2019年9月23日(月)



「本日2019年9月23日(月)にEDINETに提出された全ての法定開示書類」


Today (i.e. September 23rd, 2019), 0 legal disclosure document has been submitted to EDINET in total.

本日(すなわち、2019年9月23日)、EDINETに提出された法定開示書類は合計0冊でした。

 

 

 

2018年12月18日(火)のコメントで、ソフトバンク株式会社の上場に関する記事を計26本紹介し、
「有価証券の上場には4つのパターンがある。」という資料を作成し、以降、集中的に証券制度について考察を行っているのだが、
2018年12月18日(火)から昨日までの各コメントの要約付きのリンクをまとめたページ(昨日現在、合計279日間のコメント)。↓

各コメントの要約付きの過去のリンク(2018年12月18日(火)〜2019年4月30日(火))
http://citizen.nobody.jp/html/201902/PastLinksWithASummaryOfEachComment.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その2(2019年5月1日(水)〜2019年8月31日(土))
http://citizen2.nobody.jp/html/201905/PastLinksWithASummaryOfEachComment2.html

各コメントの要約付きの過去のリンク その3(2019年9月1日(日)〜)
http://citizen2.nobody.jp/html/201909/PastLinksWithASummaryOfEachComment3.html

 

 


2019年7月21日(日)日本経済新聞
ATM 世界で減少 キャッシュレス決済、急速に普及 銀行の経営モデル 転機
(記事)


 

三菱UFJ銀・三井住友銀、22日からATM相互利用

三菱UFJ銀行と三井住友銀行は22日から、店舗の外にあるATMの相互利用を始める。
両行の顧客はそれぞれのATMをいつも使っているATMと同じ手数料で使える。例えば平日の午前8時45分〜午後6時の間、
三井住友の顧客が三菱UFJのATMで現金を引き出すと108円の手数料がかかっていたが、22日以後は無料にする。
こうした形でATMを相互利用するのはメガ銀行どうしでは初めて。両行は設置エリアが重複するATMの削減も進める。
計600〜700カ所を廃止し、それぞれ維持管理などのコストを年数十億円減らす計画だ。
低金利などを背景に銀行の経営環境が厳しいなか、顧客の利便性を維持しながらどれだけ経費削減を進められるかが勝負だ。
ATMの相互利用では、他の大手銀行も巻き込んで連携が広がるかが焦点になる。
(日本経済新聞 2019/9/21 18:18)
ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO50094710R20C19A9EA3000/

三菱UFJ銀行と三井住友銀行とのATM相互利用開始について記した張り紙(18日、東京都千代田区)


 

 

The joint services of each other's ATMs between MUFG Bank and Sumitomo Mitsui Banking Corporation
are partially asymmetric, actually.

三菱UFJ銀行と三井住友銀行との間のATMの共同利用は、実は、一部非対称なところがあるのです。

 

 



銀行ATM、月30万円の維持費が重荷 共通化の時代へ

 三菱UFJ銀行と三井住友銀行が22日から、駅前や商業施設など約2800拠点のATMを共通化する。
預金者は相手行のATMでも、自行と同じ手数料で使える。現金を使わないキャッシュレスが広がり、
自前のATM網充実を競ったメガバンク同士も共同利用で効率化する時代を迎えた。
 対象は三菱UFJ約1600拠点・三井住友約1200拠点の店舗外ATM。22日午前4時から始める。
これまで相手行のATMを使う際、平日の日中は手数料108円がかかったが、互いに無料になる。
休日は手数料体系の違いから、両行で料金が異なる。
 例えば、三菱UFJの預金者が休日に三井住友の店舗外ATMを使う場合、これまで必要だった216円の手数料が無料になる。
一方で、逆のケースだと、手数料はこれまでの216円から108円になる。
 「スイカ」「イコカ」など電子マネーの広がりもあり、ATMの利用件数は「10年間で2割減った」(三井住友の担当者)。
両行は共同利用で、近接する600〜700ほどを今後廃止・集約する計画だ。
店舗外だけでなく、支店など店舗内での共通化も考える。年数十億円の経費削減を見込んでいる。
 銀行関係者らによると、ATMの購入費は1台数百万円。賃料や警備費や障害対応費などと合わせ、
維持費も月30万円ほどかかる。現金輸送など人件費を含めた費用は業界全体で年2兆円にのぼるという。
顧客からの手数料ではカバーできないのが実情だ。
 これまではATMの「赤字分」を、預金を貸し出して得る金利収入などで補ってきた。長引く超低金利で金利収入が減り、
維持費は重荷。銀行業界は10年間で約6千台減らした。削減だけでは利便性が落ちるため、共通化に取り組んでいる。
地方銀行は数年前から近隣行同士で進めており、信用金庫も全国257の信金の預金者がATMを相互に使える。
 三菱UFJと三井住友は今後、さらなる共通化を進める可能性がある。三井住友の泉純・チャネル戦略部長は
「両行でやれば(共通化の)モデルができる。ゆくゆくは他行にも参加頂きたいし、機械の保守などの運営も一緒にしたい」
と話す。三菱UFJの幹部も「悩みはみんな同じ。オールジャパンでやりたい」。
(朝日新聞 2019年9月21日21時28分)
ttps://www.asahi.com/articles/ASM9N5RGVM9NULFA02W.html

