続いている状態にあるようです。
ぺんてる株式会社は非上場企業であることが大きな理由なのでしょうが、インターネットで検索をする限り、
このたびの株式争奪戦については上場企業における事例に比べると、報道や解説記事が少ないように思います。
非上場会社の買収合戦は史上初ではないだろうか、と指摘しているインターネット上の解説記事もあり、
非上場会社に関しては株式争奪戦が現実には極めて起こりにくいというのが実態だと思います。
そもそも非上場会社への出資者というのは、所有株式を売却することを前提としていません。
所有株式を売却することを前提に非上場企業に出資をするという人はいないわけです。
委任関係や取引関係や人間関係その他があって人は非上場企業へ出資をするわけです。
一般的なことを言えば、非上場企業株式というのは株主にとって売却することを全く想定しない所有物です。
ぺんてる株式会社株主にとっては、所有株式をコクヨ株式会社に売却することよりも重要なことが実務上の事柄としてある、
という見方になるのではないかと思います。
ただ、ぺんてる株式会社の一部の既存株主は、所有株式をコクヨ株式会社に売却した模様です。
その辺りの経緯や背景については私には分かりませんが。
そもそもの話、ぺんてる株式会社の株主(その人数や所有割合等)については不明な点が多いように思います。
2019年11月30日(土)付けの日本経済新聞の記事を見ますと、
ぺんてる株式会社の株主は、@従業員・役員持株会、A取引先、B会社退職者、Cグループ会社、D創業家一族等、となっています。
そして、@従業員・役員持株会だけで13.5%を所有しているとのことです。
また、D創業家一族の所有分も合計約13%であるとのことです。
そして、ぺんてる株式会社の株主の人数は約340名であるとのことです。
非上場企業にしては株主数が極めて多いなと思いました。
それにしましても、コクヨ株式会社にとって最も大きな障害はぺんてる株式会社株式にはそもそも譲渡制限が付いている、
ということだと思います(ぺんてる株式会社株式は譲渡制限株式であり、株式の譲渡について会社の承認が必要なのです)。
株式に譲渡制限が付いている時点で、会社の承認が得られない限り、何人にも会社の株式を取得することはできないわけです。
その意味では、ぺんてる株式会社株式の争奪戦など現実には起きようがない、という言い方もできるわけです。
ただ、コクヨ株式会社は、ぺんてる株式会社株式に譲渡制限が付いているのを承知した上で株式の買い集めを進めています。
「ぺんてる株式会社から株式譲渡の承認を得るのは後からでよい。」(既存株主から株式売却の確約を得るほうが先だ)、
という考えを持ってコクヨ株式会社は株式の買い集めを進めているわけです。
会社法上は・法理的には、株式の譲渡とは「株主名簿の書き換え」を意味する
(そして、株式に譲渡制限が付いている場合は、その「株主名簿の書き換え」に会社の承認を必要とする)わけですが、
「実質株主」や金融商品取引法上の共同保有に概念的には少し近いかもしれませんが、既存株主に株式売買契約書を提出してもらい
株式の売却代金を支払うことにより、株主名簿の書き換えはなされないまま、ぺんてる株式会社の既存株主には株主総会では
コクヨ株式会社の意向に沿った議決権行使をしてもらう、ということをコクヨ株式会社は考えているのだと思います。
「ぺんてる取締役会の譲渡承認がなくとも、自社の意向に沿う既存株主による議決権行使(自社提案の議案への賛成票)は可能だ。」、
コクヨ株式会社はそういう敵対的買収(株式取得戦略)を進めていこうとしているのだと私は思います。






Kokuyo Co.,Ltd. may be inclined to say,
"It is true that our company's name is not entered up in a shareholder register of Pentel Co., Ltd.,
but, in practice, we are able to ignore the shareholder register on account of a private contract with existing shareholders."

コクヨ株式会社はこう言いたいのかもしれません。
「確かに弊社の名前はコクヨ株式会社の株主名簿に記載されていませんが、
既存株主様との私的な契約に基づき実務上は弊社は株主名簿を無視できるのです。」
と。

 

And, it may also be inclined to say,
"Money can't buy you love, but money can buy you a voting right."

そして、コクヨ株式会社はこう言いたいのかもしれません。
「お金で愛は買えませんが、お金で議決権を買うことはできるのです。」
と。

 

The proverb says, "He that would the daughter win, must with the mother first begin."
And, figuratively speaking, "He that would the shareholder register win, must with the shareholders first begin."

「将を射んと欲せば先ず馬を射よ。」という諺がありますが、
例えて言うならば、「株主名簿を射んと欲せば先ず株主を射よ。」です。

 

A private contract of some sort can separate a person who can exercise a voting right from a shareholder register.
A "live ammunition" (including an "advance paid" to a selling shareholder) is stronger than a shareholder register.

ある種の私的な契約により、議決権を行使できる人物を株主名簿から分離させることができるのです。
「実弾」(売却しようとしている株主への「前渡金」を含む)は株主名簿よりも強いのです。


 

A "Share with a Restriction on a Transfer" on the Companies Act can prohibit a share from being transferred,
but it can't prohibit a shareholder from sparing his right to exercise a voting right.

会社法上の「譲渡制限株式」は株式が譲渡されることを不可能にすることができるのですが、
議決権を行使する権利を株主が譲ることは禁止できないのです。