ATM共通化を知らせるステッカーを貼る担当者=東京都千代田区

 

 

 



【コメント】
昨日2019年9月22日(日)より、三菱UFJ銀行と三井住友銀行がATM相互利用を開始しました。
以前も書きましたが、私は1997年から「ATMを全金融機関で共通化すべきだ。」と主張してきたわけですが、
このたび2大メガバンク同士がATMの相互利用を始めたということで、両行の預金者にとっては利便性が高まりました。
ただ、両行が発表しているプレスリリースを見て、非常に驚いたことがあります↓。


三菱UFJ銀行との店舗外ATM共同利用開始について(三井住友銀行)
ttps://www.smbc.co.jp/information/atm_20190906.html

>2019年9月22日より、三菱UFJ銀行と店舗外ATMの共同利用を開始します。


三菱UFJ銀行のATM:三井住友銀行のキャッシュカードをご利用のお客さま(三菱UFJ銀行)
ttps://www.bk.mufg.jp/tsukau/atm_con/atm/smbc_btm.html

>※本支店内ATMには、以下のステッカーを掲出しております。店舗外ATMとご利用手数料が異なりますのでご留意ください。

「三菱UFJ銀行の本支店内ATMに掲出されているステッカー」



なんと、共同利用がなされるのは「店舗外ATM」だけとのことです。
もちろん、「店舗外ATM」の方が「店舗内ATM」よりも圧倒的に数が多いので、それでは利便性の向上が大きく損なわれてしまう
というほどのことはありませんが、「店舗内ATM」も含め全ATMを共同利用できるようにするべきなのではないかと私は思います。
ただ、話が複雑になりますが、少なくとも私が両社のウェブサイト(プレスリリースや利用方法等)を検索する限り、
「店舗内ATM」が共同利用の対象ではないのは三菱UFJ銀行の店舗内のATMだけであり、
三井住友銀行の店舗内のATMは共同利用の対象となっているようです(正確なところは、ご利用の本支店にお問い合わせ下さい)。
私のこの理解が正しいならば、このたびのATMの共同利用は、三菱UFJ銀行の預金者にとってメリットが大きい、ということになります。


ATMs installed at a headquarters and branches of MUFG Bank are not available
as the joint services with Sumitomo Mitsui Banking Corporation.
On the contrary, as far as I know (as far as I have searched the Internet for the related information today),
from a standpoint of a depositor using a cash card of MUFG Bank, all of the ATMs of Sumitomo Mitsui Banking Corporation
including the ones installed at a headquarters and branches of Sumitomo Mitsui Banking Corporation
are available as the joint services with MUFG Bank.

三菱UFJ銀行の本支店に設置されているATMは、三井住友銀行との共同利用対象外です。
逆に、私が知る限り(今日私が関連する情報をインターネットで検索した限り)、
三菱UFJ銀行のキャッシュカードを利用している預金者の立場からすると、
三井住友銀行の本支店に設置されているATMを含め三井住友銀行の全てのATMは、
三菱UFJ銀行との共同利用として利用することができます。